球団は、バード投手、スコット投手、ネバラスカス投手、クロン内野手、メヒア内野手の5人の外国人選手と、来季の契約を結ばないことを発表しました。
スコットは、今季1軍登板がなく、ネバラスカスは1試合に先発したのみで、1敗、防御率10.13の成績であり、退団は当然と思われます。バードは、シーズン後半に主にワンポイントとして活躍して33試合に登板して11ホールド、防御率4.57の成績で、残留のあり得ると思われましたが、中継ぎ左腕のターリーを獲得したことで退団になったと思われます。ターリーが未知数なだけに少し惜しい気もします。
クロンは、打線の目玉として大きな期待を背負って加入しましたが、42試合に出場し打率.231、6本塁打、16打点の成績にとどまり、今季前半に低迷した主要因の一つになりました。2軍降格後は1度も1軍昇格できなかったことから、打撃状態が上向かず、来季の改善が見込めなかったと思われるので退団は仕方ないでしょう。
一方で意外だったのはメヒアの退団です。アカデミー出身で来季までの6年契約を結んでおり、そのまま残留すると思っていました。今季は18試合の出場で打率.216、0本塁打、0打点に終わっており、カープでの5年間はほぼ2軍で過ごしていました。
毎年、2軍では結果を残すことができるのですが、1軍に昇格すると結果を残すことができず、同じことに繰り返しだったことから、残り1年で改善されるとは無いと判断されたと思われ、退団は仕方ないでしょう。
来季の外国人選手は、残留するのはフランスアとコルニエルの2人だけとなり、新外国人もターリー、アンダーソンの投手2人、マクブルームの野手1人の3人となりました。野手が1人しかおらず、鈴木誠の移籍も決定的であることから、主軸候補と成りえる外国人選手を2人は獲得しないといけませんね。