Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

トウチクラン(唐竹蘭)とは、ナニモノなのだろうか?

2023年05月01日 15時02分00秒 | みんなの花図鑑
 📷2023年4月30日:トウチクラン(唐竹蘭:ユリ科チゴユリ属の多年草)。
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 トウチクランのつぼみが順調に育っている。
 2021年3月末、このほかに数種の山野草とともに伊予国の花友さんからお送りいただいた。
 このトウチクランは、チャバナホウチャクソウ(茶花宝鐸草)とも呼ばれるユリ科チゴユリ属の多年草である。その名の通り、茶系統の花を付けるホウチャクソウの仲間とされる。

 📷2021年4月14日:これがトウチクランの花である。
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 上記は、2022年4月4日の日記に掲載した写真なのだが、お送りいただいた2021年3月末の時点で季節外れの花が2つだけ付いていた。
 一般的に、ホウチャクソウの花は白や黄色とされ、まれに紫色の花も見られるようだ。そして、その紫花ホウチャクソウを指して、「これこそトウチクラン(唐竹蘭)である。」とするサイトも存在する。茶花がトウチクランなのか、紫花がトウチクランなのか、あるいは、そのいずれもがトウチクランを指しての呼称なのか、まだ判断できる材料には乏しい。
 だが、猫の額では、この時以来、このトウチクランの花を一度たりとも見ていない。

 📷2023年4月28日:あまりに大株となったので株分けした。
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 頂戴してから二年め、株は順調に大きくなり、鉢も10号鉢に変えた。
 だが、2021年、2022年と花を付けることはなかった。
 そこで、2022年末に株分けし、一つを坪庭に、もう一つを鉢へと移したのである。

 📷2023年4月30日:苦節三年、念ずれば通ず、ってやつかな。
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 株分けが幸いしたのかはわからない。伊予の国から武藏の国へと国替えを余儀なくされ、やっと当地に馴染んだ結果かもしれない。いずれにしても、地植え、鉢植え共に、しっかりとしたつぼみを確認することができた。
 花期は5~6月とされる。時が至れば、一般的なホウチャクソウと同じように花は下垂してくるはずだ。もうじき茶花、あるいは紫花かもしれないが、じっくりと鑑賞することが出来そうだ。

 📷2023年4月29日:ツルウメモドキ(蔓梅擬:ニシキギ科/ツルウメモドキ属の落葉つる性広葉中木)。
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 ツルウメモドキは秋である。淡黄色に色づいた種皮が三つに裂開し、真っ赤に色づいた種子が顔を見せる、その時こそがツルウメモドキの真骨頂というべきものである。
 雌雄異木とされ、上記画像は雌花だ。ご覧の通り、葉腋から伸びた花は目立つことはない。5ミリあるかなしかの五弁花だ。子房の周りには退化した雄蕊が5本取り巻いているのがわかる。

 📷2023年4月29日:ご覧の通り、小さな花だが、とてもエレガントだね。
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 葉腋から花柄が伸び、子房こそ見えないが、ちょこんと突き出た花柱と三裂した柱頭が見えている。
 実は艶やかだが、この小さな花は上品さに彩られている。だけど、すぐ隣にいても、それと気付いてあげられるヒト属がどれほどいるのか、いささか疑問ではある。
 
 📷2023年4月29日:ベニバナショウマ(紅花升麻:チダケサシ属(アスチルベ属))。
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 ベニバナショウマは、時機を違えず粟粒のような花穂を付けてくれる。

 📷2023年4月29日:スカビオサ(スイカズラ科マツムシソウ(スカビオサ)属の多年草)。
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 スカビオサの一品種で、ブルーバルーンというらしい。昨春求めたが、とてもよく咲いてくれた。花期が過ぎ地に下した。だが、春になってもつぼみが見えなかった。
 そこで、レイアウトを変更した。もう少し日の当たる場所へと。すると、ご覧の通り、小さなつぼみを一つだけ萌してくれた。


コメント (3)
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