N003の実事求是な日々

基本はゲームの事、後は気になったニュースとか人生観とか
自分の病気の事とか実事求是な記事を書きたいと思っております

おおきくなったら

2010-09-04 02:07:17 | 日記
「ん?」

見覚えのある小さなグラウンド、建物、砂場、滑り台

(ここは・・・)

記憶の片隅に残された、思い出せないけど忘れない場所

(あれは・・・)

砂場で一生懸命山を作っている少年、いや、ガキが一人

「何やってんの?」

「トンネル」

「ほー?」

その子から見ると完成したその小さな砂山をパンパンと地固めすると横っ腹に穴を掘り始めた
スコップもシャベルも使わずに爪の中にぎっりしりと砂を挟み込ませる

「手伝おうか?」

「いい」

(流石)

最初はザックザックと進んでいた手も次第に遅くなる
中心が一番固いのは「知っていた」
一生懸命その小さな手で小さな山に小さなトンネルを作る

「もう少し」

「・・・・できた!」

そこに水を流し込んで遊ぶのがいつものパターン

「これは人が通るためのトンネルじゃなくて水が通る為にあるんだ」

「だよな」

「・・・うん・・・なんで知ってるの?」

「なあ、大きくなったら何になりたい?」

「えっ?・・・別に」

「まあそう言わずに」

「―――――」

「ぶっ、ははははは」

あまりにも「らしい」返事だったので流石に吹いてしまった

「むっ」

「あー、なれるなれる、お前ならなれるよ」

こみ上げてくる笑いを押さえつけながらそう言うと少しむくれたようだった

「・・・・」

「まあ、頑張れよ」

「・・・」

「じゃあな」

「・・・」





俺が保育園を卒園するときに埋めたタイムカプセル、数ヶ月前に貰いに行ったんだけど
これ見て思ったね、「あー、俺だなーって」

このタイムカプセルを貰いに行った時お父さんもついてきたのだが
ショックだったのは先生に

「王海君の事は覚えてますけど、私お父さんの方が印象が強くて」

と、言われたことだ
確かにあいつと会話なりして忘れる人間というのは余程興味無いと無理だ
いろんな意味でインパクト強すぎるんだよなあ・・・
と思って後で聞いたら俺の時に5年、姉二人合わせて2年間
合計7年間PTAの役員してたんだって、それは顔覚えるわな

だけど好きな動物が「とら」って・・・・そうだったっけ・・・?
そういえば俺はトラ年だが・・・???

あの頃よくホットプレートでホットケーキ何個も作って飯代わりにしてたっけな