📷2022年9月17日:数日前からクサボタンの開花が味待った。
📷2022年9月17日:センニンソウ属だけに、細長い釣り鐘状の花がわさわさと群がり咲いていく。
センニンソウ属はつる性が多い。その中にあって、つるを持つことを拒絶し、自分自身のチカラで大地にすっくと立ってやろうと思った植物がいる。それが、クサボタン(草牡丹)だ。
花の形は釣り鐘型、いままでご紹介させていただいたハンショウヅルの仲間と比べるとかなり細長い。花びらはなく、萼片が先端部分で四裂して反り返る。色はごく薄い紫とされるが、上品な明るい鼠色とされる白鼠(しろねずみ:#E6E6E6)とか、わずかに黄みがかった白色とされる卯の花色(うのはないろ:#FBFBF6)などが占める割合も多い。
果実は痩果で、ご多分に漏れず羽毛状となる。
昨年、その羽毛を蒔いてみたところ、3本ほどが育っている。蝶類の幼虫の好物なのか、よく葉が食害に合うのはいただけない。
📷2022年9月17日:センニンソウ属だけに、細長い釣り鐘状の花がわさわさと群がり咲いていく。
ただ、この手の花は、なかなかそのご尊顔を仰ぎ見ることはない。覗き込む、そんな下劣は趣味はないものの、植物学的な興味から、そのしべのあり様などを観察してみると、このようになっていた。
うん、確かに、ハンショウヅルなどと相通じるところがあるようだ。
📷2022年9月17日:サクラタデが咲き進んでいる。
📷2022年9月17日:アップに耐えられる花だよね(あっ、接写は下手かもしれないけど・・・)。
サクラタデが咲き進んでいる。猫の額に住まうこのタデは、路傍から茎を摘んで挿したもの。タデ科の仲間であるだけに、ところかまわず進出して増えていく。
とはいえ、その名の通り、小さな花がほんのり桜色に染まる様を見ていると、やたらと引き抜くことが憚られる。ある意味、困った花の一つなのである。
📷2017年10月11日:軽井沢レイクガーデンに咲くサクラタデの群生。
長野県にある軽井沢レイクガーデンは、小さな湖に浮かぶようにレイアウトされたナチュラルガーデンがそこに集う人々の目を楽しませてくれる。
ある時訪れた折に、その水辺に群れ咲くサクラタデの自然な美しさに目を奪われ、吐息を漏らしたことがある。バラで名を馳せる庭園であるにもかかわらずである。
📷2022年9月17日:いつの間にか育っていた。ヒヨドリジョウゴの花を猫の額で見るなんて・・・。
野に咲く花が、猫の額で咲いている。天からの授かりものなのだろう。
ナス科ナス属のヒヨドリジョウゴ、いわゆる雑草なんだけど、その小さな花はなかなか面白い。
📷2017年11月11日:かなり昔、狭山の路傍で撮ったヒヨドリジョウゴの実。
そう、晩秋ともなるとその実が真っ赤に色づく様も印象的だ。これは、2016年に撮ったもの。
さて、猫の額でも、その稔を確認できるのだろうか?
人知れず咲く花にカメラを向ける。
野の花の表情がサッと変わるのがわかるかのようです。
あっ、クサボタンは一度失敗してしまい、昨年、リベンジと思い通販したモノです。センニンソウ属は面白いです。
0101eikoさん、コメント有難うございました<(_ _)>