石見川、石実皮、石膠などと、さまざまな漢字で表記するようだが、それ自体がこの草の名前の由来と関係があるようだ。
大阪の石見川付近で採取したモノが一番薬効があったとか、石のように固い種子(実)だとか、石なども膠(にかわ)のごとく接着できたとか、そんなことに由来するのだという。眉に唾を付けながら拝聴する類の話かと思うがどうなのだろう。
道行く人が、ことさらに愛でていくといった野の草ではない。いや、むしろ、何事もなかったかの如くスルーしてしまう、そんな雑草の一つかもしれない。
花は目立つことはない。結実し、その果実の成熟とともに、若緑から桃色、赤紫色、 青紫色、 青色と移り変わる果皮の色を愛でるなんてのは一興だろう。
そのイシミカワの項で、「茎にはけっこう鋭い刺毛がある」と記した。そんな厄介な草に絡んでいこうという奴もいる。ヤブマメだ。
マメ科特有の蝶形花である。旗弁は紫を帯びる。厄介なイシミカワに絡んでいこうというくらいだから、こちらもなかなか七面倒臭い野の草なのだろう。
イシミカワやヤブマメと遊んだ後、いつもの公園へ行ってみる。クズが辺り一面を支配し、見るべき花とてない。
昨年見つけたキンミズヒキが、申し訳なさそうに草丈を伸ばしていた。花はといえば、径が5ミリほど、丈も30㎝ほどだから「姫」なのかな?
あと花らしい花といえば、アキノノゲシくらいかな。例年であれば、アキノキリンソウなども見られるのだが、影も形もない。
公園を後に、S台図書館の方まで足を伸ばす。途中の団地の植え込み、キョウチクトウが県道に沿って植えられているのだが、一つ、二つ、花が咲いていた。
蝶が葉で羽を休めていた。Gレンズは、外来種のアカボシゴマダラだという。
かつて、ヤマジノホトトギスを見たS台3号公園の辺りまで足を伸ばした。尺が足りない。イヌサフランが咲いていたので、とりあえずカメラに収めておく。
花など知るものかと、二人連れのおばちゃんたちはおしゃべりを止めることなく通り過ぎていった。
知らないキノコ、わからないキノコは決して口にしてはダメ~~~。(by 岡本信人)
この日出逢った雨後のキノコたち
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