じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

独裁者

2015-12-23 23:02:49 | 

天皇誕生日のお休みは、朝、ランニングも兼ねたウオーキングをした以外は家でまったりと過ごしてました。

昼に、以前に録画した、映像の世紀、でヒトラーに関することを視ていたのですが思わず目を背けてしまうようなえげつない映像でしたね。ユダヤ人に対するあのような仕打ち、絶対にあってはならないことです。

映像のえげつなさばかりに意識がいってしまいがちですが、どうしてあのような独裁者が生まれたか、何故ユダヤ人にあそこまでの仕打ちをしたのか、ヒトラーが台頭する前のドイツの政治は多くの政党が乱立していてどこも決め手に欠けていたが、第一次世界大戦に敗れ国全体が疲弊し、そこへ世界恐慌が追い打ちをかけて、もうどうにもならないことになったドイツを立て直すには強力なリーダーシップをもった政治家がどうしても必要だった。いわば独裁者ヒトラーは当時のドイツ事情から考えると生まれるべくして生まれた。ドイツの誰かがヒトラーにならないと、当時のドイツを立て直すことはできなかった。当時はユダヤ人の存在がその国の現地の人の職を結果的に奪うことになっていたという現象がアメリカでも起きており、そうしたことから国の失業率を下げることが、あのような政策にいたるきっかけとなった。どんな常軌を逸した政策、行為にも理由がある。いや、そういう政策、行為だからこそ、そこに至った経緯には理由がある。そこらの説明がなされていたという点で非常に興味深く録画を視ていました。くどいようですが、特にユダヤ人に対するあのような行為、絶対にあってはならないことです!

さて、そんなヒトラーが、私がいなくなっても100年後にはヒトラーが再び現れるといった類のことを言ったとかですが、これは現代社会においても気になる発言だと感じました。

今の日本は政権が与党やら野党やらに行ったり来たりで決して独裁者が政治を牛耳るようなことはありません。細かな問題はあれど総じて見れば平和に暮らせてますので独裁者な政治家など全く必要ありません。

今の日本の政治家は時折良さげなリーダーは登場するものの、総じて見れば政治家の力が大きいとは、日本で暮らしてて感じることはありません。もし日本がヒトラーが台頭する前のドイツのような状態に国が陥ったら、そうした危険な独裁者が誕生してしまう可能性は秘めているのではないかという危惧は、常にある状態なのかも知れませんね。今の日本の事情を考えると、地震、津波といった自然災害がきっかけでそうした事態に陥る恐怖が常に隣あわせであるのではないかと考えられると、個人的には思います。

 

ヒトラーが予言した100年後は2030年頃。約15年後。

 

それまで、いやいや、それからも末長く平和な日本でありますように。