久しぶりに母の実家に出掛けました。 薪ストーブがありました。遠赤外線の効果でしょうか。春のような柔らかい暖かさです。 早速、見て回りました。珍しいのを見つけました。
雨にも風にも負けるな ザスパ草津
木(薪)があったので、登ってみた。
これって登れる?
突然、僕が見えなくなったので、みんなで部屋中探したらしい。 ぼくはずっと居たのに。
薪
やっぱ、分からないって
薪のアップ
久しぶりに母の実家に出掛けました。 薪ストーブがありました。遠赤外線の効果でしょうか。春のような柔らかい暖かさです。 早速、見て回りました。珍しいのを見つけました。
雨にも風にも負けるな ザスパ草津
木(薪)があったので、登ってみた。
これって登れる?
突然、僕が見えなくなったので、みんなで部屋中探したらしい。 ぼくはずっと居たのに。
薪
やっぱ、分からないって
薪のアップ
取りあえず、ザスパ草津の僕のデビュー写真公開します。いつもはバッグの中に隠れて観戦するのですが、この日は特別にお披露目です。
ベガルタ仙台戦(元白根第3グラウンド 7月3日)
霧の中、小雨交じりの悪天候、試合は全然見えず、時折、ゴール!!のコールが聞こえました。
僕の得意技を早速披露
早く試合を見たい。
手のぬくもりが嬉しい
試合全然見えなくて、僕に人気集中。
少し照れちゃう (お友達の了解を貰っていません。ごめんなさい)
試合結果は、・・・・・・・・・・・忘れました。忘れることにしました。
食べ物屋さんネタなので、説明は親父に任せます。
かつ久無庵は、前橋市の東郊外、国道50号沿いにある。
口 上 書
席の片隅に小さな口上書が置かれている。ここに店の姿勢が凝縮されているように思える。
テーブルに付くと、店員さんが重そうな木製のメニュー板を抱えて来る。
この日はいつもの定番、別盛りロースかつ鍋定食とのっかり丼を頼んだ。
注文した品が届くまで暫く時間が掛かる。だから、手持ちぶさたになるかと言えばそんなことはない。三種類の漬け物セットとお茶が直ぐに届く。
お漬け物
種類は日によって違う。
これをつつきながら、ゆっくりと待てばよいのである。お茶が切れそうになると、店員さんが直ぐに注ぎにきてくれる。
まるで、旧知の家に立ち寄り、ぬれ縁でお茶している。そんな感じのなのだ。
更に木製ボール一杯の千切りキャベツが届く。
キャベツ
かなり食べてしまった後の画像である。左にあるのはドレッシング
別盛りロースかつ鍋定食
テーブルに届いても、暫く汁う汁う音を立てている。 しそご飯(白米も選べる)と赤だし味噌汁で1セットである。
のっかり丼
のっかり丼は今流に言えばヘルシーメニュー。妻がよく頼む。乗っかる部分は変わるようだ。
メニューには珍しいものがある。
とろとろ豚煮
お茶請けに頂いた。これを肴にお酒を飲めたら最高であろう。
残念ながら、ここに来るときはいつも運転手である。
ティーメニュー
コーヒーにも拘っている。シャーベットもある。店のオリジナルなのだろうか。
店 内
店内は建物の外観から想像するよりずっと広い。太い古材を大胆に生かし、重厚な雰囲気を醸し出している。そこかしこには、民芸品、骨董が置かれている。
かつ久無庵はかつ久と親子関係にある店である。 かつ久は、前橋スズランの南側にあった。
ご亭主、奥様、息子(無庵の店長)の3人で切り盛りされていた。 外観は古民家風。トンカツ屋と言うよりは飲み屋と言う感じで、入るのには少し躊躇する人もいたかもしれない。その入り口の重い引き戸をガラガラと開けると、そこは江戸時代映画さながらの様子であった。
テーブル席、カウンター席、合わせて20人も入れば満席であろう。テーブルは栃の木を縦割りにしたもの。椅子は丸太を輪切りにしたもの。一つとして、同じものはない。
猪口を初めとする骨董も壁際に無造作に置かれていた。
市街地の中心にあったため、駐車場スペースが少なく、やや不便であった。 その後、かつ久は、高崎のデパート内に移った。
*母に代わってカメックの一言
かつ久ご亭主並びにかつ久無庵店長 様
いつも美味しい料理、ありがとうございます。
親父は自他共に認める食音痴です。ですから、料理の説明には、多々不適切な点があると思います。
重大な誤りがありましたらご指摘下さい。すぐに直させます。少々の誤りはごご寛容にお願い頂ければ幸いです。
店が大きくなると、料理の味は変わることが多いように感じます。どうしても手が回らなくなるのでしょうね。
別盛りロースかつ鍋定食(親父の定番)、 ヒレかつ定食(兄貴の定番)の味はいつ行っても同じです。味を保つのは、想像以上に難しいのではないでしょうか。 今も、見ただけで楽しそうなメニューが少しずつ加わっています。
2006年は更なる飛躍の年となりますように!
カメック
食べること?それはあくまでも二番目、三番目・・・
一番は何かと言えば「遊ぶ」ことなんだ。
夕食を食べて、当然、生理現象が起きる。直ぐに別荘(洗面台)に移って、全身をゴシゴシ洗われる。本当は嫌だけど、まー、仕方ない、清潔を保つのは健康に必要なことだからね。
次の楽しみの序章でもあるし・・・・・
亀と兎(童謡ふるさと館)
僕が主人公、だから、「うさぎとかめ」とは言わないでね。なお、本文とは全然関係ありません。
程良い湯温の別荘でゆったりとしていると、裸の親父がやってきて、僕を摘み上げる。その掴まえ方がまた乱暴なんだ。ごっつい指で僕のお腹と背中を挟む。僕の手足は宙ぶらりん。当然、手足をバタバタして抗議をする。
そんな時、手足、首を完全に引っ込めて、間接的な抗議をする同族もいるようですが、やはり、「嫌は嫌」とハッキリした態度で現さないといけない。
僕の抗議行動は風呂場の入り口で展開される。これが誤解を生むらしい。あたかも、「早く、中に入れて入れて・・・」みたいに見えるらしいんだ。
亀と兎(沢入駅前)
風呂桶(僕にとっては運動場)の上で突然放り投げられる。
後宙返り二回転、半捻り・・・・、見事に失敗。背中から着水(湯)、痛てて・・・・
水の中に入ればこっちのもの。「亀の滝登り」も「後泳ぎ」も自由自在。 親父に掴まりそうになったら、背中の方に回るんだ。一寸、背中を突いて、からかってやることもできる。 親父に言わせると、まるで、ゲンゴロウ、タガメみたいんだそうだ。それを言うなら逆だろ。タガメが僕に似ているっだってば。
まー、ひと泳ぎする内に、湯温は段々熱くなってくる。母は僕が我慢できる温度の38度位に調整してくれている。
ところが、親父の奴、やはり、この温度では物足りないらしく、母の隙を見てお湯を注ぐんだ。結局、40度位になってしまう。
僕は慌てて、助けて、出してと騒ぐんだ。 親父の奴、少しは悪い思うらしい。
仕方なく、足を水面に出す。僕はそこに掴まって顔を出して、「ふう・・・」とやる。時には、風呂の縁に待避することもある。
(その時の画像があったんですが、親父の奴、証拠隠滅したらしい。)
親父が風呂から出ると、取りあえず、僕も一旦、別荘(洗面台)に戻る。母がまた呼んでくれるまでここで待つんだ。
母と入っている時が一番安心。自由気儘に遊べる。肩にとまっている様子は、さしずめロビンソンクルーソーのオウム見たいだろう。
この至福の時がいつまでも続けば良いと思う。が、それは夢に終わる。
お父さん!と呼んだ時は危ない。扉が開いたら、さっと飛び込むんだ。
この時ほど、僕が俊敏なことはないだろう。 みんなに見せたいんだが、何しろ風呂の中だから、映倫(ブログ)の検閲も気にしないとね。
結局狭い場所だから掴まってしまう。
バスタオルで拭かれ、親父のパジャマのポケットに放り込まれる。
勿論、出よう出ようと頑張る。でもね。お腹はマグで一杯、その後の適度な運動。親父のパジャマの中は暖かい。そうなれば、分かるでしょう。
いつの間にか、何もかも面倒になって、Zzzzz・・・・・・・知らない間に、親父の横で寝ていることになる。
では、お休みなさい・・・・
バードの入り口
バードは、軽井沢、ジャズ喫茶をキーワードとして、親父がインターネット検索し、3年ほど前に偶然見つけた。
ここは僕が正々堂々と入れる唯一の店である。ペット同伴可なのである。
犬は当然として、猫までは想定内であったろうが、亀はどうであったろうか。
ジャズファンならバードと言えばピンと来るはず。 チャーリーパーカーの愛称である。
実はもう一つの意味がある。言葉そのまま鳥である。
バードは北軽井沢の雑木林の中にある。本街道から少し離れているので、時折通る車の音もほとんどきこえない。
店の前に立ち耳を澄ませば、入り口から僅かに漏れるジャズのメロディー、そこに、時折、小鳥たちの囀りが交差する。
店は住居の一部屋を喫茶室としており、雑木林に囲まれた庭のテーブルもまた店の延長である。庭のそこかしこには給餌台が置かれ、小鳥達のサンクチュアリになっている。
庭から見た建物外観
三角屋根の開放感溢れる建物。
著名な建築家の設計した家を気に入り、その許可を得て、そのままに作ったそうである。
バードウオッチングには最適である。 お店は主人と奥さんの二人三脚で切り盛りされている。
ジャズが好き、小鳥が好き、自然が好きなご夫婦の趣味が高じて、住居の一部をジャズ喫茶として解放しているように思える。
ご主人は元外洋航路の船乗りさん。終の棲家としてこの地を選ばれた理由はその辺にもあるのかもしれない。そんな勝手な想像を膨らませると、とてもロマンティックな気分になる。
もの静かなご主人、お客さんを甲斐甲斐しく歓待する明るく活発な奥さん。爽やかで和やかな雰囲気は、その場に居合わせて人を知らず知らずにアットホームにしてしまう。僕もその一亀である。
奥さんを見ていると、店が終わる頃にはどっと疲れが出るのだろうなーと余分な心配してしまう。
この奥に何があるのだろう?
*インフォメーションお店の営業期間は、5月連休前から11月初めまでの約6ヶ月、営業時間は11時から18時。火・水曜が休業日である。
ジャズ喫茶なんだからどんな音がしているんだと、気になる人もいるでしょう。どちらかと言うと古めのオーソドックスなスイングジャズ。
LPも掛けてくれるが、CDが多いようだ。
装置はと言えば、JBLの中型2WAYのSP。アンプはラックスマンの半導体式プリメイン。CDプレイヤーはDENON製。LPプレイヤーは?
何れも型番不明と言うか、親父は禄に見なかったようだ。行くと、直ぐに居間に通されてしまうので、覗く暇がないと言う事情もある。ご主人に訊いたとしても、装置そのものには大きな拘りは持っていないと思う。
居間にはジージアローデザイン、マホガニー製?のSONY一体型CDプレーヤーが置かれ、ジャズが小音量で流されている。
何れにしてもバックグランドミュージックで、この場にはピッタリなのだ。
最近、この機種が変わった。前の機種は壊れてしまったのだろうか。
「バード」に行くと、装置はどうのと言う詮索はどうでも良くなります。
ジャズ喫茶店の音を☆マークでランク付けしている方がいる。
バードを訪れて、「その音は超越」と表現している。周囲の環境、店の佇まい、店主と奥様・・・、確かに、言い得て妙な表現である。
この日は肌寒かった。
ハッピー メリー クリスマス!
おじさん、おばさん こんにちは お元気ですか。
今年は例年にない厳しい冬。下界からそちらを見上げると真っ白な浅間山が見えます。一面の銀世界なんでしょうね。ブルブル・・・・
こちらは雪こそありませんが、赤城颪の冷たい北風が吹き抜け、すっかり真冬の様相です。 お店が休業期間になり早1ヶ月半、今はお二人の静かな生活を取り戻されていることでしょう。
満を持して、バードをご紹介しようとしていたのに、写真が見つからない。親父の奴、あれだけ撮っていたのにどこにやったのやら・・・・・
いつものことですが呆れております。見つかりましたら直ぐに入れ替えますので、許してやってくださいね。
春になりましたら、母と親父を連れてお邪魔します。
良いお年をお迎え下さい。 カメック
このブログは僕が主人公。しかし、本当に見て?書いてるの?と思う人がいるかもしれない。
そう言う疑い深い人のために、僕の秘密を大公開!!!!
こんにちは! カメックです。
でも、他の人にばらしてはだめだよ。お約束ね!
僕に気が付いて、「ぎゃー、ヘビ!」なんて言われるのは困ります。
困らせる気はこれぽっちもないんだ。
ペット、お断りと言う店が多い。衛生面からみて、他の人に迷惑を掛ける・・・・、いろいろとあるだろう。
僕は毎日お風呂に入る。本当は嫌なんだけど、柔らかい歯ブラシでブラッシングさえされている。人間よりよほど清潔と思うんだけど、まー、我が儘言っても始まらない。
僕だってそりゃー常識カメ。レストランに連れてってとは言わない。帰りに魚屋さんにでも寄って、お土産にまぐでも買ってきたら、許してあげる。
食べ物やさん以外の所へはこっそり連れて行って貰うんだ。やっぱり、見聞は広めないとね。
お出かけセット
え、これを見て、「容器に入れて、熱湯を注いで、3分」だって、 僕は即席ラーメンじゃない!
今は空風の季節、目は乾く、お肌にも悪い。 水筒には、ぬるま湯が入っている。それを緑の容器は注いで、僕は沐浴する。いつでも、どこでも、温泉気分なんだ。 お出掛けには、羊さんと一緒が多くなった。羊さんは暖かいよ!
関根裕子 アルトサックス
2005年12月20日 (火)One Night Cruise vol.5~サックス&ヴォーカル ライブ~
出演:関根裕子(サックス)、向井浩二(ヴォーカル&ピアノ) 時間:18:00開場 18:30開演
料金:2000円 ワンドリンク(日本茶)付 自分はお留守番。
お喋りは親父に任せます。(喋り過ぎなければ良いのだけれど)
楽器はサックス、ヴォーカル&ピアノ演奏者は男性1人、女性1人。
この楽器と演奏者の組み合わせを想像する時、サックスが男性、ヴォーカル&ピアノが女性と考える人が多いだろう。それが違う。
また、ジャンルはジャズと思うかもしれないが、これも少々違う。
もちろん、ジャズもあれば、R&B、ポピュラーもある。
このデュオは2ヶ月毎に演奏会を開いているそうだが、自分が聴いたのは初めてあった。
演奏会場はかなり縦長である。その縦長のほぼ中央付近の両側に2人は位置し、合い向かって演奏する。
関根裕子 テナーサックス
演奏曲は、クリスマス時期と言うことで、ホワイトクリスマス、もみの木等、おなじみの曲が中心、それにオリジナル曲が数曲であった。
関根さんは小柄なので、テナーは大丈夫かなーと思ったが、深々とした音を奏でる。ムーディーな曲はアルトをと、2つ楽器を使い使い分けているようだ。
関根サックスはリリカルな曲で真骨頂を発揮すると感じた。この店をフィチャーした「道」は特に印象に残った。出来たての曲だそうだ。
曲の間に、向井さんが説明を入れる。曲の説明、自分たちデュオのこと。時折、関根さんに水を向ける。言葉のピンポンを期待するのだが、全然、球が返って来ない。関根さんは、かなりの「はにかみ屋」らしい。まー、これが初々しくて好印象なのだ。
向井浩二 電気ピアノ&ボーカル
向井キーボードは、どちらかと言うと関根サックスをサポート役に回ることが多いようだった。向井のボーカルは、曲数こそ少なかったが、声量があって厚みがあってなかなか聴き応えがあった。
プレゼント抽選会
自作CDプレゼントの抽選会があったが、何と、5枚/31名の内、2枚が我々夫婦に当たった。勿論、1枚は辞退した。
休憩時間に向井さんに日頃から疑問に思っていたことを尋ねた。
「ここばかりではないが、小さい会場でも、演奏音はPA装置を使い、スピーカーから出すのがほとんどである。PAから出る音は正直好きではない。出来れば生音をストレートに聴きたい。近距離なので音量不足は考えられない。」
「PAを通す利点は、楽器毎の音量のバランス調整ができること。」
「ボーカルはマイクを握った方が様になることだと思う。」と付け加えた。
この素朴な質問に対し、答えはこうであった。
「小さい会場では音が響かない。味気なく聞こえる。敢えて電気的にエコーを付けている。」
「ううん、なるほど。」である。
向井さん、関根さんにお願い! それでも、生音で聞きたいなー
定位も気にする方なので、演奏位置から、音が出るとより自然に聞こえます。
かぶり付き状態で聴かせて貰らいましたが、関根さんを見たり、向井さんの方に顔を向けたりと、ちょっと落ち着きませんでした。どちらか片側に2人で寄り添う形にして貰えると嬉しい。
とはいえ、限られて空間の中で、工夫され、これが一番と言う位置なのかもしれませんね。
お詫び! フラッシュは使わないつもりでした。いざ、撮ろうと思ったところ関根さんの顔がライトの陰になって、絵になりません。
そこで、軽くフラッシュを焚かせて頂きました。演奏の邪魔になったかもしれません。
また、聴きに行きます。
いつもの席から見たSP全景
親父の知人からの情報で、連れられて出掛けたのが最初です。
秋まで、群馬県北部の猿ヶ京温泉にあった「喫茶店」です。
今でもこの店の様子はオーディオビンテージショップのHPで見ることが出来ます。
国道17号沿いにあり、周囲とは異彩を放つ山小屋風の建物なので、気が付いた方も多かったのではないだろうか。
店の入り口は道路とは反対側にあり、一寸入りにくかったかもしれません。
店に入ると、中世ヨーロッパに一挙にワープします。
建物は太い木をいかにも無造作そうにふんだんに使っている。
床は大谷石のような柔らかい?石張り。建物の壁は3面がガラス張りで、解放できる構造となっています。
この建物は、研修棟(宿)の付帯施設として位置づけられているようでした。敷地内はテニスコートもあります。
南側の壁際に、WE(ウエスタンエレクトリック)のスピーカーシステムがどっかと据えられている。
WEシステムって何と言う人もいるでしょう。
50年程前の米国映画館のトーキー装置と言えば、当たらずとも遠からずです。
兎に角、大きい。下の波板の後に、2本のウーファー(低音を出す部分)が隠れている。
その上に載っているのが、黒い金属の部分が(マルチセルラー)ホーンと言って、その後に付いているドライバー(振動板)から出る音をスムーズに導く通路となっている。
親父に言わせると、ウーファーとホーンとドライバーは大きいほど、偉いらしい。
室内を改めて歩き回ると、ヨーロッパアンティーク家具がさりげなく置かれている。その中でも、特に異彩を放つのは、室内中央の巨大な鞴(ふいご)です。
右チャンネルSP群
このスピーカーは低音、中音、高域のSPユニットで構成されています。
ツルの嘴のような細いホーンを持ったツイター(高音部)は珍しい。このお陰で、高域が伸び、高音不足の時に気になるトーキー色は少ない。
波板の後に18インチウーファーが二本隠れている。この波板はウーファーの音が拡散させるデフィーザーの役目なのでしょう。本来はこの波板の周囲にバッフルが付くはずですが省かれています。これが付けば、低音域がもう少し伸びるハズです。
左チャンネル群全景
朝、窓を開け放し、遠方に見える山の四季の移り変わりを借景にして、音楽を聴く。
この主人はこれを求めて、この場所に来たらしい。確かに贅沢です。
マルチセルラーホーン(オリジナル)、ドライバー、ATT
EMT927(フォノイコライザー付き?)
一回り小型の930は時折見かけるが、珍しい。ターンテーブルの外周は、LPより2回りほど大きい。カートリッジはEMTのTSD15がメインのようであった。
プリアンプ、300Bシングルアンプ、クレルMD1
CDトランスポートMD1とDACステラボックスST-2 96/24は、宿泊棟に泊まった時に親父が持ち込みました。これなら、ここに合うだろうと思ったようです。ぴたりと収まりました。
主人はCDはほとんど聴きません。
SP電磁石用真空管式電源
なんなんだこれ!一見、風変わりな真空管アンプとしか見えないでしょう。
結局、ここには1年あまり通いました。
この間に、モノラルがステレオになり、ホーンが大型に代わり、電磁石の電源が真空管式になりと、行く度ににシステムが少しずつ変わっていきました。
このWEシステムは実はオリジナル品ではありません。WEをリニューアルしたものです。
幾ら保存状態が良くても、半世紀も経てば、当然、経年劣化はあります。クラシックカーだって、乗るのであればレストアは必要なのと同じです。
ウーファーのコーン紙は同じ会社の紙で貼り替えてあります。
アンプ類は、WEオリジナルの良質パーツを集め、リビルドしたものです。
プリアンプはWE回路を元に組み上げたもの。パワーアンプはWE回路の300Bシングルアンプのモノ仕様です。
劣化のないホーンを除き、古そうに見えるけれど新品?なのです。
主人はクラシック、特に歌劇が好きなようであった。
なぜ、WEを使うのかと尋ねたことがあります。
50年前の音楽を聴くには、50年前の装置が似合うとの返事が返ってきました。
他のジャンルLPもあります。親父のリクエストに応えて、ジャズも掛けてくれました。親父が持ち込んだこともあります。
親父に言わせれば、低音の極低いところは出ていない。音像もハッキリしない。残留雑音も多い・・・・・と生意気なことを言っています。
結局、10回近く行き、今年の夏は泊まり込みもしたのですから、親父のセリフは全く当てになりません。
赤兵衛の音を一言で言えば、青空のようにスカッとしている。箱に閉じこめていない音とはこう言う音なのかもしれません。
親父の部屋には滅多に入らない母もWEの音は気に入ったようでした。
僕も床から見上げながら聴き入りました。ビクター犬と言うのがいたそうだが、僕はさしづめWE亀であろうか。
この店は都合により10月初めに閉じました。
ご主人は何れの日にか、ルードウィヒ城で鳴らしたいと夢を語っていた。
さて、あれからどうなったのか。あちこち、あてもなく彷徨っているのかとカメながら案じていました。
そんな時に、久しぶりに電話がありました。
「ホテルにいる。赤兵衛の4倍の床面積のところで最終調整中である。今なら、ゆっくり聴くことができるので、良ければ、開店前に来ないか。」 と嬉しい知らせでした。
窮すれば通づる、・・・あれば、救う神ありである。場所は某有名スキー場のホテルらしい。
親父は暖かくなったら行きたいと言っているが、僕はホテルに入れて貰えそうもないので、つまらない。
夕食後のデザート、今晩は大好きなマグロでーす。嬉しいな。
デザート(マグロ)
僕は犬じゃない。絶対にちんちんなんかしない。
武士は食わねど爪楊枝じゃなかった高楊枝。 しないつもり・・・・・・
でも、しちゃおう。まぐのためだもの。
親父に強く抗議!
布団の中ではおならは絶対にしないこと。あまりの苦しさに、布団の中を駆け回ってしまった。 ふう・・・・・・・・・・・
青磁ぐい呑みと焼き締めぐい呑み、片口
今回の語り手は、親父にバトンタッチする。
赤城山南麓にある久呂保窯に出掛けた。地元百貨店の個展を見て気になっていたからである。
くろほは、万葉集にも出てくる赤城山一帯の古い地名である。漢字は当て字なので、そこに格別の意味はない。ほには炎と言う意味があるそうだ。
展示室
上州と言えば、空風と雷とかかあ天下、この地帯は雷の常習地帯である。 つまり、ほは、雷→落雷→火事→炎である。
個展の案内葉書にあった青磁の碗が気になっていたが、これは既に売約済みであった。
似たようなものが窯元にあるのではないかと考えた出かけたのである。
展示室に入ると、青磁やら何やら、色々な作風のものが置かれている。
作家は綿貫さん。
一時、自分の作風を追い求めていたようであったが、今はそれほど作風には拘らないと言う。
あるがままの自分流なのかもしれない。
青磁のぐい呑み
棚の片隅に、凛と澄ました顔の青磁のぐい呑みが目についた。
案内葉書にあった碗を二回りほど小振りにしたような感じである。美しいスタイルの魅了され、「連れ帰る」ことにした。
妻は入るなり、目に留めたものがあった。作業机にぽつんと伏せられた民芸調の片口。
残念ながら、それは売り物でないと言う。 訊けば、窯出しの際、冷めるのを待ちきれず、化繊の軍手で出したところ、それが融けて付着してしまったなのだと言う。
同じようなものがないか、探してくれた。元々、ないものねだりなのだからあるはずはないのである。
結局、妻は綿貫さんが現在取り組んでいる民芸調のぐい呑みを選んだ。
綿貫さんはきっと根負けしたのだろう。
帰り際になって、妻は売り物でない片口を綿貫さんからプレゼントされてしまった。
青磁のぐい呑みはガス窯製。民芸風のぐい呑みと片口は蛇窯(長窯)製である。
蛇窯は始めて見た。この窯は作家の意図を超えた面白いものも生むことがあるらしい。
蛇窯から出る作品の歩留まりは1割位だそうである。これでは、とても商売にはならないだろう。
家に帰り、そのぐい呑みで一杯やったのは言うまでもない。
それにしても、親父の奴、何をやっても3日坊主と決まっていたのですが、ブログはまだ続いています。その内、ネタ切れで息切れすると思いますが、関心関心、一応プチ褒めしておきます。
今日のお夕飯はマグロね。そこのところ、宜しく・・・・
日向ぼっこ(古い甲羅の一枚が剥がれ掛かっています。)
そうそう、上の僕の写真を見てどう思う。
気持ちよさそうに、日光浴しているように見える?・・・ってそれは違う。
実は怒っているんだ。僕の表情をみれば分かるだろ。
日光浴はけっして嫌いな訳じゃない。
問題は、僕が望まない時にやられること。
カメちゃん・・・・・猫撫で声で、母さんが言うときは危ない。
早速、洗面器に入れられ、ガラガラとガラス窓を開けて、そこに置かれる。 眩しいの何の、冷たい風がビューと、ぶるぶる震えてしまう。
母に言わせると、ガラス越しの日光浴は、紫外線がカットされるので効果が少ないのだそうだ。
早く、出たいと、洗面器の縁に手を掛けて、脱走を試みる。この時のタイムが懸垂時間らしい。
変なところでタイムを測るな! いい加減にしろやな、親父!
運良く、足が縁に掛かり、首尾良く脱走できることもありますが、また、連れ戻され、「元の木阿弥」それでも、また、脱走・・・・・
みなさまにご報告 お陰様で、マグロにありつけました。やっぱ、時には自己主張はしなければね。
僕は♂。ほ乳類と違い、外観で性別は分かりにくいんだ。
原・始祖鳥(カメックの正体?)
なぜ、僕が♂かと言うと、ひっくり返して(亀にとってこれほど屈辱的な格好はない)みて、肛門の位置が甲羅より外にあれば♂、内側なら♀。
僕の甲長は9cm。体は小さくても僕は8歳の立派な青年カメ。 カメ族は概して♀の方が体が大きい。僕の種族の場合でも、 ♀なら20cm位になってもおかしくないらしい。
カメ社会は女尊男卑で、婦唱夫随である。親カメの上に子カメと言うのは、もしかすると言うこともあり得る。
僕が観察するに、これはカメ社会に限ることではないように見える。
親父が僕の基礎体力を色々言っている。
例えば、1m走では、陸上0.5秒、水中0.8秒とか・・・
陸上1m走0.5秒。これは遅いのか早いのか。
カメはウサギと比べて如何にも歩みが遅いように思われているが、とんでもない誤解である。
それはウサギのように飛び跳ねる必要がないからである。平常心を保ち、ゆったりしているだけである。
僕の足を見て欲しい。4本の足は、地面をしっかり掴めるようにスパイク(爪)がある。長距離より短距離向きであることが分かるだろう。
この記録はどう生まれたのか。
いつものように、親父のパジャマのポケットの中で爆睡していた。ところが、この親父、幾つになっても寝相が悪い。ごろりと転がったものだから、僕はポケットから投げ出され、そのまま布団の外に。
いつも沈着冷静な僕も流石に寝ぼけていたらしく、脱兎のごとく(と言うより、ゴキブリごとくらしい)、母の寝床に向かった。
その距離は1m、その時間が0.5秒、即ち、秒速2mである。
垂直跳び1cm。僕が何かに驚いて飛び上がった。その時、約1cmだったんだと。HONDAのASIMOくんも走る時には両足が宙に浮くそうだ。カメにできて当たり前である。
飛行時間0.1秒、飛行距離20cn。僕はテーブルの上で遊ばされることが多い。いつまでも、そんな狭い場所にいるのは僕は嫌だから、助走を付けて飛び立つ。
しかし、飛び立つには高さが不足している。翼を広げる前に床に落ちてしまう。その時の飛行時間が約0.1秒、水平距離が20cmと言うことらしい。
今度はカーテンを登って、もっと高い所から飛び立つことにしたい。
水中速度0.8秒/mは、運動場(浴槽)での計測結果である。
もう少し広ければ、0.5秒は切ったと思われるが、これは「たら、れば」なので、今はこの記録に甘んじることにする。
潜水時間24時間以上、潜水深度1m以上僕は沼カメなので、当たり前田のクラッカーなのである。
アジアンテーストの店で出会った。一目惚れしてしまった。
大好きな羊さんと一緒
羊が一匹、二・・・・・・・・・・・、羊さんの背を飛び越えながら、数を数えていた。もう少しで千匹と思っていた時に、親父に布団を剥がされた。
折角良い夢見てたのに、亀権蹂躙だ!
羊さんのお腹には「ミニほっかい炉」が入っている。羊さんと一緒なら、寒い日の外出も苦にならない。
群馬県高崎市にある蔵の喫茶店です。
蔵と言っても、物を収納する蔵ではなく住む蔵です。
棗(なつめ)
お店はご夫婦2人で切り盛りしてしています。
受付と会計はご主人。接茶?は奥様と役割分担されているようです。
道路入り口付近のピラカンサス
蔵の入り口は道路の反対側にあります。
道路から蔵の入り口までの通路は、屋根付き土間です。
通路の途中には天窓があり、明かりがこぼれています。
木亀は蔵の入り口付近の床で泳いでいました。
店内の様子
このテーブルは何に見えますか。
見たとおり、引戸を使っているんです。
蔵の二階には季節の飾り付けがされています。奥様にお願いすれば見せて頂けます。
メニューは抹茶、煎茶、・・・変わったところでは、荒茶、芽茶があります。お茶(お茶受け付き)とお茶セット(和菓子付き)が選べます。
この日、母は荒茶セット、親父は芽茶セットを頼みました。
芽茶セット
一杯目は女主人(奥様)が淹れて下さいます。
二杯目からは自分で入れます。
茶道具一式
これをどう使うか分からないって。
分からなければ、女主人に尋ねれば、優しく説明してくれます。
ここは、時折、音楽会や展示会の会場にもなります。
ジャズコンサートも開かれるようです。
どうせ、その時は僕はお留守番ですから、関係ないか。残念!
お店はホームページもあります。そちらをご覧下さい。。
あるところにお邪魔した。
愛想のない仲間?
仲間らしいので、鼻で挨拶をした。全然、挨拶が返ってこない。無愛想な奴と改めて見たら、平面亀である。
昔、Tシャツに張り付いた蛙は知っているが、亀は初耳である。 さて、その正体は・・・・、
続きは明日のお楽しみ。 今日は羊さんと一緒に寝ます。お休みなさい。 ZZZZZZ・・・・・
木には必ず節があります。節があるのはそこに枝があった証拠です。木が生きていた証です。
木の枝に付いている葉は光合成作用で木を成長させます。やがて木が大きくなると、その葉は、上にできた枝や葉の陰になり光が届かなくなります。その役割が終わるのです、葉は落ち、そして枝は枯れます。
木はどんどん成長します。枯れ枝は木材の中に閉じこめられるのです。
この部分を板にすると、節となって現れます。その節は枯れていますので、周りの組織とくっついていません。これを死節と言います。
この死節の部分を板にすると、抜け落ちて、穴となってしまうのです。今は、穴が開いた材の市場価値はありません。ですから、その部分を取り除いて使っているのです。
昔、木材はもっと大切に使われていました。
その部分を刳り抜いて、同じ材でその部分を○や□に刳り抜いて、そこを同じ材で埋めて、使っていました。
その刳り抜く形を亀や鶴にしてしまったのがこれです。
昔の人は、木材を大切に使っていたばかりか、遊び心も持っていたんですね。
周囲の年輪は、まるで亀が泳いだ後の波紋のように見えます。僕が仲間と見間違うのも無理がないでしょう。
この亀はいったい何処にいたのでしょうか。