コウヤハンショウヅルの花芽が、それとわかるほどに大きくなってきた。とは言っても、まだピーナッツの粒のような大きさだけどね。
花と花柄の付け根には、この花の特徴とされる総苞片が二葉付いている。なんて言うのかなぁ~、そう、耳当ての付いたパイロットキャップのようなんだ。
日に、日に、つぼみがぷっくらと膨らんでいくのがわかる。配送時に、いろいろすったもんだがあった「パテンス(カザグルマ)八重系 ユキオコシ」だったが、何事もなく冬を越し、いま、花開く時を待っている。
昨年は二つの花しか見ることができなかったが、今年は、三つ、四つ、・・・、と、つぼみを数えることの楽しさを堪能している。
玉川ホトトギス、白花ホトトギス、いずれも昨年八ヶ岳の山野草店から取り寄せたものだ。
その前年、チャボホトトギスを別所から取り寄せたのだが、年を越すことはできなかった。
玉川はいいよ。他に先駆けて夏に咲く。そう、黄色の花を咲かせるんだ。
白花も珍しく上手くいき、種さえ取れた。
今年は、これらのお子たちが結構たくさん芽吹いてきている。花の時期が楽しみなんだ。
網目が見えるからって、あの高級メロンではない。学名を「Kirengeshoma palmata」という。このめんどくさい名前、宮尾登美子の小説「天涯の花」に象徴的に描かれたキレンゲショウマのことだ。
「palmata」とは、掌のことを指す。そう、葉をご覧いただくと掌を広げたようでしょ。
去年と同じところに、去年より多くの茎が立ち上がって来ている。
いくらかなりともコロニーが広がっているのだろうか。
そうは言っても、あの小説で語られた頃の、剣山の群生地とは比べ物にならないけどね 笑
タツタソウ(竜田草:メギ科タツタソウ属の多年草)も咲き出した。いまのところ二輪だけ。
葉陰に隠れて撮り難いことこの上ない。そのせいで日が遮られるからか、あまり生育も芳しくないような気がする。
様子を見て、もう一度撮ってみることにしようかな。
北側のフェンス沿いだ。この辺り、かなり生存競争が激しいエリアだ。
早くから、オキナグサが勢力を伸長しようと四肢を伸ばしていた。 ところが、陽気のせいか、ニリンソウたちがずいぶん早めに目覚め、拮抗する間もなく、オキナグサを飲み込もうとしている。
すっくと立って、前を向き!
怖じけることなく、一頭地を抜くオキナグサ。
ほら、まだまだ花茎が上がってきているでしょ。植物たちの勢力争い、これなら見ていても微笑ましい、なんて思えるのだが・・・。
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