ドラフト1位栗林が、今キャンプ初めてシート打撃に登板して、最速146㎞の直球とカットボール、カーブ、フォークで打者9人と対戦して1安打1四球3奪三振に抑える好投でした。
1人目の羽月に左前打を許すも、その後は力強い直球とフォークを主体とした投球で全30球を投げ無安打に抑えました。フリー打撃に登板した時はボール球が先行する場面もありましたが、今日はストライク10球、ボール5球、ファウル6球と制球が安定しており、状態が上がってきたことを感じさせました。
佐々岡監督も、しっかりと腕が振れていると高評価しており、起用方法については、今後の対外試合で適性を見極める意向を示しました。
また、森下もシート打撃に初登板して、最速148㎞の直球に変化球を駆使して、田中広や會澤らの主力打者9人と対戦して、1安打2奪三振無四球と順調な調整ぶりを披露しました。
1人目の會澤を三振に仕留めると、2人目の堂林に左翼二塁打を許したものの、続く野間、石原、田中広を凡打に打ち取りました。2巡目も同じ顔合わせで4者連続アウトに抑えて完璧に抑えました。
直球の走り、変化球の精度とも抜群で9人中6人を3球以内に打ち取る素晴らしい投球内容でした。それでも本人は、真っすぐが高めに浮いたりしていたと課題を見つけて、更なる精度向上を図る考えを示しました。
期待の新人栗林と2年目のジンクスが心配される森下が揃って、シート打撃で好投を見せて、ここまで順調に調整ができているようです。今季の投手陣は栗林と森下がキーマンになると思われますが、今のところ不安要素は見当たらず、一層期待が高まりました。次に予定される対外試合での登板が楽しみになってきましたね。