1軍は今季初実戦の紅白戦を特別ルーの5イニング制で実施し、紅組は中村祐、白組は床田がそれぞれ先発しました。白組は主力中心のメンバーでスタメンを組み、今季のベースとなる打順が分かりました。今後の実戦で適性を見ながら打順の入れ替えや選手の組み替えを行うことになりますが、首脳陣は鈴木誠を3番に起用して、4番はクロンを起用したいという考えが分かります。この打順の成否の鍵は間違いなくクロンになります。
そのクロンは、初回に中村祐と対戦して1死1,2塁でフルカウントから1塁手前でイレギュラーする右前適時打を放ち、初実戦で2打数1安打1打点と上々のスタートを切りました。これから投手の状態も上がってきた時にどれだけ対応できるか注目ですね。
<白組>
1(遊)田中広
2(二)菊池涼
3(右)鈴木誠
4(一)クロン
5(左)松山
6(指)会沢
7(三)堂林
8(中)野間
9(捕)中村奨
投手では、3回から登板したドラフト2位の森浦は、直球の最速は139㎞ながら、得意球のチェンジアップなどを織り交ぜて緩急を使い、田中広を捕邪飛、菊池涼を右飛、鈴木誠はフルカウントからの外角変化球で空振り三振に仕留めて1回を無安打無失点に抑えました。また、続く4回から登板したドラフト3位大道も、最速146㎞の直球のみの投球でクロンを左飛、松山を二ゴロ、会沢を三ゴロと、僅か5球で三者凡退に抑える好投でした。
ここまでフリー打撃、シート打撃と好投を続けており、初実戦でも上々のスタートを切りました。佐々岡監督も高評価しており、2人が1軍生き残りに向けて一歩前進しました。2人の好投が他の投手への刺激になると思うので、課題の投手力向上に繋がりそうですね。