ジャンルをどうするか迷いました。「ジャズ・音楽」にするか、「お気に入りの店」にするか。
いつものことだが、昼食は何にしようかと迷った。情報誌をめくっていたら、偶然、目に留まりました。
「夢や」・・・・・・・・・・、「本格的なアナログオーディオの聴ける店」????・・・・・、
猿ヶ京温泉の赤兵衛がなくなり、寂しい思いをしていました。一寸足を伸ばしてみることにしました。
試聴室?
低音域のスピーカー(SP)ボックスはオンケン型?のマルチポートバスレフタイプ。
左側のSPボックスの前には、大きな壺が置かれていました。これも音のチューニング用に使われているのだと思います。
注文したのはこれです。
フレッシュトマトのマルゲリータ
余計なことですが、ピッザには大きく2種類あるようです。
生地が薄く、パリパリしたのがナポリ。生地の周囲が厚く、モチモチしたのがローマ。
生地からしてローマ風のようでした。
量は多く、自分は食べきれずに1/4ほど残してしまいました。
後藤4WAYシステム
後藤システム、超強力な磁気回路、理想的なホーン形状・・・・・・、オーディオファンなら一度は聴いてみたい憧れの品。
後藤ユニットは展示品として見たことはありますが、実際にシステムとして組み上がったものを聴くのは初めてです。
(これを現代に蘇らせたのがアバンギャルドSP?・・・・・、ドライバーはハードタイプとソフトタイプと異なりますが、なぜか音には共通点を感じます。)
何と言っても目を見張るのは長い中低域用ホーン。
中低域用と中高域用のホーンはホーン鳴きを押さえるためにデッドニングされていました。
如何にも無造作に置かれているように見えるホーンSP群は、視聴を繰り返して、位置決めされているのだと思います。
管球アンプ LPプレイヤー CDプレイヤー等
LPプレイヤーはマイクロ製砲金製ターンテーブル(ベルトドライブ式)。CDプレイヤーはCEC製。
このDAコンバーターは私は見たことがありません。特注品?なのでしょうか。
プレステージ HM300B
管球パワーアンプ。型番から出力管に300Bが使われていることは分かりますが、仕様は不明です。シングルステレオアンプ×2台、それとも、プッシュプルモノラルアンプ×2台。
このアンプの上の棚にも管球アンプが2台ありました。
LPプレイヤーにはフォノイコライザーが必須です。パワーアンプのように見えるのが電源別個体のプリアンプかもしれません。
後藤ユニットの能率は非常に良く、アンプのSN比は高くなければなりません。管球式なので、一寸心配でしたが、杞憂でした。
ジャズを聴くにはやや物足りない音量でした。バックグランドミュージックとして使われていますので仕方ないでしょう。
天井部
試聴室は建物の中心部にあります。視覚上では独立しているように見えますが、展示棚で仕切られているだけです。音響的には大きな空間の中央にあると言ってよいでしょう。
大きなSPはどうしても邪魔にされがちです。ですから、壁に押しつけられる場合が多い。音は周囲の壁から反射し、色々と悪さをする場合が多い。
ここはSPの後ろにも十分なスペースがあり、天井部も床と平行していないので、フラッターエコーの心配もないでしょう。SPは音響的はかなり理想的な状態に置かれているようです。
SPボックス前の壺も、周波数調整用に置かれているのかもしれません。
LP収納棚
二,三枚引き出して見ましたが、ジャズでした。ジャズ喫茶にも負けない枚数です。
残念ながら、通常お店で聴けるのはCDのようです。
キャノンボール・アダレイ(マイルス・デイビス共演)のサムシングエルスが掛かっていました。
マイルス・デイビスのバグスグルーブがあったので、それを掛けて頂きました。
ビブラホーンの転がるような美しい高域が耳に残りました。
後藤ユニット(もちろん、これを駆動する装置も含めてのことですが)は繊細で美しい。
明かりを落として、緩めのジャズでも流しながら、バーボンでもすれば最高でしょう。
まさに、夢や なのです。
お店の様子を紹介します。
客 席
小部屋
はじめこちらの席に案内されたのですが、私の目的を申しましたら、視聴席?に換えて下さいました。
視聴席周囲の展示品
全て、販売品です。展示コーナーに真ん中にテーブルがあると言う感じです。
可愛いのを見つけました。
さて、夢やの場所ですが、
群馬県榛東村にあります。高崎、前橋方面からの伊香保温泉へのアクセス道路沿いにあります。この近くに榛名グラス、地球屋があります。
店のホームページがあるのではと探しましたが、見つかりませんでした。
グルメ、石釜ピッザで検索すれば、情報が得られると思います。