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前田健3安打完封

2011年08月02日 21時01分30秒 | 試合結果
広島 100 001 000 2
横浜 000 000 000 0
勝利投手:前田健6勝7敗
敗戦投手:高崎4勝8敗

 ようやく廣瀬が1軍復帰しました。また、新外国人のバーデンも1軍昇格し、野手陣の役者が揃ってきました。廣瀬は3番右翼で、バーデンは7番三塁で先発出場しました。
 初回に東出が2塁打と盗塁で無死3塁とすると、1死後に廣瀬が左前に運んで復帰後初安打が先制打となりました。
 3回にも東出の安打と木村の四球により、無死1,2塁のチャンスで廣瀬にまわりましたが、三ゴロ併殺となり、この回は追加点を挙げることができませんでした。
 
 先発の前田健は球のキレが良く、直球の球威もあり、横浜打線を圧倒しました。2回に安打と四球で2死1,2塁とされるも、新沼を簡単に中飛に打ち取り無失点に抑えると、その後は全く危なげない投球で、横浜打線に凡打の山を築かせました。

 打線は初回以降、高崎から追加点が奪えませんでしたが、6回に廣瀬と栗原の連打と犠打で1死2,3塁として、赤松の犠飛で1点を追加しました。
 9回には丸の2塁打と盗塁、バーデンの四球で1死1,3塁と攻めたてましたが、石原が遊ゴロ併殺打に打ち取られて、横浜にダメ押しをすることができませんでした。

 前田健は8回まで横浜打線を散発2安打無失点に抑え、球数も108球であったことから、9回もマウンドに上がりました。先頭の下園の当たりを東出が後逸して出塁されると、石川にも安打を打たれて無死1,2塁で主軸を迎えるというこの試合最大のピンチを迎えましたが、金城を遊飛、村田を一邪飛に打ち取り、最後はスレッジを三振に抑えて、今季初の完封勝利を挙げました。

 これで3連勝となり、3位中日が敗れたため、ついにカープが3位に浮上しました。


 今日は投打にわたって明るい材料ばかりでした。先ずは廣瀬が復帰し、バーデンが出場したことでしょう。3番廣瀬、5番丸、7番バーデンの新打線は初回に機能しました。無死3塁から廣瀬が適時打を放ち、先制点を挙げたことで、チームの雰囲気が一層良くなったと思います。
 廣瀬が復帰後直ぐに結果を残したことで、他の選手たちは廣瀬の復帰戦を白星で飾りたいと思ったことでしょう。
 また、バーデンにも初安打が出ました。2回の第1打席でいきなり中前に運び、アベレージヒッターの片りんを見せてくれました。また、第2、第4打席では四球を選び、選球眼の良さも感じられました。まだ日本の投手に慣れない中での出場となりますが、今日の様子であれば、直ぐに慣れて結果を出してくれると思います。
 
 前田健が今季初の完封で完全復活しました。直球、変化球とも素晴らしく今季1番の出来だったのではないでしょうか。
 投球のテンポも良く、昨季の前田健が戻ってきたかのように感じました。最後まで前田健のペースで投球ができて、横浜に付け入る隙を与えませんでした。これぞエースの投球といったところでしょうか。
 これまで調子の波が大きく安定感がありませんでしたが、この完封をきっかけに安定すると思います。これから連戦が続き、中継ぎ投手に負担の掛かる時期ですから、前田健が少しでも長い回をながてくれると助かります。

 廣瀬とバーデンの期待の戦力が揃って、前田健が復活したことで、これからの終盤に向けた戦いが楽しみになってきましたね。
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