kamekutobu

ザスパクサツ群馬の応援、スローライフ、終活日誌、趣味、旅行

特別席でJAZZを楽しもう! 

2020-04-29 04:36:47 | ジャズ&音楽
(ジャズ喫茶「木馬」店主のジャズファンへの提言)

特別席でJAZZを楽しもう!

人々の交流や集会が絶たれているおかしな時代、ジャズファンはどう過ごしているのでしょうか。
過去においては、ジャズのスター達が大挙して群馬にもやってきて、感動と興奮のステージを展開しておりました。
特にジャズと言う音楽は演奏者と聴衆とのベルトが掛かった時に素晴らしいステージになります。
ジャズファンのホットスポットであるジャズ喫茶やライヴハウス、さらにはコンサートホールの休館など、最悪の状態にあります。
ジャズの語り部であるジャズの店が休店している以上、最後の語り部は今まで残された多くのレコード達ですが、特にライヴレコーディングされたレコードは貴重です。
眼を閉じて聴いていると周りの人達の拍手や息づかいまでもが感じれて、まるでコンサート会場の特別席できいているかのようです。
ぜひ皆さんもレコード棚からライヴ盤ばかりをセレクトしてライヴ会場の特別席にお座りください。
私も年代やミュージシャンを選ばず、過去に接したミュージシャン達の音やしぐさを思い浮かべながら、
さらには、司会の仕方にも、楽器名とミュージシャン名だけの紹介のノーマン・グランツや、一人づつステージに呼び出すスタイル、楽器の音を一人づつ出しながら曲に入っていくスタイル、ソロパート終了後に演奏者の紹介に入る物など様々で、そんな事まで含めて、特別席を楽しんでおります。

*Carnegie Hall Jazz Concert Benny Goodman Columbia CL816
*Cherlie Ventura Concert Charlie Ventura Decca DL 8046
*Jazz At The Hollywood Bowl JATP Verve MGV 8231-2
*A night At Birdland Art Blakey Blue Note 5053
*In Concert Max Roach Clifford Brown GNP 113
*Ella In Berlin Ella Fitzgerald Verve MGV 4041
*Dianh Jams Dianah Washington Emacy MG 36000
*At The London House Billy Taylor ABC-PALAMOUNT ABC 134
*Montrey Jazfestival John Handy Columbia CL-2462
*Hang On Ramsey Ramsey Lewis Cadet LP-761
*Thats Where It Is Junior Mance Capital T-2393
*Alexander The Great Monty Alexander Pacific Jazz PJ-86
*At The Santa Monica Civic JATP Pablo 2625-701
*JATP In Europe JATP Verve V-8539-42
*40TH Carnegie Hall Concert Woody Herman RCA BGL2-2203
*Night At The Village Vanguard Sonny Rollins Atlantic SD 1626
*The Last Concert MJQ Atlantic P-5177-8A
*In Tokyo,64 Oscar Peterson Pablo MW 9055/ 6

貴方もコンサート会場の特別席にお座りください。

                 まえばし 木馬 027−231−6520  Apr,2020,

安田 南 お定のモリタート 

2019-10-22 03:35:39 | ジャズ&音楽
昔買い溜めたLPレコードを少しづつ聞き直しています。
一応、ジャズ、クラシック、洋楽ポップス、邦楽ポップス・フォークに分けています。
枚数の多いジャズはABC順に整理したのですが、他はバラバラです。



邦楽の中に混じっていました。ジャズボーカルです。
印象は全く残っていません。

なぜ、聴く気になったのか。
アルバムタイトル「お定のモリタート」です。
モリタートは「殺人者」
オペラ三文オペラ、マックザナイフにも出てくる。




お定のモリタート 作詞:佐藤 信



読めますか?

安倍 定と言えば、猟奇事件を思い起こす人が多いと思いますが、

悲しみ、切なさ、情の深さ・・・・


浅川 マキ 一番好きな歌い手

2019-10-18 05:45:22 | ジャズ&音楽
浅川 マキ ブルース歌手 作詞家

イメージ:紫煙の中、酔っ払いの喧騒でごった返す場末のキャバレーで歌う。

乾いた声、退廃的なセリフ、抜群の歌唱力
他の歌手にはない独特の世界観を唄う。唯一無二の歌手

聞き慣れたスタンダード曲も、彼女が歌えばまるで違って聞こえる。

◯朝日のあたる家 (CDでは朝日楼) 作詞:浅川マキ  浅川マキⅡ MAKIⅡ より抜粋

あたしが着いたのはニューオリンズの
朝日楼という名の女郎屋だった

愛した男が帰らなかった
あんとき私は故郷を出たのさ

汽車に乗って汽車に乗って
まずしいあたしに変わりがないが

ときどきおもうのはふるさとの
あのプラットホームの薄明かり

誰か言ってくれ 妹に
こんなになったらおしまいだってね

あたしが流れ着いたのはニューオリンズの
朝日楼という名の女郎屋だった


◯セントジャームス病院 訳詞:浅川マキ 裏窓 MAKI

死んだ恋人への思いを切々と
結局は自分のことだけを考えている。
エゴなんだけれど、身につまされます。

バックミュージシャンも一流揃い

MAKIⅥの演奏者
山下洋輔 ピアノ
森山威男 ドラムス
坂田 明 クラリネット&アルトサックス
稲葉国光 ベース

アルバムによっては詩人:寺山修司も参加しています。

ブルースファンは勿論、ジャズファン、オーディオファンにもお勧めします。
音質はどのLPもハズレがありません。

浅川マキはCD化に違和感を持っていたようです。
確かに、バックグランドスクラッチノイズはマキにピッタリです。

自分のオーディオ装置は
彼女のLPレコードを再生する
彼女を部屋に迎え入れる
為に構築したと言っても過言ではありません。

そう言う自分が、今、ハマっているのは竹内まりや。
どう言う心境の変化でしょうか。節操のなさに我ながら呆れます。

駅、シングルアゲインも良いのですが、告白は特に好きです。

切ない。

ケイコ・リーの秋桜

2019-10-17 07:54:17 | ジャズ&音楽
秋 桜 
山口 百恵の大ヒット 作詞・作曲:さだまさし

薄紅の秋桜が秋の日の・・・・

母一人娘一人の家庭。娘が結婚で旅たつ前日、一人残される母を思って切々と

百恵さんの歌は素晴らしい。
さだまさしの作詞は素晴らしい。
名曲です。

ケイコ・リーはジャズシンガー
独特の癖があり、自分の好みではなかったのですが

秋桜 (Voices Again) を初めて聴いた時

「こう言う解釈もあるのか」と言う強烈な印象は忘れません。

とにかく「深い」のです。

歌詞は原曲どおりで、一語も変えていません。

歌唱力は技術に加えて、人生経験が育てるもの、表現できるもの

聴く側も自分の人生経験を通して感じるもの。

長く放りっぱなしのLPをもう一度聞きなおそうと思います。

椎の実のママへ さだまさし

2019-10-16 13:04:14 | ジャズ&音楽
さだまさし よく知られているのは、精霊流し 関白宣言・・・

最近、入手したマキシシングル

直径30cmのLPレコードサイズ、45回転、1面・2面、各面一曲入っています。



2面

なお、1面は「親父の一番長い日」です。

「椎の実のママへ」で泣かせ、「親父の一番長い日」でホロリとさせる。


「椎の実のママへ」 歌詞

漢口の春は 大使館の柳の青
それから池に降る その花の白
甘露園のコール・コーヒー越しに
うちあけられた愛 それが春

漢口の秋は 焼き栗のはじける香り
読み終えた文庫本で うけとめた愛
かぞえの二十二で嫁いでそのまま
終戦を迎え だから秋

天津からひきあげたあと七年たって彼女にとって初めての
そして最後の子供を産んだ
夫は優しくて働き者だったから、誰もが彼女を幸福とよんだし
確かに幸福なはずだった

いくつかの春は 知らず知らず人を変え
淡い思い上がりが その心を変え
煙草とコルトレーンの中で2度目の恋をみつけて
それも春

ひとつ屋根の下で やがて別の愛
それぞれが違う 愛を過ごして
一人息子だけが取り残される形で
終わる愛 つまり秋

みんなの誇りのなかで 彼女は故郷の長崎へ帰って
小さな喫茶店をはじめた
「椎の実」のママを慕って沢山の若者達が集って
「椎の実」はいつでも 煙草とコルトレーンで一杯だった

僕と同い年の一人息子は おきまりの様に
ビーチボーイズを聴き乍ら一度ぐれたが
自分の足で歩き出す迄に随分迷ったけれど
やがて歩き出した
彼は父親を愛するのと同じ位に 母親を愛していたし
僕はそんな彼が好きだった

長崎の春は 黄砂と凧上げ
一人息子は母と暮らすと決めた
小さな店のカウンターに二人で
立てたらいいねと そんな春

彼がもうひとつの 愛を手にした頃
母は突然に病いをみつけた
癒るはずのない病名を知らされて
立ちつくしたのは それも春

まさか彼が母より先に まさか逝っちまうなんて
誰も思わなかった だって恋人と海に出かけて
オールを流されて 飛び込んだまま
だって昨日まで 元気だったんだもの

母は嘆き悲しみ出来るなら私とひきかえにと
今までを悔やんだ
ねェ早かったよ ねェ早すぎたよ

僕は彼の為に 唄を作った・・・

ジャズとクラシック以外は耳を貸さなかった彼女が
僕の唄を愛する様になったのはこの頃だった
自分の残り時間のすべてをかけて 息子の為に祈り
それと同じ位に 僕を 僕の唄を愛した

三度目の手術の後は 彼女の生き甲斐だった
お店にも立てなくなってしまい
それでも生きようとしたのは
その時初めてひとつになった 彼女の兄弟達の心と
死んだ息子の為だったと思う

思い起こせば 誰も彼も皆
本当はとても愛し合っていた
わずかなすれ違いが物語を
変えてしまうなんて それも愛

椎の実のママが 死んだ晩に
みんな同じ色の涙を流した
結局愛されて死んだ死んでいった彼女は
幸福だったと 思っていいかい

ねェ愛されて死んでいったあなたは
幸福だったよね そうだよね

さよなら 椎の実のママ
さよなら 僕のおばさん


この後、「親父の一番長い日」を流すのが、このところの定番になっています。



 


新版 PCオーディオ ガイドブック 発売

2011-10-29 05:20:12 | ジャズ&音楽

PCオーディオ 暗闇で手探りするようにしながら進めています。何とか、SPから音が出るようになりました。


現在のPCオーディオのラインアップは下記のとおりです。


PCトランスポート MAC air(MC505J/A) →  オーディオ・インターフェース RME / Fireface UFX →  DAコンバータ ESOTERIC D-07 


 → (CDプレイヤー用ライントランス LUX LT1000) → (プリアンプKrell KRC2) →   パワーアンプ 全段差動300B(2チャンネル仕様)×2台 → SPシステム Weslake Audio Lc265.1VF


*外部記憶装置 NAS バッファロー LS-O2.0TL/RS   *無線ラン  NTT光モデム?


*外部クロックanetelope OCXで Fireface UFX 、D-07を制御  


(  )で括った理由:


Krell KRC2は深夜に音を絞る時にのみ使用。


LUX LT1000はデジタルノイズカットトランス。音を整える効果があるようです。しかし、アンバランス回路。他の器機がバランス回路なので、ここにアンバランス回路を挟むので抵抗がある。


とりあえず、SPから音は出るようになりました。良かった。


リッピングソフト、再生ソフトは itunes を使っていましたが・・・・、変更予定です。 


往年のオーディオファンが新たにPCオーディオに取りかかる時、いくつものハードルが存在します。


これまで、自分は季刊オーディオ雑誌とネット情報を参考にしてきました。しかし、その情報は断片です。未知のところを探検するのも面白いのですが疲れます。


目から鱗のような本が出版されました。


それが、新版 PCオーディオ ガイドブック (島 耕太郎 著)  発行 インプレスジャパン  2,380円+消費税


これまで、もやもやしていたものがかなり解消されました。



アナログ デジタル  未定稿

2011-10-14 04:21:00 | ジャズ&音楽

思いつくまま、ダラダラと書き連ねている・・・・

デジタルはアナログの模倣に過ぎない。その利便性を認めながらも、所詮、音質的にはアナログには勝てない。。

アナログ 万歳 ととられるかもしれない。

半ば意図的に、アナログが理想とも取られる風に書いてきた。デジタルの特徴を説明するため、対比するためにはザクッと説明した方が分かり易いと思ったからである。

写真を撮るだろうか。敢えてデジタルカメラは買わなくても、今流の携帯電話はデジカメ機能を持っている。超小型デジカメを持っているのと同じである。

自分はフイルムカメラを持っている。フィルムサイズの大きい6×7版のカメラも持っている。リバーサルフィルムで撮ったものが多い。この大きさともなると、印画紙に焼き付けなくても肉眼である程度は楽しめる。

デジカメが出始めた時には新しい玩具と馬鹿にしていた。ところが今はどうだ。フィルムカメラに見向きもしない。印画紙に焼き付けなくとも画面でみることができる。写真帳は画像ファイルになった。一番大きかったのは、高価なフィルムを買わずに済む。印画紙に焼き付けなくても済む。ランニングコストが気にならなくなったことだろう。

一発必中から数打ちゃ当たるお気楽方式になってしまった。

一眼レフのデジカメも一応持っている。スポーツ観戦(ザスパ草津オンリーに近い)には時折使うが。普段はコンパクトデジカメしか使わない。

 

オーディオの話のハズなのになぜカメラなのか

そう

フィルムカメラはアナログ方式。デジカメは名前のとおりデジタル方式。

リバーサルフィルムを顕微鏡で覗き、次第に倍率を上げて行くと、画像は次第に曖昧になり、やがて赤や青の点の集合となる。その点の周囲はぼやけたものであろう。

デジカメの記録媒体を顕微鏡で拡大しても何も見えないが、パソコンのソフトで画面を拡大していくと。丸ではない四角状のやはりぼーっとしたものになる。これはデータを直接見ている訳ではないが、

デジカメの画素数が多くなれば、精緻な画像となる。デジカメ画像をオーディオのデジタル記録に強引に置き換えれば、粒子の細かさが再生周波数であり、その色の濃淡の段階の細かさがビット数なのである。

デジカメは画質ではフィルムカメラに及ばないと思っていた。デジタルカメラの画像記録の高密度化のテンポは速い。高級デジタル一眼カメラは既にアナログ一眼カメラの画質を超えている。

 

話をオーディオに戻します。

アナログは再生周波数の上限が高い。確かに人間の可聴範囲の上限である20khzより高い周波数の音を再生できる可能性を秘めている。周波数の上限が高い方が20khzまで完全にフラットに出せるし、位相の回転も少ないので理想的だろう。

CD規格44.1khz(20khzまで再生)は常人の可聴周波数をクリアしているので、必要十分と考えている。

同規格の16ビット(つまり、2の16乗、65536)はもう少し多い方が良いような気がするので、不十分だが可としよう。

 

では、アナログはデジタルに絶対的に勝るのか?

アナログテープデッキでは、弱音はテープヒス(無音時でも、再生ヘッドでテープから音を拾うと出る暗雑音)に紛れて、聴き取りにくくなる。LPレコードでも、針音のスクラッチノイズで聴き取りにくくなる。

この対策として、

カセットデッキでは、録音時に弱音を強め録音し、再生時にはそれを元に戻し、結果、音楽信号とテープヒスの差を広げ、SN比(音楽信号と雑音レベルの比率)を上げていた。

LPレコードでは、高域部を強く、低域部を弱く、逆リアカーブで記録し、再生時にリアカーブで戻し、SN比を高めていた。(低域の大振幅をそのまま刻むと必要スペースが大きくなり不都合、大振幅にはそれを辿るカートリッジの追従性が悪くなると言う面もある。)

アナログ時代は、音楽信号/雑音の比率(SN比)を高めるため、色々な努力をして来た。圧縮・拡張技術も使われていた。結構ハイテクなのだ。

LPレコードに記録された信号は弱く、再生時には増幅率の高いアンプが必要である。雑音の出る可能性が高くなる。ノイズを下げることが重要なのだ。

更に、LPの原盤はカッティングマシンのヘッドで物理的に刻まれる。ヘッドは物理的な重さがある。楽音のフォルッテシモで、その追従性はどうなのかと言う疑問は残る。 

アナログはデジタルに比べて原音(記録された元の音)に忠実であるとは言えないのだ。


オーディオの将来

2011-10-07 19:14:03 | ジャズ&音楽

以下、縷々述べることは、音楽は好きであるが、オーディオ装置を弄るのはもっと好きであるが、理屈については、技術的については、ずぶの素人の戯言です。「それ違うよ」、「これはこう言うことだよ」とご指導頂くのは、大変嬉しい。

何しろ分からないことだらけ、迷いながらも一歩一歩、進めることができれば幸いです。

高音質の音楽データもインターネットを経由して入手ができる。既に、CD音質を超えている。

CD音質を超えるものとしてDVDオーディオがあったが、結局、根付かなかった。SACDについても期待外れの状況。

有形物と言う範囲なら、まだまだCDが主流である。これもいずれ過去の遺産となるだろう。

将来はサーバーに一元管理され、われわれはそこにアクセスし、音楽を聴く時代が来る。ネットワークオーディオが主流になる日はそう遠くはないと考える。

勿論、現在でもアナログのLP、いやSPでさえ、楽しむ方がいる。そこに残された音は、録音当時を記録する貴重な歴史遺産であり、その価値はいささかも落ちるものではない。それでも、一部の愛好者向けにデジタル化が進むであろう。古い録音は著作権もフリーになっているから、国会図書館で一元管理し、愛好家はそこにアクセスし、楽しむと言う時代が来るかも知れない。

それは暫く先、今日、明日の話ではない。

PCオーディオとネットワークオーディオは共通の部分もあれば、違う部分もある。ネットワークオーディオはPCオーディオも含んでいると考えるべきかもしれない。

CDをCDプレイヤーとパソコンで再生する場合は大きく違うのです。

CDを再生する場合、そこに刻まれた信号を過不足なく正確に読み取ることがもっとも重要です。

CDプレイヤーは音楽の尊号を読み取るため、線速度一定で、正確に読み取ろうとする。従って、CDの信号は内側から、外側に向かって渦巻状に刻まれている。従って、CDの回転は一定ではありません。回転はだんだん遅くなっているハズです。読み取り時も1回限りの読み取りですので、正確に読まねばなりません。チャンスは1回、読み取り部のメカの精度とその制御を高めること。信号は次のステップのDAC(デジタル・アナログ・コンバータ)に送ることになる。

CDプレイヤ―の中にでは、スイングアームメカはアルミダイキャスト。レンズは光学メーカーの高級品を使ったものもありました。ESOTERICのP0は理屈で詰めて一つの理想を追ったものと思われます。

対して、パソコンでは音楽信号を間歇的に集める。CDPと比べると読み取り速度が早い。このため、パソコンでCD再生をすると、その回転音が気になるのはそこにも一因がある。

信号の読み取りに失敗すると、再び、呼び込みに掛かる。エラーをなくそうとするのだ。それでも読み取れないと、前後の信号から、あるべき信号を推定し、それをスペースに埋め込むことなる。本来はエラー補正して欲しくはないのだ。

パソコンをオーディオ用として使う場合、読み込み精度の良い良質のCDドライブ装置が肝心だと思われます。


赤兵衛のWEシステム その後 パート2 

2010-05-04 09:23:02 | ジャズ&音楽

行くよ!今度はきっと行くよって 

親父の奴、ほんとにいつに行くんだよ

このままではオオカミ爺になってしまう。 

  

                     エルタス謹製ウェスタンシステム全景

中音ホーンはWE製から変更になっていました。

じゃ、親父、説明を頼むよ。

猿ヶ京の赤兵衛で2年、苗場プリンスホテルで1年、新潟市立美術館で1年半。幾多の変遷を経て、故郷に戻ってきました。

ここは元赤兵衛店主藤原さんが22歳の時、バイタボックスのコーナーホーンを入れるために作ったものだと言う。

と言うか、こう言うものを作りたいと親に無心したらしいのだ。

理解がある親を持って幸せ

と言うか、道楽息子を持った親はさぞ大変だと思う。

 

                  SP側から見たリスニングポジション

 面積は25畳位、天井高は一般の住宅より高い。10m位離れたところには道があり、車も通るが、音はほとんど入ってこない。

建物の遮音性を考えているのだろう。二重窓になっている。その窓からは小さな公園が見えました。

家具は赤兵衛時代から見慣れたもの。だから、初めてお邪魔したにもかかわらず、違和感がありません。

 

          フォノイコライザー、プリアンプ、SP励磁電源、パワーアンプ

 

             トランスドライブパワーアンプ(モノラル仕様)×2台

以前見たときはWE300B(あるいはA)だったと思ったが、今はJAN・・・・WE・・・に変わっていました。

この球は300B(A)より古い球で、出力は1Wだそうです。

技術的なことも訊きたかったのですが、藤原さんはそう言ったことは一向に興味はないようです。エルタスお任せなのです。

なお、JANはジャンクのこと。今は古物品、故障品の代名詞になっていますが、本来は軍放出品が語源だそうです。

軍規格品の球と言うことのようです。

今度、PICOに行ったら、軍用通信機の中を覗いてみます。多分、WEのパーツがごっそり入っていることでしょう。

デジカメのフラッシュを焚きましたら、SPから大きな「バシッ」と言う音がしました。

パワーアンプの球が拾っているらしいのです。

明かりは間接照明。全て白熱球でした。蛍光灯はノイズ源になる可能性があります。

    

         左側  EMT927(初期型)      右下 RCA業務用プレイヤー

今回の訪問の目的の一つがこのRCA業務用プレイヤーを見ることでした。

内部を見せてもらいました。

             RCAプレイヤーの内部1

ターンテーブルの下にはもう一つターンテーブルがあります。慣性質量を増やし、回転を滑らかにするためと思われます。

この軸の下に可変回転モーターを直付けすれば、ダイレクトドライブ・プレイヤーになります。

                           RCAプレイヤーの内部2

縦軸に90度に交差する横軸があり、両軸の交差部にギアが内蔵されているはずですが、直接見ることはできません。

横軸にはモーターが直付けされています。ギア比を変え、回転数を落とし、縦軸に伝えているものと想像されます。

ですから、ギアドライブプレイヤーと言うべきものなのです。

このプレーヤーは完全オリジナルではありません。オリジナルのままでは、回転の制御が完全にはできない。また、ゴロが大きく、実際の使用には問題があることが分かり、改良を加えたようです。

左側に見えるコンデンサー?、回転調整用つまみ?は後付されたものです。

                          駆動用モーター

ゴロの原因の一つはモーターの劣化。いろいろ工夫したようでしたが、結局、オリジナルモーターは諦め、新たに別のモーターを加えることになりました。

オリジナルモーターの軸に平行に新モーターを付け加え、ベルトで、オリジナルのモーター軸を回しているのです。

オリジナル性は極力残しながらも、改良を加えると言うのがエルタス流のようです。いろいろ試した結果、結局4年?の月日が必要だったのです。

それでも、完全にゴロ音がなくなってはいません。

現在のプレイヤーはモーターからの振動から逃れるための工夫を汲々としているのですが、

今から思うと、当時はかなりおおざっぱなことをしていたようです。

                 ボックス内部に貼り付けてあった銘紙

このプレイヤーの形式が分かりました。

レコード円盤台 形式 70-A て、訳せば良いのだろうか。

                         WE?製アーム&エルタス製モノカートリッジ

?を加えたのは元々、このアームは現在J型アームになっていますが、オリジナルはストレートアームだったのです。ステレオ再生を意識して、変更したようです。

インサイドフォースキャンセラーも何もない。当時、針圧は10g以上だった。今は8g位掛けているようです。これだけ掛ければインサイドフォースキャンセラーは入らないかもしれません。専用カートリッジなら、針圧調整もいらないかもしれません。

でも、針圧の調整は出来ます。どうするかと言うと、アームの上に丸い金属片が見えますが、これを前後に移動するのです。原始的と言えば原始的ですが、十分なのでしょう。

ゴロ音を拾いそう、アームの追従性は良くなさそう て不安に思うのは私だけではないでしょう。

それは杞憂に終わるのですが・・・・

 

余談ですが、レコードの音が悪くなった理由にはいくつかあるそうです。モノラルがステレオになったこと。アームがガッチリした角形から軽量アームになったこと。

                             SP

今まで、広い場所に置かれていましたが、限られた空間(とは言っても私から見れば贅沢な空間)に移ってきましたので、変更がありました。

12開口の巨大なマルチセルラーホーンから、10開口のマルチセルラーホーンに変わりました。

低音ボックスは一度、二回りほど小さなものに変えられましたが、やはり不満が生じ、元に戻したそうです。本来、両翼にバッフル板が付くはずなのですが、スペース上は流石に無理だったようです。

ツイターはホーンの上に載せられていました。理由を訊きましたところ、「音のスピードが速いから奥に」と言ってました。

ウーファー、中音ドライバー、ツイターの振動板の位置はほぼ揃っていると思います。(赤兵衛のWEシステム その後の画像 http://pub.ne.jp/kamekutobu/?entry_id=177289#more )と比べて下さい。

バッフルがなくなり、低域不足を心配しましたが、そんなことはありませんでした。コーナーに置かれているため、ホーン効果もあるのかもしれません。

さて、肝心の音の印象ですが 、言葉で説明することができません。

限られた時間の中、十分と言えませんが、ジャズ、ボーカルを中心に聴かせて頂きました。

今度お邪魔するときは、是非、夜、バーボンを携えて行きたいと考えてます。

 

親父、ご苦労さん!

SACDプレイヤー持参したみたいだけど、持ち出さなくて良かった。

少しは空気が読めるようになったようだ。

 

*再掲

埼玉県越谷市恩間新田402

℡ 090-2536-2986 藤原 健

愛好者の訪問を心待ちしています。

予約制なので、予め電話して下さい。

お代はお一人2,000円(コーヒー付き)

お出掛けの際には、是非、愛用のレコード、CDをご持参下さい。


赤兵衛のWEシステム その後 (2010.03.11一部追加)

2010-03-11 12:54:33 | ジャズ&音楽

赤兵衛のWEシステムはその後どうなったのでしょうか。


群馬県猿ヶ京温泉から一山越えた新潟県のスキー場のホテルに転居した。


 ことは知っていました。


オーナー(マスター)から度々お誘いはあったのに、親父は雪が苦手とか言ってなかなか行こうとはしませんでした。これまで色々滑ってばかりいるらしいので、雪には良い思い出はないんでしょう。


多分・・・・・ おーい、親父出番だよ~


 


         (ELTUS製)WEスピーカーシステム


装置は今も変化し続けていた。 と言うか、WEの活躍華やかし当時はこうであったろうと言うシステムに一歩ずつ近づいている印象である。


*赤兵衛時代との主な変更点


 ①SPに横バッフルが加わった。上にも下にもバッフルが付くと言うのが本来の形らしいのですが、天井高の制限で無理なようです。バッフル面積が広くなるほど、低域限界が下がることになります。


 ②SPが移動できるように鉄製フレームのキャスターの上に載せられていた。後壁との距離調整、SPの向きを変える場合は便利です。


キャスターと言うと、ぐらぐら動くような悪い印象を与えるが、移動後、固定脚を伸ばすので、SPは完全に固定される。


絨毯の下はコンクリートと思われる。赤兵衛に置かれていた時はあれほど大きく感じたのにその威圧感はない。


③プリアンプが直熱アンプに変更されていました。


 WEを話題にすると良くある質問、型番は何?てことなんです。 自分も興味があり、SPの裏に回って見た。ELTUS製と書かれていて、WEの元の型番は分かりません。WEに詳しい人なら、画像で判断できるかもしれません。



      WEスピーカーシステム


側面 床に置かれた、2つの電球が光っているように見えるのが、励磁SP用電源です。WEのSPの磁石は永久磁石ではない電磁石なんです。そのために電源が必要なのです。


オリジナル信仰というものがあります。何でも経年変化はあります。古い車をそのまま使うか、レストアして使うか。


WE製SPと言っても、全てELTUSが分解し、組み替えている。ウーファーのコーン紙は新品である。50、60年前のものがその当時の性能を維持できていないと考えているのであろう。即ち、WEシステムではなく、ELTUS製WEシステムと言うことになる。



                   ツイター


影で支える健気な鶴嘴。WEのツイターへの評価は????です。このツイターがシステムの音色を少なからず影響を与えているように感じる。トーキー時代の人の声の再生ならいざ知らず、楽器再生なら必須と思う。 配線が二組、見えますが、その内の一組が電磁石用配線である。


以下、ミッドドライバー、ウーファーも同じ。


 


               ミッドレンジドライバー


クロスオーバー周波数は分からない。何れにしても、この装置の再生帯域の大部分はここから出ているのだと思う。


 


          ウーファー 46cm?口径のダブルウーファー


では、SP以外の装置の紹介 音の入り口から


 


 


                 EMT927


 自分はこの機種がLPプレーヤーの一つの完成型と考えている。カートリッジはTSD-15? EMT927は手放す予定であると言う。RCA製ギアドライブ式ターンテーブルに換えるのだそうだ。カートリッジはWE製になる。


プリアンプが変わった。直熱式に換えたのだそうだ。これまで使っていたプリアンプと比較して、大分、良くなったと言っていた。


直熱アンプと言うことなので、残留ノイズが気になるところである。 このWEシステムの能率は110db/m・wは越えているから、アンプの残留雑音はどうしても目立つ。幸い、試聴距離まで10m位あるので、まー我慢できるところである。


 


直熱プリアンプ+300Bシングルアンプ(側面)


下の段が電源部である。


 


直熱プリアンプ+300Bシングルアンプ(正面)


 


       これまで使っていたプリアンプ


役目をひとまず終えたELTUS製プリアンプ。次の主人を待ちわびている。



              聴き入る僕


自称WE亀。(初めての場所なので、どこか勝手が違う。今日は借りてきた亀状態であった。)



                興味津々


 


                巨大ふいご


ここでは大きくは感じられない。


 


               窓からの景色


想像通り、アンプの寝起きは悪い。音が落ち着いてきたのは1時間ほど経ってからでしょうか。 LPはあまりここには置いていないとのこと。


浅川マキ、ここにはなかったと思いましたが、ありました。もしかすると、私が以前持って行ったので、一枚、用意してくれたのかもしれません。


ここで、2時間ほど、色々なジャンルのLPを聴かせて貰いました。やはり、圧巻だったのはオペラでしょうか。


さて、折角のこのWEシステムですが・・・・ 置いてある場所が、今、季節休業中である。直ぐに行って聴こうと思ってもそれは無理である。


その一方で、WEシステムオーナーは、みんなに聴いて貰いたい、赤兵衛に聴きに来られた方にはその後の変化を実際に聴いて貰いたいと願っている。


試聴希望者とオーナーの都合が合えば、試聴は可能である。ブログ上で、オーナーの連絡先を公開するのもこの時代、どうかと思う。 オーナーの携帯電話番号は赤兵衛時代と同じであるので、そちらに連絡されたい。


分からない場合は、こちらのブログに書き込んで頂ければ、何らかの方法で連絡先をお教えしたいと思います。


*追加情報


このブログを見つけ、赤兵衛のWEの音をもう一度聴きたいとのお問い合わせがありました。


この時代ですから、要望された方の名前は公開しないことにします・


「素人で音は分からないこんな私でも・・・」 ですって


僕も音の良し悪しは分かりません。


親父に至っては全然・・・・、当人は分かってる風を装っていますが・・・


リサイクル・リユース て 言い訳してますが、只のがらくた集めに興じているだけです。


と言うわけで、


うっとり聴いていて、気がついたら居眠りしていたと言うのが良いと思います。


 


現在、赤兵衛と言う名前はなくなりましたが、今、越谷で再生しているようです。


僕はまだ探検に出かけていませんので、詳細は分かりません。


元店主から貰った葉書から情報を抜粋し、載せます。(赤兵衛元店主了解済み)


埼玉県越谷市恩間新田402


℡ 090-2536-2986 藤原 健


今回は喫茶店(赤兵衛も商売としては全然成り立っていなかったでしょう。)としてではなく、


自宅を開放しているようです。


愛好者の訪問を心待ちしています。


予約制なので、予め電話して下さい。


お代はお一人2,000円(コーヒー付き)


お出掛けの際には、是非、愛用のレコード、CDをご持参下さい。


春が来たら、僕も取材旅行に行くつもりです。



力山 哲也 in 弁天ワッセ 08.01.03

2008-01-03 18:17:18 | ジャズ&音楽

ウクレレ七福神より、神ツク(僕のことらしい)に指令がありました。

新人発掘、ウクレレ七福神として登用して良いかどうか、本日オーディションを行うので記録して欲しい。

この新年の忙しい時に、神使いが荒いと思いましたが・・・、仕方ない。

                    力山 哲也 in  弁天ワッセ 08.01.03

              マイク調整中                   決まってる

                                      

             

                                    voice of mind..........

ソウルフル・・・・、じっくり聴かせます。

オーディションの結果?勿論、合格です。

力山さんが入神してくれるかどうかは極めて微妙だと思います。その鍵はメインボーカルの座を譲る懐の広さが七福神にあるかどうかですね。

サッカーではインターハイに出場した実力の持ち主ですので、僕としては大歓迎なんですが・・・・・

力丸哲也さんの情報はここ http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=rikiyama_style です。 


Early X `mas Rainbow Concert 2007 in 前橋テルサホール

2007-12-14 20:51:40 | ジャズ&音楽

親父・・・・・、任せたよ

                                              Ami Brain Nova Trio with Happy Frinds

Brain Nova ギター&ボーカル、阿見 紀代美 ヴィブラフォーン、Steve Kim ベース、Jay Lewis ドラムス、大橋 高志 ピアノ 

12月14日(金) 18:00会場、18:30開演

主催:群馬県朝日会 後援:朝日新聞社

2000年から演奏活動は行われている。私が聴くのは今回が初めてである。

入場料1,000円、朝日新聞の顧客サービスの一環。

構成はピアノトリオ+ギター(ボーカル)+ヴィブラフォーンのカルテット。

リーダーはBrain Nova(ギター&ボーカル)、阿見 紀代美(ヴィブラフォーン)の双頭コンボ

                                                   阿見 紀代美 ヴィブラフォーン

                                                  Brain Nova ギター&ボーカル

                                                             piano trio

                                                         大橋 高志  

                                                             Steve Kim 

                                                               Jay Lewis 

演奏曲 危険な関係 

Stardusut Have Yourself A Merry Little X'mas  

Besame Mucho

Nature Boy  

It's Only A Paper Moon   

Your are my  sunshine

・・・・・・


Junior Mance,Richard Davis & Akira Tana at Lundi

2007-11-01 06:03:53 | ジャズ&音楽

はい、親父さん。出番

             Junior Mance          Richard Davis       

                      Akira Tana

形式はジュニア マンス(ピアノ)とリチャード ディビス(ベース)によるデュオ

これにドラムスのアキラ タナがゲストして加わる形ですが、実質的にはピアノトリオです。

進行役はリチャード ディビス。ジュニア マンスとの掛け合いがアットホームで暖かい。

互いにチラチラ見つめながら、意気のあっています。一緒のやっている期間長いんだろうな~と感じました。

演奏はオーソドックスなスイングジャズ。よく唄います。良いですね。親父の奴、思わず足がタップを踏んでしまったようです。

曲の紹介はあったのですが、曲自体のフレーズはどこかで聴いた懐かしいものが中心です。

ブルートレイン、モーニン、A列車で行こう,ギフト・・・・・

何せ英語全然駄目なんで当てずっぽうです。

ジャズですから、掛け合い中のソロはあります。

 

一人を残して、他の二人は退場。

               弓弾き

会場内は一瞬静まりかえりました、次第に歓声が・・・・。実に気持ちよさそうに弾いていました。

                      会 場

200人の予定がこれを大きく超え、立ち見の人もいました。

レストラン(アンティーク商品も扱う)のリニューアルの記念に開いたようです。

8:00PM開演と言うので事前に腹ごしらえが必要と思ったのですが、

そこはさすがにレストラン主催です。

               席に用意された品

飲み物はアルコール類も選べます。

残念ながら車・・・・・・・、置いて行けば良かった。

 

当然ながら、演奏時はフラッシュは使用しません。

手持ち撮影で、実用になるかを試しました。