釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

3月28日 リベンジ成る

2016年03月28日 | 日記
今月23日に、超大物に竿を折られて以来、口惜しさが胸に残っていた。

「前回よりも、強力な竿を用意してきました」

脇坂さんが、リベンジを狙って気合いが入っている。

「よっしゃ、行こうか」

やや強い北西の風が吹く中、ポイント目指して船を走らせる。

途中の魚探には、もの凄いベイトの影が映し出されている。

「ベイトが凄いね」

でも、目的の場所は此処ではない。

沖合を目指して、船を走らせる。

ポイントに到着。

直ぐに魚探でベイトを確認

「居るよ。瀬の頭から落ち込みアタリにいるよ。やって良いよ」

脇坂さんが、すぐにしかけを落としていく。

暫く、ベイトの動きを確認していると、いくつものベイトの固まりが映し出されていく。

「ベイトが浮き上がっている。なんか居るはず」

一流し目は、なにかのバイトがあったのみ。

二流し目に入る。

船は、ゆっくりと東方向に流れていく。

その瞬間が、ついに来た。

脇坂さんの、豪竿の穂先が何かのアタリを捉えた。

「来た!来たど!来たど!」

2度、3度と強くフッキングを入れていく。



針掛かりした獲物が、強烈な走りを見せる。

歯を食いしばって、その走りを止める。

「ゆっくり、焦らず頑張れ!」

脇で見ている方が緊張してくる。

リベンジの時が来ている。

「見えた!鰤だ!鰤だぞ!」

海面近くに来てからの抵抗が、強い、楽しい、スリリングだ。

「タモ、頼みます!」

「よっしゃ!入った!」

「やったー!リベンジ成ったぞ!」

「やったー!ついに釣ったぞ!リベンジしたぞ!」

ガッチリと握手する。



何かをやってくれそうな、何かを持っている気持ちにさせる男だ。

「やったね」

「はい、今日はやりました」

検量は89㎝、9.0キロの立派な鰤だ。

「前回の竿を折った奴ではないですけど、気持ちすっきりしました。

 次こそは、逃げた大物に対峙したいですね」

鰤を手に持つ笑顔が、最高に良い。



私が手に持って写っているサゴシも、脇坂さんが釣り上げた物。

「きょうは、鰤以外は私が持つよ」

鰤の重さを彼には、ずっと味わっていて欲しい。

昼前に、私の同級生の高村さんからも、連絡が来た。

「いつもの処で、鰤が釣れたよ」

「やったね」

「95センチ以上有ると重う」

港に帰って計ってみたら、98㎝、9.8キロあった。



これも見事な鰤だ。

もう一人の仲間の徳島さんも鰤を釣っていた。

9.5キロのこれも立派な鰤だ。

脇坂さんの鰤に始まり、同級生、仲間も鰤を釣り上げた。

今日は、嬉しい1日になった。