📷2022年6月5日:とあるお宅の庭に、マユミの実がぶら下がっていた。
入間川地区の貸し農園付近、農園と農園との境にいつものホームセンター(HC)へと続く小道がある。
尋常な道、いわば都道府県道や市町村道のことなのだが、そんな道は敬遠しがちだ。公団住宅のなかを横切り、農道とも呼ぶべき畑の中の小道を突っ切って目的地へとショートカットするわけだ。
HCへと続く道もそんな道の一つなのだが、このような道を通るもう一つの理由がいろいろな花に出会える確率が高いからだ。
このマユミは、まだそこへと至る前、そう住宅街のあるお宅の庭に咲いていた。
僕が、ブラ散歩の途次に花の写真を撮るようになってからの付き合いだ。2015年のことだから、もう7年になるのだろう。
だけど、真っ赤に稔った実を見ることは滅多にない。その前に、姿を消してしまうのだ。鳥が食ってしまうのかい。それとも、カイガラムシなどの悪戯で実を落としてしまうのかい。今年こそ、風にゆらとそよぐ真っ赤な実を見せておくれよ。
📷2022年6月5日:径3㎜ほどの小さな花、ミチヤナギである。
さて、HCへと続く小道に差し掛かった。
踏まれても、踏まれても、かまわずにこの子はここで花をつけている。昨年も、一昨年も、いや、僕が気づくず~っと以前から、この小道を塒と定め、消長を繰り返してきたのだろう。
ミチヤナギという。タデ科ミチヤナギ属の一年草で、道端などで普通にお目にかかれる雑草だ。
このミチヤナギ、雑草などとさげすまれてはいても、なんの、なんの馬鹿にしたもんじゃないのだよ。そのつぼみや花をよ~く見てごらん。花被片は大きくても3㎜足らずだが、萌黄色や若草色に染められている。しかも、その花被片のふちは淡紅色、あるいは白色のトリミングが見て取れる。どう? チャーミングだろ!
どの花が撮りやすいだろう? 被写体が小さいだけに、撮り手の方はあっちを見たり、こっちを見たり。気を付けてはいるようだが、それでも、その辺りに息づいているミチヤナギは踏みしだかれ、道へ伏す羽目となる。
それでも頑なにこの地にしがみつき、今年も、来年も、いや、これからもず~ッとここで代を重ねていくのだろう。
📷2022年6月5日:ここは貸し農園。といったら、外せないのがジャガイモの花かな。
📷2022年6月5日:青空をつんざくように咲くジャガイモの花。捨てたもんじゃない!
📷2022年6月5日:貸し農園に行くと必ず咲いていると言っても過言ではない花、それがダリア。
そこに植えられているであろう作物系には目もくれない。目がいくのは花ばっかりなんだけれど、ジャガイモの花はとりあえず押さえておこうかな。
いつも不思議の思うのは、こうした貸し農園を訪れると、必ずと言っていいほどダリアが植わっている。付き物なのかね?
📷2022年6月5日:どこからか種が飛来したのかな。もうコスモスが数本顔を見せていた。
左手に、やたらと太い影が走っている。シュロ(棕櫚:ヤシ科の樹木)なのだろう。
その隣りで、ひょろっとした早咲きのコスモスが空を睨んでいた。
ところどころにセンダングサの仲間が顔を出している。右手にうっすらと見えているのは送電鉄塔だ。
なんとちぐはぐな構図なんだろう。そんな撮り手の思惑など知らぬげに、コスモスはコスモスとしてそこに咲いていた。
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