イワヤツデ、あるいは、タンチョウソウ(丹頂草)などと呼ばれる。いずれもが、見た目からの連想による命名なのであろう。
この時期、あたかも岩上にそそり立つように花茎がずんと伸びる。いまにも咲こうかというつぼみは白さを深めていくが、その少し前のつぼみには丹頂の頭部に見られる真っ赤な肉瘤のように染まっている。
そもそも、シロカネソウ属に手を染めたのは、昨日投稿したトウゴクサバノオによる。そう、10ミリに満たない小さな花があまりにも可憐だったからである。
そこで、昨年、チチブシロカネソウを入手したのだが、花を見ることなく潰えてしまった。
リベンジという訳ではないのだが、今年、サンインシロカネソウ、アズマシロカネソウを入手した。サンインの方はすでに花を付け、アズマの方には地上部がなかった。
どうだろう、この状態であればアズマシロカネソウの花も見ることができるかもしれないね。
今年も、アネモネ・シルベストリスにつぼみがついた。この花が咲こうという頃、何度となくいろいろ花をお送りいただいた伊予の方を思い出す。
他の園芸サイトでお近付きとなったのだが、体調が優れないということで投稿が間遠となられ、その後、コメントを交わすことさえなくなってしまった。
アネモネ・シルベストリス、思い出の花となってしまうのか。
「姫」はわかる。一般的に、愛らしいと感じる品種や小さな品種に対して添えられる。そう、「姫烏頭」のように。こちらは、「殊の外小さい烏頭」という意が添えられたのであろう。
では、「烏頭(うず)」とはなんであろう。有毒の植物と知られるトリカブト(鳥兜)の中国名を指すという。
辞典を繰ると、「トリカブト類の母根」(附子は子根のこと)、「花の形と色にもとづく」などとある。「葉はトリカブトの葉に似、小さきことから姫を冠する」といったところなのだろう。
確かに、ヒメウズの花は小さい。5~6㎜か。その上、花茎もひょろりとしてわずかな風にも揺れ動く。写真を撮るのに往生するのだよ。
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