カープな毎日

カープファンのひとりごと。

4投手の完封リレー

2007年08月19日 22時44分21秒 | 試合結果
広島 003 000 000 3
阪神 000 000 000 0
勝:大竹6勝7敗
セ:永川3勝5敗23S
敗:ボーグルソン6勝4敗

 先発大竹が見事な投球を披露し、6回を無失点に抑えると、後を継いだ梅津、横山、永川も無安打リレーで阪神打線を完封。毎回のように走者を出しながらも、3回の3得点得点のみの拙攻を繰り返す打線を見事にカバーしました。
 京セラドームでは3月30日の開幕戦以来の勝利となりました。また、ヤクルトも負けたため1日で最下位脱出です。

 大竹は直球も変化球もキレが素晴らしく、阪神打線に付け入る隙を与えず、6回を投げて被安打3、無失点に抑えました。初回こそ2死1,3塁のピンチを迎えましたが、林を左飛に仕留めると、2回以降はほぼ完璧な投球でした。
 大竹は球自体は良いものを持っており、メンタル面が課題と言われ続けていますが、今日のような投球ができれば、大きな自信になるはずです。これからも自信を持って、自分の球を信じて今日のような投球をしてもらいたいですね。
 長谷川、高橋建に安定感が出てきて、黒田と共に3本柱となりましたが、そこに大竹も加わって4本柱になれば先発陣は安泰ですね。

 2番手梅津、3番手横山もそれぞれ1回ずつを3者凡退に退ける良い流れで、抑えの永川にバトンを繋ぎました。そして9回は守護神永川がシーツ、金本、林の3,4,5番をたった10球で片付けて完封リレーを完成させました。最近の永川はシーズン当初の姿に完全に戻りましたね。球に切れもあり自信をもって投げていますね。この姿を見ればもう安心ですね。

 打線は10安打を放ちながらも3得点のみで14残塁の拙攻。ランナーが出なかったのは1,5回のみ。2,3回の2死満塁は打者が大竹であることを考えれば仕方ないところもありますが、6回の1死1,2塁でアレックス、新井が、7回1死1,3塁では喜田、嶋が、それぞれ凡退。極めつけは、8回1死1,2塁で新井が併殺打と、目を覆いたくなるくらいの拙い攻めでした。
 普段ならこんな拙攻を繰り返していると、終盤に投手陣が逆転されることが多いのですが、今日はリリーフ陣が良く踏ん張りました。野手は投手陣に感謝しなければいけませんね。

 そんな中、1番梵が2安打を放ちました。昨日は無安打でしたが、その前2試合も2本ずつ安打を放つなど、徐々に調子を上げてきていますね。東出より打率が良くなっています。と言っても、.253では喜べる数字ではありません。もっと打ってせめて.280位は打ってもらわないと困ります。
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フェル緊急登板

2007年08月18日 23時59分19秒 | 試合結果


 本来であれば、黒田が先発予定でしたが、父を亡くしたために急遽登板回避となり、代わりにフェルナンデスが青木高と入れ替わりで昇格しました。しかし、毎回のように走者を背負う苦しい投球で5失点。打っては阪神先発能見の前に散発5安打に抑えられての完封負け。
 ヤクルトが勝ったため再び最下位に転落してしまいました。

 昨日、黒田の登板回避が決まったため、フェルは急に昇格、即先発と言われたことと思います。その点を考慮する必要があるかもしれませんが、ナックルのコントロールが悪く甘い球が多かったです。6回を投げて被安打8、失点5と今後に不安を残す内容でした。また、もうひとつ気になる点は、赤星に盗塁を3個も許していることです。今まではナックルボーラーの弱点と言われた足攻めを、見事な牽制やウエストで刺してきましたが、それが今日は見られませんでした。
 ただ、フェルはメッタ打ちされても、次の試合で好投するなど、全くつかみ所が無い投手なので、次回は期待しても良いかも?!

 2番手で登板した広池が2死四球で追加点を与えてしまったのは頂けません。敗戦色濃厚の展開での登板でしたが、リリーフで登板する以上は、無駄な失点は防がないと、首脳陣の信頼は得られません。ダメ押し点を与えたことで、試合は完全に決まってしまいました。投手陣の目標である、チーム防御率3位以内を目指すのであれば、こう言った失点は防いで欲しかったでしたね。

 打線は能見の前に全く手が出ず、チャンスらしいチャンスと言えば4回の1死2塁で新井、栗原に打順が回った場面くらいでしょうか。しかし、AK砲が共に空振り三振に倒れてしまいました。
 1番梵、2番廣瀬が共に無安打で出塁することが1度もできませんでした。能見の調子が良いので、安打があまり出ないようであれば、足で揺さぶるなどもう少し工夫が欲しかったですね。
 そんな中で、唯一複数安打を放ったのは山崎でした。14日の巨人戦で今季初安打を放ってから気が楽になったのか、出場した15日と今日の試合では安打を放っています。今打撃の状態が良いと思われますので、スタメン起用をもっと増やしても良いかもしれませんね。ライバル東出の状態が上向かないですしね。
 
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宮崎援護無く連勝ストップ

2007年08月17日 23時54分15秒 | 試合結果
広島 000 001 000 1
阪神 000 200 10* 3
勝:杉山4勝4敗
敗:宮崎1勝2敗
セ:藤川3勝2敗31S
本:桜井4号

 今季2度目の先発宮崎が好投するも、打線が援護できず無念の敗戦。連勝も4でストップし、対阪神戦は4連敗となってしまいました。やっぱり、京セラドームは鬼門なんでしょうか。

 宮崎は6回5安打2失点と先発としては合格点の内容でした。しかし、4回に不要な四球が先制2ランに繋がってしまい、もったいない失点となりました。それ以外は大きなピンチも無く、今後の投球に期待を持たせました。今日は打線の援護に恵まれず、白星を手にすることができませんでしたが、この投球を続けていけば白星を手にする日は遠くないでしょう。

 打線は7安打放ちながらも、新井の犠飛による1点のみ。得点圏に走者を進めてもあと一本が出ず、先頭バッターが出ても進められない、悪いパターンが出てしまいました。
 ここのところ当たっていたアレックスが無安打で、梵、東出の出塁を生かすことができず、打線が繋がりを欠いてしまいました。

 また明日からは気持ちを入れ替えて戦ってもらい、阪神戦と京セラドームの連敗を止めてもらいたいですね。

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全て逆転の4連勝で5位浮上

2007年08月16日 23時37分29秒 | 試合結果
巨人 010 000 200 3
広島 000 033 00* 6
勝:高橋5勝4敗
セ:永川3勝5敗22S
敗木佐貫9勝7敗
本:梵10号(広)、小笠原27号(巨)


 序盤は昨日と同様に高橋と木佐貫の投げ合いで投手戦の様相でしたが、カープが中盤に鮮やかな集中打で逆転。7回途中から梅津、上野、青木勇、永川と繋ぎ魚人の反撃をかわして4連勝!
 この4連勝は全て逆転勝ちですね。それだけ、打線の調子が良いと言うこともありますが、選手全員が諦めない気持ちを持って戦っている証拠でしょう。
 これで試合の無かったヤクルトと入れ替わって6月30日以来の5位浮上。この勢いを持続してもっと借金を返済していきたいですね。

 先発高橋は6回1/3を投げて5安打3失点。今日は球のキレが良く、6回までは被安打3と2回に小笠原に本塁打を浴びた以外は、ほぼ巨人打線を抑えていましたが、7回に球数が100球近くなったこともあり、疲れが出始めて1死1,2塁のピンチで降板しました。継いだ梅津がキムタクに2点2塁打を打たれてしまい失点が3になりましたが、十分役割は果たしました。
 昨日の長谷川と共に先発の柱として計算できる存在になりました。黒田、長谷川、高橋の3本柱はちょっと意外な組み合わせですね。

 2番手梅津が1死もとれず、2点を失って1死2,3塁となった場面で上野が好救援。脇谷を三振、高橋由は四球で満塁として、谷を右飛に打ち取りピンチ脱出。ここで追加点を与えなかったことは大きいですね。正直、上野がマウンドに上がった時は、少し不安でしたが、気合十分の投球で後続を断ちました。梅津がまだ不安定なだけに、上野への期待が高まります。

 攻撃は、4回の無死1,3塁で新井、栗原が凡退して同点に追いつけなかったので、嫌な空気が漂い始めましたが、5回に梵がその流れを断ち切る逆転2ランを放ちました。この一発で試合展開が一変。続く東出が四球で出塁すると、すかさず盗塁と決めて、アレックスのタイムリーに繋げました。6回も廣瀬の2塁打を足がかりに4安打で3点を奪い、効果的な追加点を挙げました。
 この2回とも安打放っているのが梵です。5回は逆転2ラン、6回は高橋のタイムリーで1点を挙げたあと、安打を放ち新井の2点タイムリーを呼び込みました。10日のヤクルト戦で4安打を放ってから、今ひとつ調子が上がりませんでしたが、今日は良い場面で安打がでました。1番としてまだまだ役割を果たしていませんので、これから勝利に貢献する打撃を見せてほしいですね。
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しびれるサヨナラ勝ち

2007年08月15日 23時21分32秒 | 試合結果
巨人 100 000 000 1
広島 000 010 001 2
勝:永川3勝5敗21S
敗:豊田1勝4敗4S
本:二岡17号(巨)

 長谷川と高橋尚の両先発が好投して、緊迫感たっぷりの投手戦でしたが、最後は、豊田を攻めて、無死満塁から栗原がサヨナラタイムリーを放ち、投手戦にケリを付けて巨人に連勝。久しぶりの3連勝となりました。

 先発の長谷川は初回に二岡にソロ本塁打を浴びましたが、その後は8回まで投げて4安打無失点に抑える素晴らしいピッチングでした。
 8回以外は毎回走者は出すものの3個の併殺で後続を抑えました。唯一のピンチとなった7回の1死2,3塁の場面では山崎の隠し球に救われました。
 これで先発復帰後7試合となりましたが、全て6回以上を投げており、失点も3点以下と安定感が抜群です。この成績はフロックではなく、間違いなく本物ですね。これで長谷川は黒田とともに先発の柱として計算ができる投手になりました。頼もしい限りです。

 そんな影のヒーロー2人にチームが乗せられて、同点の9回に登板した永川は、小笠原、李、阿部を三者凡退に抑えて攻撃のリズムを作りました。そして裏の攻撃で、先頭の廣瀬が安打で出塁、アレックスは四球、新井が安打で無死満塁として、栗原がサヨナラタイムリーと完璧な結末でしたね。

 昨日、今日ととても良い勝ち方をしています。これでチームは乗っていけると思います。明日も首位巨人に勝って、4連勝といきたいですね。

 そして、今日の勝利の立役者は山崎ですね。昨日の試合で今季初安打を放ちましたが、今日は3回にチーム初安打を、5回は同点に追いつく犠飛を放ち、また8回にはきっちりバントを決めました。守っては7回1死2,3塁のピンチで、隠し球で2塁走者阿部をアウトにしてピンチを脱しました。このプレーで流れがカープに傾きましたし、もし巨人が得点していたら、9回は豊田ではなく、上原だったでしょうからサヨナラも無かったでしょう。
 こんな芸当ができるとは、さすが守備のスペシャリストです。東出や松本では真似できないでしょうね。
 一昨年の正遊撃手も、最近は梵、東出、松本に押されて2軍生活が長かったですが、得意の守備でしっかりアピール。今日のように、攻守に渡って結果が出せれば、レギュラー復帰も十分有り得ますので、がんばってもらいたいですね。



 
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AK砲アベック弾で逆転勝ち

2007年08月14日 23時58分47秒 | 試合結果
巨人 402 000 000 6
広島 300 040 02* 9
勝:広池2勝1敗
セ:永川2勝5敗21S
敗:門倉1勝4敗
本:新井22号、栗原18号(以上、広)、小笠原26号(巨)

 先発の青木高が初回に4点を失っても、直ぐに新井の3ランで1点差に詰め寄りましたが、3回に2点を追加される敗戦色濃厚の展開でした。しかし、2番手以降に登板した広池、横山、青木勇が5回を無失点で巨人の反撃をかわすと、打線は栗原の3ランで同点に追いつき、梵の二ゴロで勝ち越し、8回にはアレックスが貴重な追加点を叩きだして、最後は永川が3人で片付ける見事な逆転勝利でした。

 新井、栗原のAK砲のアベックアーチが効きました。まずは、新井が初回に1点差に迫る3ランを放ちました。いきなり4点を先行された直後だっただけに大きな一発になりました。この本塁打が無ければ、いつもの敗戦パターンにハマるところでした。 
 そして、今度は栗原が5回に同点に追いつく3ランを放ちました。巨人に2点を追加された直後の3回に、2死満塁の反撃機会を逸して再び敗戦パターンにハマりかけていたところだったので、こちらも効果的な一発でした。この本塁打でカープペースになり、前田と石原の連打などで1死満塁として、梵の二ゴロで勝ち越し。8回には喜田、アレックス、栗原の2塁打3本で2点を追加して試合を決めました。
 今日は14安打を放ちましたが、得点を挙げた1,5,8回に12本と集中し、効果的に長打がでる理想的な得点でした。こんな攻撃を続けてほしいですね。

 先発青木高は3回8安打6失点の大乱調。持ち味の低目への投球が見られず、高目に球が浮いてしまっていました。そのため、初回は5連打で4失点、3回は四球から2失点と甘い球をことごとく打たれてしまいました。
 前2試合は好投していたので、期待していたのですが、好投が続かないところに、不安定さがありますね。次回は好投してくれることでしょう。
 不思議なのは後半戦に入ってから、好投すると中継ぎが打たれて白星が付かず、打たれると打線が追いつき黒星が付きません。何か不思議な力が働いているのでしょうか。

 2番手広池は2回を3安打無失点、3番手横山は2回2/3を1安打無失点と見事なリリーフでした。特に横山は球にキレがあって、安定感があるので、安心して見ていられます。中継ぎのエース的な存在として貴重な存在ですね。
 最後は永川が小笠原、李、阿部の主軸打者から2三振を奪い、危なげなく三者凡退で片付け、久しぶりに快投を披露してくれました。こんな姿をこれからも続けてほしいですね。
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2000安打

2007年08月13日 21時57分31秒 | 試合結果
昨日の試合で前田がプロ1000打点を挙げました。試合はこの打点をきっかけにして、終盤に見事な逆転劇を見せてくれました。もちろん、中継ぎの横山、梅津が抑えたことも大きかったと思いますが、それ以上に前田が大記録を達成したことで、チームの士気が上がったことが大きかったと思います。

そして、次は通算2000安打という、これまた大記録が近づいてきています。体調さえ良ければ、とっくに達成していたと思われますが、足の状態が思わしくなく、思うように安打が出ていませんが 、ようやく残り21本まできました。あとは、このXデーがいつやってくるかですね。できれば、地元ゲームの多い9月上旬までに決められると良いですね。8月31日からの中日3連戦(4連戦になる可能性が高い)あたりでしょうか。
 この大記録に向けて前田の調子が上がって、大記録へのカウントダウンが始まると、他の選手にも良い刺激になるでしょうから、白星が増えてくることと思います。やはり、大記録を達成するときは、チームの良い雰囲気の中で決めてほしいですからね。

 明日からは、地元での巨人戦です。先発は青木高、宮崎、長谷川でしょう。青木高と長谷川には好投しても白星が付かない試合が続いています。昨日のように、最後まで粘り強い攻撃で、しっかりと援護して白星を付けてあげてほしいものです。
 
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祝!前田1000打点達成!!

2007年08月12日 22時42分12秒 | 試合結果
ヤクルト 000 005 000 5
広島 002 000 23* 7
勝:梅津2勝2敗
セ:永川2勝5敗20S
敗:遠藤2勝5敗2S
本:ガイエル23号、福川7号(以上、ヤ)

 前田が通算1000打点を達成しました!おめでとうございます!
 大竹と林が5点を奪われ逆転を許した後の、7回に1死2,3塁の場面で代打で登場し、二ゴロの間に3塁走者森笠が本塁を踏み、今季43打点目となり、通算1000打点となりました。前田らしくない打点で本人は不満があるかもしれませんが、これが逆転に繋がる1点であることを考えれば、大きな意味のある打点でした。
 次は大記録の2000安打が待っています。こちらも早く達成してください。

 試合は先発大竹が5回までは3安打に抑える粘投でしたが、6回に突如崩れてガイエルに2ランを打たれ同点に追いつかれると、継いだ林も福川に3ランを浴びて逆転されてしまいましたが、横山、梅津が無安打リリーフで凌いで流れを呼び戻すと、7回に前田の二ゴロと梵のタイムリーで1点差とすると、8回にはアレックスが逆転タイムリーを放ちました。9回は永川が締めて逆転勝ち。前田の1000打点に華を添えました。

 今日のポイントは7回に登板した横山だと思います。6回に5点を奪われ完全にヤクルトペースの展開でしたが、ラミレス、ガイエル、宮本のクリーンアップを三者凡退に抑えて、試合の流れを引き戻しました。その直後に、森笠と廣瀬の連打で得たチャンスを前田、梵が本塁へ返しました。この投球を見たとき、もしかしたら逆転するかもと思っていました。やはり、投手がピシッと抑えると、攻撃のリズムも良くなるのですね。今日は、横山に白星を付けてほしいと思いました!

 先発大竹は5回1/3を投げて被安打7、自責点4。5回までは3安打に抑えるも、四死球4と制球に苦しみ、毎回走者を背負う苦しい投球でしたが、何とか無失点に抑えてきましたが、6回に3連打を浴びるなど、2ランを含む4安打を浴びて降板。球数が多くなってきて球威が落ちてきたのかもしれませんが、2ランを浴びた後は、気持ちを切り替えてしっかりと抑えて欲しかったですね。

 打線は7回に森笠、廣瀬の連打のあと、石原がしっかりとバントを決めてチャンスメイク。しっかりとバントを決めるという基本がしっかりできたことが大きかったですね。もちろんプロとしては当たり前のことかもしれませんが、それができないところが今のカープです。今日のように基本をしっかりとできれば、もっと勝てるようになるはずです。
 また、7回に前田が1000打点を挙げた事が、打線に火をつけたということもあると思います。キャプテンが結果を出すことは、野手を鼓舞する最良の方法かもしれませんね。 
 
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拙攻に黒田も耐えられず

2007年08月11日 23時37分51秒 | 試合結果
ヤクルト 000 004 001 5
広 島 000 000 100 1
勝:石川2勝4敗
セ:花田1敗2S
敗:黒田10勝7敗
本:ガイエル22号(ヤ)

 序盤からチャンスの連続でしたが、あと1本がでずに得点を挙げられず、試合の流れを失い、5回まで2安打に抑えていた黒田も流れに逆らえず4失点してしまい、負けてしまいました。残念ながら最下位脱出はできませんでした。また、前田はチャンスで打席に立ちましたが、打点を挙げることはできずに、通算1,000打点はお預けになってしまいました。

 序盤の攻撃が全てでした。ヤクルト先発の鎌田は調子が悪く、初回からチャンスの連続でした。初回は2死1,3塁で記録の掛かる前田が三ゴロ。3回には1死2,3塁から栗原が投ゴロで2死となり、続く新井が歩いて満塁となりましたが、前田は遊ゴロ。4回には無死1,2塁で倉が右飛、黒田がバント失敗、そして期待の梵は右飛に倒れ無得点。
 特に3回は下位打線で作ったチャンスを主軸に回したにも拘らず、得点できなかったのは痛かったです。4回も黒田ではなく、倉の打席で送らせても良かったのではないかと思います。
 この連続拙攻でカープに向いていた流れは止まってしまい、ヤクルトへと代わってしまいました。

 逆流になってしまっては、いかに黒田と言えども抑えるのは辛いです。序盤はいつものように打たせて取るピッチングで快調にヤクルト打線を手玉に取っていましたが、6回に捕まってしまいました。2死2,3塁からラミレスに2点タイムリーを打たれ、続くガイエルに2ランを被弾して、一気に致命的な4失点。
 結局、7回6安打7奪三振で4失点で負け投手になってしまいました。1回で4点を失ったことは先発投手として、してはいけないことですが、この結果への伏線は序盤の拙攻にあることは明白です。
 黒田は敗戦の責任を全て背負ってしまうと思いますが、これを次回登板へのモチベーションに変えてしまうところが、黒田の凄いところですから、きっとチームを勝利へと導いてくれるでしょう。

 ただ気になるのは、これで黒田が登板した試合は3試合連続で負けてしまっています。7月31日の中日戦は負傷降板したので仕方ないところもありますが、エースが投げた試合で勝てていないのは、今の波に乗り切れないチーム状態を象徴していますね。次回登板では白星を挙げて、チームを上昇気流に乗せてもらいたいところです。

 明日は大竹が再登録されてて先発することが予想されます。チームが波に乗れるような勝ち方をしてほしいですね。
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ブラウン監督通算100勝

2007年08月10日 23時52分59秒 | 試合結果
ヤクルト 000 012 000 3
広島 211 011 01* 7
勝:高橋4勝4敗
敗:館山3勝9敗
本:梵8号、9号(広)、川本2号(ヤ)


 攻撃陣が先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点を挙げて、投げては先発高橋がランナーを出しながらも、ヤクルト打線を1失点で抑えて完勝で、ブラウン監督の日本通算100勝目を飾りました。
 前田が1打点を挙げて、通算1,000打点まであと1打点としました。明日にでも達成する可能性が高くなりました。前田にチャンスを回してほしいですね。 

 今日は、梵が4打数4安打2打点の大活躍。初回に先頭打者本塁打、2回にもソロ本塁打を放ち、6回、8回には先頭打者として出塁して、中押し、ダメ押しのホームを踏みました。今日は1番打者として文句の無い活躍でした。甘い球を見逃さずに、しっかりとバットを振った結果でしょう。一昨日の中日戦でも4安打で逆転勝利を呼び込むなど、調子は上向きのようです。あとは、この打撃を明日以降も続けて行くことですね。

 また、4番の新井も5打数5安打1打点と大当たり。打点は1と少ないですが、5本の安打のうち4本が得点に絡みチャンスを作りました。この次の打者に繋いでいく姿が大切ですね。昨日、一昨日と無安打でブレーキになっていただけに、この5安打は明るい材料ですね。

 高橋建は5回5安打1失点と先発の役割は十分に果たしました。3回を除き毎回走者を背負う苦しい投球でしたが、ピンチでも落ち着いて投げて後続を打ち取るところは、さすがベテランですね。序盤は球が走っていないように見え、制球にも苦しみましたが、辛抱強く投げて抜きました。
 昨日の長谷川とともに、高橋は安心して見ていられる投手になりましたね。
 
 8回のマウンドに上がったのは、上野ではなく青木勇でした。今までならセットアッパーの上野が上がる場面でしが、上野を使わなかったところに、今までとは采配が変わったことを感じました。形に拘るブラウン監督が、それをやめて状態の良い投手を起用したと思われます。今のカープは形に拘るほど強くないので、状態の良い投手を起用することは良いと思います。

 最後は4点差ありましたが、永川が無安打で締めました。得点差があったため、気分的にも楽な状態でマウンドに上がったこともあってか、2三振を奪い、危なげなく三者凡退で片付けました。とりあえず、結果を出すことで、自身を取り戻してもらいたいので、今日の結果は良かったと思います。
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