釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

3月20日 春遠からじ…かな

2016年03月20日 | 日記
船着け場での朝の挨拶。

「今朝の波をみました」

「見てきました。凄い波ですね。何の影響ですかね」

「分かりませんね。どうします」

「兎に角、裸バエの処まで、まず行ってみましょう。その状況でどうするか決めましょう」

裸バエの処まで来ると、北東の風と凄いウネリで沖に出るのは諦めざる終えなかった。

「吉田さん、Aさん大島の内場に行きますね」

「はい、内場で竿を出しましょう」

二人を乗せて、大島の内場に行くと、既に何隻かの船が来ていた。

ベイトの様子はどうかなと、魚探を見ながらポイントを探していると

「凄いベイトが居ますよ。ここから始めましょう」

吉田さんとAさんが、待ってましたと仕掛けを投入する。

暫くすると、Aさんにアタリが来た。

上がってきたのは、良型のイトヨリ鯛。

写真は私が魚を持って写ることに。



吉田さんにもアタリが来た。



「どんな感じですか」

「鯛みたいな気がするのですが…」

上がってきたのは、これまた型の良いイトヨリ鯛。



徐々に強くなり始めている北風の中

「今日はボーズでなくて良かった」

吉田さんが満面の笑み。

北風が強くなってきているが、今回の時化で海の中の様子が少し変化してきたようだ。

今まで余り見られなかったベイトが、増えてきている。

海の中も、春遠からじ…と行ったところか。

Aさんに再びアタリが来た。

これも、良型の丸々としたイトヨリ鯛。

「美味しい魚ですよね。嬉しいですね」

イトヨリ鯛は本命ではないが、Aさんの笑顔が良い。

今度は、吉田さんにアタリが来た。



上がってきたのは、型の良いオオモンハタ。

最近は、ハタが余り釣れていなかっただけに、嬉しい一匹だ。

続けて吉田さんにアタリ。





オジサン(ウミゴイ)が来て、ガンゾウヒラメと続けて上がった。

「後、本命が来たら五目になりますね」

「そうですね。頑張ってください」

この頃になると、北風が益々強くなって、風波も立ち始めた。

船の位置を大島に近いところに移動して、流していく。

風に押されて、仕掛けが斜めにドンドン出ていく。

「底は取れますか」

「はい、取れます」

吉田さんが、竿を立てた。



「来た!どうも本命みたいです」

竿が、海面に突き刺さるくらいに、絞り込まれている。

ドラッグ音が鳴り響き、ラインが引き出されている。

Aさんと一緒に「頑張って」と見守る。

「ゆっくりで良いですよ」

「はい、ゆっくりと行きます」

焦らずに、ゆっくりとラインを、巻き取っていく。

やがて、海面に大きな鯛が浮き上がってきた。

「デカイ!」

Aさんもその大きさに、ビックリしている。



72㎝、4.5キロの見事な真鯛。



「やった。最後にこんな大きな真鯛が来た」

吉田さんを祝福する。

「私にとって、これまでで2番目の記録物です」

破顔一笑とは、この事なのだろう。

吉田さんの釣り上げた真鯛の話題で、帰りの船中は笑顔だった。