あの公園の樹下で、あのイチヤクソウが咲いていた

（6月になってしまった。賞味期限切れにならないうちに、このイチヤクソウだけはアップしておこうと思った）

　　　📷2022年5月31日：雨が上がった。調剤薬局への途次、いつもの公園に寄ってみた。イチヤクソウが咲いていた。

　　　📷2022年5月31日：もう、何度となく撮っているのだが、このイチヤクソウはピントが合ったためしがない。

　　　📷2022年5月31日：この公園では、かなり大きい部類に入るであろう樹下に咲いている。

　5月31日朝、雨が上がった。この隙に、昨日（5/30）、大学病院で処方された薬をもらいに調剤薬局へ行こう。
　道すがら、いつもの公園を横切ってショートカット。ちょっと気になっているあの花の様子を見ていこう。
　うん、数株しか萌していないイチヤクソウ、やはり開花していたよ。雨上がりだけに、子犬が雨に打たれたかのように雨滴を身体に纏いながら、小さな体で大地に踏ん張るかのように立っていた。
　
　しかし、この子ばかりは、何度撮ってもピントが合わない。
　お前ごときに正体を晒してなるものかと、カメラの被写体となることを頑なに拒むかのように、ピンボケでメモリーカードに収まってくる。癪に障るったらありゃしない。

「ここで、君だけにかかずりあっているわけにはいかんのだよ。僕は、これから薬をもらいに行くのだから。」

　言い訳にもならない捨て台詞を残し、その場を後にする。

　　　📷2022年5月31日：これ、トウネズミモチかな？　雨に洗われたのか、随分と綺麗な花だった。

　目の前には、1975年3月から入居が開始されたという大規模団地が広がっている。その生垣に、お馴染みの花が咲いていた。
　トウネズミモチだと思うのだが（間違っていたらご教示頂きたい）、こちらはそこそこ撮れたのではないか。
　うん、カメラが悪いわけじゃないのだね。撮り手の力量の乏しさがイチヤクソウの真の姿を捉えることを阻んでる。

　あっ ともかく いまは 薬をもらいに行かなくちゃ 雨が上がったのだから あの薬屋に行かなくちゃ 薬の事以外は何も見えなくなる それはいい事だろう？