kamekutobu

ザスパクサツ群馬の応援、スローライフ、終活日誌、趣味、旅行

LPプレイヤー&フォノイコアンプ 作者コメント追加済み

2011-06-26 09:11:47 | オーディオ

○LPレコードプレイヤー

・ターンテーブル MICRO SX555FVW

       組み上げ前のMICRO SX555FVW と アームSME 3010R(改造品)

*右上に見えるのが、愛用の300B・PP全段差動アンプ(真空管取り付け前)

マイクロ得意のベルトドライブ式。LPエアー吸着式&ターンテーブルエアーフロート式。この機能を持った製品では一番安価だったと思います。

*作者過去ログ発見しました。

http://audiofan.net/board/log/tree_150.htm#18193

 

・アーム SME 3010R

3009が原型でそれを日本限定で販売されてものと聞いた覚えがあります。Rはリファレンスの頭文字なのでしょうか・・・

この機種と組み合わせるため、YAMAHAのHA-2の回路を参考にして、フォノアンプを作りました。

自分にはそのようなスキルはありませんので、知人と言うか師匠に製作を依頼しました。

フォノアンプ本体は低ノイズ真空管WE420Aを使用した管球式。バランス回路となっています。

                   フォノアンプ本体 (外装は革張り)

ヘッドシェル部のサテライトアンプにミニチュア管を使うとのアイディアもありましたが、取り付けスペースの制限から、やむを得ず、FETと抵抗をディスクリートで組み込みました。

                          左がSAEC C-1   右がオルトフォン??

アーム内配線は全て交換しました。信号線とは別にサテライトアンプ供給用電源線も一緒に組み込みました。

                      アーム内は極細銀線に交換

サテライトアンプでMCカートリッジの電圧を電流変換された信号はアーム内を通ってアームの根本で増幅?された後、

                アームの基部付近   サテライトアンプとセットになる部分 

そこからバランスケーブルを通って、管球式フォノアンプに至ります。電源部は別個体となっています。

             左が電源部(整流管)  フォノアンプ本体は2台分

 

MCカートリッジを扱う場合、フォノケーブルの吟味も必要ですし、ケーブルの引き回しにも気をつかうものです。

このシステムは微少信号を扱わないので、外部誘導雑音には極めて強いのです。雑音はスクラッチノイズだけ?は言い過ぎか

作者渾身の作品です。.

.

このLPプレイヤー+フォノアンプシステムは、体調を崩し、作者宅に長期入院中です。

これがなければ 浅川 マキ を聴くことができません。

 

*閑話休題

お手元のレコードの健康状態チェックをしていますか。

オーディオ休止期間が長かった。その間、湿気の多い、押し入れに押し込めていた。

たまにオーディオ熱がぶり返すことがあっても、CD関連だった。

手持ちのカートリッジの劣化は容赦なく進む。アナログ時代は遠のき、カートリッジの価格は高騰しつづける。

カートリッジ一つにに六桁のお金は出せません。次第にLP離れが進む。悪循環に陥る。

浅川 マキが亡くなった。そのとき、お宝のLPレコードを探し出したが、よく見るとソリがある。

保管が悪すぎた。たまにはジャケットから取り出して、労らなくてならなかった。

後の祭り。LPを平らなテーブルの上に置き、板を被せ、重しを載せて矯正を試みたが、気持ち程度は修正されたがはかばかしいものではない。

LP盤の内周と外周に圧力を熱と加えながら。圧力を加える矯正機があるようです。効果の程はどの程度か、レンタルで貸してくれるところはないかな~


閑話休題拡大版

2011-06-25 01:59:13 | 親父の部屋

意味のないよしなしごとを書き連ねているわけですが、

これが足りない、あれがなければ分からないだろうと反省することが多い。

ホワイトボードに書いては消し、バッテンをしながら、書き加えるのに似ている。

昨日書いたことを今日は消して、書き直すことはざら

表題に只今更新中と書かざるを得ないのだ。

オーディオファンなら当然知っている用語はそうでない人にとっては、ちんぷんかんぷんだろう。

このブログのメインテーマはザスパ草津の応援である。

当然、サッカーにはそれなりに詳しくなければならないはずなのに実際は違う。

オフサイドと言うサッカーの基本ルールがあるが、なまじかの知識しかないので、サッカーを知らない人に説明するとなると困ってしまう。

 

オーディオについても同じ。

親父の部屋の内容を振り返っても、ある時はオーディオマニア用に、また、ある時は初めての方にも分かるようにと、その日の気分次第で説明が違う。首尾別々なのだ。

オーディオなんて全く興味がない。音楽を聴くなら、IPODで十分と言う方も多いだろう。昨日も同じような意見を聞いた。

そう、音楽を聴くだけなら携帯音楽プレイヤーで十分なのです。いつでもどこでも、手軽に音楽を楽しめる本当に良い時代になった。 

でも、そう言ったらお終い。何もない。 

 

趣味いや道楽の醍醐味は、何かと理由を付けて、我田引水が本流だろう。他人の意見に耳を貸す必要はない。馬耳東風を押し通すことだろう。

他人からどう見られているのかなんて気にしない。

こんなことを書く位だから、結構、気にしているのだ。

やはり 支離滅裂!


音 と 団扇 の話

2011-06-24 19:20:12 | スローライフ

一応、理系のつもり。だけど、やることなすこと、支離滅裂。文才ないし、文系ではもちろんない。

根本のところが分かってないのに、 妙に理屈っぽい って嫌われるタイプの典型だと思う。

音が聞こえるってどう言うこと?

音は空気中を音波として耳に伝わる。真空中では伝わらない。音を伝える物質は空気である必要はない。水(液体)でも、鉄棒(固体)でも良い。糸電話での糸でも良い。但し、糸はピンと張っていなければならない。ピンと張っていないと振動が伝わらないのだ。

音波は鼓膜を震わせ、耳の中の器官を通して、脳に至って音として感じられる。骨伝導もある。一括りに説明するのは本当は難しい。

 

SPの話の中で低音を出すのは難しいと書いた。ピアノの基音 A0 27.5hz を再現するのはかなり困難。パイプオルガンの最低音は至難の業だ。

本当の超低域の音を出すには大型のSPが必要とも書いた。

かと言って、どんな小型SPでも、小学校にあるオルガンと大聖堂のパイプオルガンの音は聞き間違えようがない。パイプオルガンらしい音?を聞いて、人は十分区別できるのだ。

 

音は、通常、空気の振動となって伝搬される。 

誤解も招くことを承知の上で、団扇で音を説明する。

あまりに暑いので、団扇を作った。

一つは大きな団扇、もう一つは小さな団扇。材料は極薄い紙製。団扇の骨はない。

団扇の根本を摘んで、軽く振ると風が起きる。おーッ。涼しい。当然だが、大きな団扇から送られる風は小さな団扇より多い。

もっと涼しくしようと、早く振る、あれ、大きな団扇はよれよれになり、手元部分が振れるだけで、他はあまり動かない。風量は一向に増えない。その点、小さな団扇を早く振ると風の量は増える。

空気は軽いが重さはある。(空気に重さがないなら、台風でも、家は飛ばされない。車は箱形で良い。)ヤワな紙スコップで空気を素早く掬おうとするとスコップが変形し、空気はそこからこぼれてしまう。

それなら、紙スコップが変形しないように丈夫にすれば良い理屈だ。紙の厚さを増やす。竹ひごで補強する。いっそ、紙の代わりのアルミ板にすれば良いる。スコップはどんどん頑丈になる。その代わりどんどん重くなる。

スコップを動かすのには力がいる。重いスコップを動かすにはそれだけ力が必要になる。

小さな団扇を力一杯、懸命に振っても起こる風は僅か・・・・・無駄に疲れるだけだ。

 

以上、団扇の風を、音に置き換えて貰いたい。

大きな重い団扇が大口径のSPユニット、即ちウーファーである。小さな軽い団扇がツィターに当たる。

小さな団扇であっても、団扇からの風が左右に逃げないように(空振りしないように)、その周囲を囲えば、風は効率よく前に送られることになる?・・・・・蛇足だが、団扇を囲うホーンは効率を高めるには効果的なのである。

(かなり強引、無理無理説明・・・・ご容赦を!)

大口径のSPユニットを箱に入れずに机の上に置き、パイプオルガンの重低音の信号を入れる。さぞや、地を這うような低音が出ると思いきや、ぴーぴー・ガーガー

ラジカセの低音の方がよほどましだろう・・・・、多分そう、比較したことはないので・・・・・

なぜそうなるのか?

音は振動板から空気の振動として周囲に広がる。振動板の表からも裏からも出る。問題は、両者の音の出る方向が正反対(位相が180度違う)でなのだ。

光は直進するが、音は回り込む。正反対の音がぶつかり合えば、打ち消し合う。完全に打ち消し合えば、音は出ない理屈だが、実際にはゼロにはならない。

この影響の度合いは波長が長い方ほど、つまり、低音が強い影響を受ける。結果として、出る音は高域に偏ることになる。

*SPと書く場合はSPユニットが箱に組み込まれたSPシステムを指し、SPユニットと書く場合は、ウーファー、ツィターなどの単体を指すことする。 

だから、SPユニットの振動板から出る前の音と後ろの音が混じらないよう遮断しなければならない。

部屋の壁に孔をあけてSPユニットを取り付けるのが無限バッフルである。

これは現実的ではないので、通常は、SPユニットはSPボックスに入れられる。SPボックス内に閉じこめられた音は、圧力となって暴れる。本来の音でないものが音となる、箱鳴り?と言う思わしくない現象を生む。もっとも、SPユニットを支えるフレームは振動板の反作用として振動するのも、箱鳴りの原因の一つである。

SPボックスは、余計な振動をしないように、不要音を吸収するため、内部に吸音材を貼ったり、板材体の厚みを増やしたり、補強したりして、箱鳴りを減らすべく工夫されている。

箱が大きければ大きいほど無限バッフルに近づく。SPユニットが本来、持っている特性に近づく。

丈夫な振動板持つ大口径のウーファーを無共振の厚いコンクリートの壁に取り付け、周波数の乱れを電気的に補正しつつ、強力なアンプで駆動すれば、理想的な低音再生ができる理屈である。

無限バッフルは理想にしても、大型密閉箱に入れるのが望ましい。

しかし、大きくなる>重くなる>大きくすると頑丈にしなければならなくなる>重くなる の連鎖が始まる。

 

小型密閉箱は箱内の空気密度が上がったり下がったりする。エアースプリングが効いて、振動板が動きにくくなる。音となる変換効率が落ちる。

折角出ているSPユニットの裏側の音を利用ができないかと言う発想も自然に生まれて来る。

SPユニットの裏側から出る位相を180度変えることができれば、前に出る音圧は2倍になる理屈である。

理屈どおりにはならないが、低音増強法としては幾つかの方法がある。

・バスレフ

・バックロード・ホーン

・音響迷路


CDプレイヤー

2011-06-22 20:43:51 | オーディオ

○STUDER A727

一時、フィリップスのスイングアームメカに拘って、収集したことがあります。

CDの読み取り装置を大きく分けると、メカが直線に動くSONY方式と、LPレコードプレイヤーのアームのように曲線を描くスイングアームのフィリップス方式がありました。 

CD読み取りメカはコンピュータの読み取りメカとして開発されたとも聞いたことがあります。当時の業務用コンピュータ(パソコンではありません)は非常に高価でした。正確な読み取りを行うため、読み取り精度の高さが命だった。コストを掛けて開発されたものであったでしょう。

CDプレーヤーの普及は低価格化によるものです。498(49,800円)とか、そのためには、CD読み取りメカの低廉化は必然でした。

スイングアームのメカはプロトタイプの鋼鉄製のCDM0から始まり、アルミダイキャストのCDM1から大量生産が始まります。

手元にCDM1,CDM2、CDM3、CDM4のメカがあります。CDM2はプラスティック製です。コストダウンした廉価版なのかもしれません。

型番が上がるに従って、小型化、軽量化が進んでいくのが分かります。改良とコストダウンが同時進行したのでしょう。CDM3の評価が高いのは両者のバランスが良いからかもしれません。

スイングアームはSTUDER製以外にもマランツ、REVOX(STUDERの民生品ブランド)他、広く使われました。国内製品ではLUXがありました。

我が家に来た台数は10台は下らないと思います。

現在、手元に残しているのは、出張中の機種も含め、STUDER A727(CDM1搭載)、LUXMAN D-500(CDM3)、KRELL MD1(CDM3、CDトランスポート)、REVOX C221(CDM4)です。

その中でも、代表としてA727を選んだのは、スイングアームメカの原型であるCDM1を積んでいる。当時の機種では珍しくデジタル出力を持ち、ワードシンク端子を持っています。アナログはバランス出力も持っています。流石、業務用機器です。

これをDAコンバータ(以下、DAC)に繋いだり、同期を掛けたり、DACとの間にDDコンバータ(DDC)を挟んだりして、遊びました。

A727は、かの有名なA730(CDM3搭載)の前機種に相当するラックマウント型です。

A730が知人宅にありますので、比較試聴しようと考えています。   

若い方はスイングアームを知らないでしょう。LPプレイヤーを見慣れたアナログファンには堪らないメカだと思います。

ハート型のCDM3は美しい。KRELLはその造形を生かしました。

悪貨は良貨を駆逐すると言う言葉があります。残念です。   

 

○VICTOR XL-Z999

重量級のCDプレイヤー(以下、CDP)です。当時、今でもリファレンスとして通用するCDPを、TEAC、DENON、LUX・・・が競うように作っていました。

これらのメーカーの最高機種が普及品と大きく違うのはCD読み取りメカです。自社開発?のアルミダイキャスト製、如何にもガッチリしています。

メカはSONY形式。フィリップスのスイングアームはCDPの部門から撤退していた?頃の製品です。質実剛健なメカの上にCDを置き、それをウエイトで押さえ込む形式です。この方式を取るメーカーは多かった。アナログチックなところが良いと思います。

DAC部はK2プロセッシング搭載し、アップサンプリング、20ビット変換ができました。この後継機がXL-Z999EX。外部光の影響を受けにくくした等の小改良がされていますが、大きな違いはないと思います。

クロック入力を持っているので、外部クロック機種と同期運転が可能です。

CDの規格は44khz、16ビット、今から見れば極めて貧弱な規格です。この規格を超えようとして、アップサンプリング、ハイビットを繰り返して来たのがCDP、DAコンバータの歴史です。

音楽をCDで楽しむなら、XL-Z999で十分と言うのが現在の結論です。  

 

○VICTOR XP-DA999

VICTOR XL-Z999(EX) と 対をなす DAコンバータ(以下DAC)です。XL-Z999EXの DAC部を 独立させ、リファインし機能を高めた製品です。発売されたのは1997年。

K2プロセッシング搭載 96khz、20ビットに変換可能です。現在の水準(192khz、24ビット)から見れば極々内輪の数値です。

豊富な入出力を持っているが特長で、入力端子は通常のRCAの他、光、同軸BNC、バランス。出力端子はRCA、バランス。

民生用としては珍しく、CDトランスポートと同期を図るクロック出力を持っていました。

マランツ プロジェクト D1 との競争を勝ち抜き、我が家の中心DACでした。

 

○ESOTERIC P-0

CDトランスポート(以下、CDT)です。CDの読み取りメカと言えば、フィリップスがスイングアームの生産を止めてからは、高級品と言えば、TEACのVRDSメカでした。

WADIAも高級品はVRDS、普及品はパイオニアのメカと使い分けていたようです。VRDSメカは何機種か聴いています。ESOTERICは元々TEACの高級?オーディオブランドです。

スイングアームが柔とすれば、剛のVRDSとでも言えるでしょう。

P-0は元々製品として企画されたものではなく、研究用、開発用に試作されたと聞いています。

VRDSメカを土台として、それを究極にまで推し進めたものでした。駆動メカはミクロン単位で制御され、CDの中心軸の偏芯を揃える等、CDの状態に合わせて、細かく調整できるようになっています。

研究用ですから、コストの制限を受けない。外観も気にしない。如何にもプロフェッショナルな風貌です。試作品が評判を呼び、結局、市販されるようになったとか・・・

電源は本体への干渉を防ぐために別個体。鉄の固まりみたいなものですから、移動する時には、腰を痛めるないように注意しなければなりません。

しかし、CDのより好みも激しく、メカニカルノイズが気になることも多い。P-0は気むずかしい機器です。

これまで、メカの調整、CDのピックアップ部の交換と、2度入院していますが、現在も完調とは言い難い状態です。

もっとも、ESOTERICもこの辺のことは十分、承知していたようで、改良型、バージョンアップを繰り返しました。

家のはメンテナンスはしていますがオリジナルのままです。今後も音楽CD再生原器としての位置づけは変わらないでしょう。

なお、Pー0シリーズは輸出されていないようです。海外ではメンテナンスができないからと聞いたことがあります。

CDTですので、DACと組み合わせなければ、音は出ません。相棒はVICTOR XP-DA999が務めてきました。

バランスケーブルで繋ぎ、クロックを合わせての同期運転です。その後、外部クロックを導入しジッター低減を図ったのですが・・・・・・

これについては、別の項とする予定です。 

 

○Audio alchemy DTI pro32

CDプレイヤーのデジタル出力とDACの間に入れるDDコンバータです。小型の本体と大型の電源によって構成されています。

Audio alchemy製品はDDコンバータに限らず、DAC、CDトランスポートからプリアンプまでいろいろな製品を出しました。製品群を通しての特長は小型、高性能と言うことでしょうか。10機種以上、試聴しました。

Audio alchemyと言えばやはりDTIシリーズでしょう。その最終製品が  DTI pro32 でした。アップサンプリング機能を持ち、90年代前半としては画期的な製品であったと思います。

DTIを繋ぐと低域がぐーんと沈み、音の厚みが出てきた印象が残っています。

DTIの原理が実はよく分かりません。

内部にメモリーを持っていて、そこに一時、信号を溜め、それを整流して、DACに流していたのではないかと想像するのですが・・・・

今でも、KRELLMD1 と DAC の間に挟むことがあります。今でも現役です。 


(中)高年のオーディオ 再セッティング 

2011-06-22 05:55:00 | オーディオ

人生も一段落。さて、これからどうしよう。お金はないが、暇はある。

さて、長い間、埃をかぶったままのオーディオでも掃除をするか。  

あちこち脱線しながら、書き連ねることにしました。

 

さて、早速ですが。次の質問にお答え下さい。

①オーディオルームをお持ちですか。

②大音量が出せる環境ですか。

③家族の理解が得られていますか。

 

①はオーディオ専用設計の部屋と言うことではありません。生活空間の一つではあるが、どちらかと言うと、オーディオ優先で使える部屋があると言う意味です。

②は周囲に音を撒き散らせて、迷惑を掛けないかと言うことです。

③は難問です。 

自分の場合は、①は幸いにも可、②については甘めに見てなんとか可。③に至っては全くの不可です。

総合成績で言えば勿論落第です。

結論から言えば、③さえやり過ごせば、後は何とでもなる・・・・でしょう。家族に呆れられてしまうのも手でしょう。思い当たる人は、罪滅ぼしを兼ねて、たまには家族サービスに努めましょう。

 

音楽を楽しみたい。少しでも良い音で聴きたいと言うのがオーディオファンでしょう。

音域、ダイナミックレンジは広く、より広く・・・・虫の音からSLの汽笛まで・・・。(これでは、音楽ではなく、音を楽しむ・・・・か)

これを追い求めて行くと次第にエスカレートが進みます。装置は次第に大掛かりになり、接続ケーブル等、高価なアクセサリーにも手を出して・・・

 

ところで、あなたの耳は大丈夫? 本当に聞こえているの?

人間の聴覚範囲は20から20,000(15,000)hz位と言われています。残念ながら、加齢により高域限界は次第に下がります。

自分の場合は、以前、突発性難聴に罹り、今も軽い耳鳴りに悩まされています。高域は11,000hz位までと思われます。

10年以上前のことですが、周波数チェックCDで息子と可聴範囲を調べたことがあります。

息子は18,000hzは聞こえたようですが、自分は12,000hz位で、プツリ! 後はシーン・・・・・・・

アンプのボリュームを上げても聞こえるのは残留雑音だけでした。

耳鼻科医院に病後の確認に行きましたところ、両耳の特性を調べてくれました。

結果は出来の悪いSPの周波数特性のよう・・・、周波数特性は凸凹しているし、両耳のバランスはもちろん違います。

あーあ、自分の耳はダメ耳です! 

なお、過去の健康診断では難聴と判断されたことは一度もありません。年齢を考慮すれば、多分、並の耳でしょう。

 

さて、自分には関係ないと思っているそこの方、耳に自信のある中高年の方。耳垢掃除を兼ねて、耳鼻科受診をしてはいかがでしょうか。

なお、耳鼻科で測ってくれるのは精々、8,000hz位までです。

そこまで聞こえていれば日常生活に支障はありません。

楽器で帯域の広そうなのはピアノ 音域は A0 27.5hz ~ C8 4186hz 

高域は意外と低いと思いませんか? 中高年者だって、音楽は十分楽しめます。フォローのつもりです・・・・・(なってないか。) 

 

何が言いたいのかと言うと、

この装置は高域が出ないと嘆いても・・・・・、実は出ているのに、聞こえていないのかもしれない!ってこと。

現代のオーディオ用スピーカーなら、人間の可聴域範の高域は楽々クリアしています。

高域が十分出ていると思うSPは、耳の正常な若者にとっては高域過多かもしれませんよ。ピーピーギャーギャー五月蠅いと息子や娘やはては孫からクレームが来るかもしれません。

自作SPで後でスーパーツィターを付けたような場合は気をつけましょう。尤も、本人に聞こえていないのなら余計なお世話かもしれません。

楽器は基音だけではなく、倍音、3倍音・・・・も出ている。ピアノに関して言えば、自分の場合、最高音域の倍音は聞こえているが、3倍音は聞こえていないことになります。

ホッとしたような、ガッカリしたような・・・・・。音楽は耳だけで聴くのではない、頭で聴くものです。 (単なる言い訳にすぎないか。)

だから、SPの高域特性は悪くても良いと言っているのではありません。余裕を持てば、可聴範囲の歪みは減る。位相についても有利でしょう。

量と質は別の話。かと言って量は足りなくても質は十分と言うこともない。量がなければ質はない。 

高域帯域を伸ばすのは比較的は容易です。SPユニットの口径を小さくすれば良い。高域専用SPユニット(ツイーター)を設ければ良い。リボンツィターを使うこともできます。

問題となるのは、ツィターの低域再生限界が上がり、下の帯域を受け持つSPユニットとの交差周波数が上がる。

また、低域を受け持つウーファーも低域を伸ばすのと引き替えにその上を受け持つSPユニットとの交差周波数は下がる。

帯域を伸ばすとどうしてもSPユニットの多段化に繋がります。複雑化するのです。

 

また、低域再生は難しい。高域を伸ばすのと比べると格段に難しい。

例えば、超低域(ピアノのA0 27.5hz)をまともに出すのは至難の業です。

SPユニットの低音再生域を拡大するには、共振周波数f0を下げれば良い。振動板の重さを増やせば良い。能率は下がることになる。

音圧(音の大きさ)は空気の移動量で決まる。SPユニットの振動面積と振幅量の積で決まる。振動板を小さくすれば、振幅量を増やすことで補なわなければならなくなる。

 

○閑話休題

SPの歴史的流れ 

業務用から家庭用に用途が拡大 → 装置の小型化 → 再生域の維持・拡大 →  低能率のSPユニットが増える

この背景があり、アンプはパワー重視に、管球式アンプの衰退に繋がった。

  

低音再生時、SPの振動板が盛大に振幅していても、音になっているかどうかは怪しい、実は空振り?しているだけなのです。

超低音を出すには、スピーカーの振動面積(大口径のスピーカーユニットを使うか、あるいは、中口径を並列に並べるか)を大きくするか。空振りを押さえるために、ホーンロードを掛けるかしかありません。

超低音再生には、必然的に大型化せざるをえないのです。

 

小型SPの再生周波数の広域化はSPの能率を下げることになる。音圧を上げるには、SPユニットの磁気回路を強力なものにするか高出力アンプ(半導体アンプ)でドライブするかになります。しかし、超低域は出ない。

この方向って、どうなんですかね~・・・・

赤兵衛のWEシステムはこれとは間逆です。http://pub.ne.jp/kamekutobu/?entry_id=2899295

実は、低音再生に関してはもう一つの壁があります。部屋が小さければ出ないのです。どのような高級SPでも出ないのです。この辺の理屈については別の機会にしたいと考えます。

超低音再生を追求するとなると、何もかもが大掛かりになる。大きな部屋が必要になる。

低音再生はどこまで妥協するかで、SP装置の大きさが決まると言って良いでしょう。

いっそ、再生周波数の両端は程々にして、16cm程度のシングルコーンによるSPも一つの選択肢であると考えます。原点回帰です。

 

話題を変えます。

CDプレイヤー、アンプ類は、振動と言う機械的要素のあるスピーカーと比べれば、各種特性(周波数、歪み)は段違いに少なく、人間の聴感では周波数特性はフラット言って良いでしょう。

ところで、周波数フラットの理想的なスピーカーを使えば、まともな音?を聞くことができるのでしょうか。

スピーカーから出た音は、耳に直接届く他、部屋の壁、床、天井から反射する音が重なります。ある周波数では増幅され、あるいは干渉により減衰し、ピークディップの連続です。

SPの置き場所により大きく変わることは勿論ですが、悪いことに、聴く位置によっても大きく変わるのです。 

では、どうやって測るの?

昔なら、簡易的には、オーディオチェック用CDとサウンドレベルメーター。本格的には、発信器、マイク、マイクアンプ、オシロスコープが必要でした。

まー、測ってみるとあまりのメチャクチャさに嫌になるでしょう。

自分も初めて測った時、測らなければ良かった、知らぬが仏の方が良かったと思いました。

でも、病状が分からなければ、対策もできません。

 

では、分かったとして、対策はあるの?

スピーカーの置き場所を変え、吸音材、反射板を置き、聴く位置を変え、測定をしながら、繰り返せば、改善されます。これが本道です。

しかし、家族団らんのリビングに吸音材、反射板を並べることに家族の同意は得られるのでしょうか。

何なの、この邪魔物! 装置どころか、自分まで追い出されてしまうかもしれません。

聴く位置にしても、実際は生活との折り合いとなるでしょう。

防音壁を持つ専用オーディオルームが持てれば、響きの良い?専用リスニングルームさえあれば・・・・・・・リフレイン

それでは、 このブログもお終い になってしまいます。

オーディオ装置を重要性から挙げれば、部屋、スピーカー、アンプ、CDプレイヤー等の順です。

最もハードルが高いのが部屋。これを他において進めざるを得ない。都合の悪いところは(カメックの父ですから)見て見ないふりをして進めることにします。

 

部屋の対策には限界がある。聴く位置の制限がある。これをどうにか改善できないものなのでしょうか。

実は今は簡単にできるのです。聴く位置での周波数特性確認は勿論、その補正までできるのです。グラフィックイコライザーの導入です。

この手のものは昔からありました。特性を測りながら、あるいは、聴感で、ピークを削り、ディップを補うことができます。(聴感と言うものほど当てぬならないものがないのですが・・・・)

当時は、トーンコントロールなどの周波数調整機構は高級機ほど省かれることが多かった。

オーディオファンの方は余分な回路を入れると音の純度が損なわれると毛嫌いすることが多かったのもその理由であったと思われます。

要はプラス面を見ないで、マイナス面のみを考えたからでしょう。自分もその類でしたので、大きなことは言えません。

 

時代は変わって、今はデジタル時代。昔できなかったことも簡単にできる。しかも安価で・・・・・

家の例を挙げます。dbx DriveRack PX  (チャンネルディバイダー付きデジタルイコライザーとでもいうのでしょうか)

付属の測定用マイクを聴く位置(耳)にセットし、低域から高域までスイープ音を出し、両スピーカーの特性を測ります。そして、その補正を自動的に行ってくれます。

小型スピーカーの場合、サブウーファーを加え、これを一つのシステムとして、トータル的な補正もできます。

現在、トールボーイ型SP Westlake Audio LC265.1V を使っています。このSPは小型ウーファーですので、超低音を勿論出ません。そこで、LINNのサブウーファーを加えて試して見ました。

周波数特性は見事に改善されました。ところが・・・・・・・

難しいものです。合わないのです。自分の好みに合わないのです。現在、サブウーファーは外しています。

 

お持ちの装置が不満で、買い換えを考えている方。

特にケーブル類のアクセサリーの購入を考えている方。その値段で買えます。

先ずは自分の現状を知りましょう。改善点が自ずと見えてくるのではないでしょうか。


オーディオ現用品? 休眠品? 

2011-06-21 05:49:01 | オーディオ

内容と関係ないですが、ここのジャンルは、趣味いや道楽 オーディオ と言う分類だと思う。でも、ないんです。

 

○プリアンプ KRELL KRC-2

気に入っていっている訳ではありません。無色透明!これを是とするか非とするか。味も素っ気もない。

死蔵品クイックシルバーのプリアンプと比べると、灰汁がなさすぎです。もっと色っぽい音が欲しいのです。

入出力端子は豊富です。機能に関しても、位相反転、ゲインがHi,Lowと切り替え等ができるなど、こちらが求めるものが揃っている。

バランス入出力がある。バランス入力端子は2組もある。フォノアンプはありません。

家のシステムは基本、バランス接続をなるよう心がけています。カチッと填った時のしっかり感はRCA端子では味わえません。デジタルではBNCも良いですね。

このプリアンプが生き残っているのは、単にバランス入出力があるからです。回路自体もバランスです。

開発時期が同じだったからでしょう。付属リモコンでCDTのMD1も操作できるのは便利です。

どう言う訳か、入力と出力の右左が反転している。分かって使っているので、問題はないのですが・・・・・、はじめはまさと思いました

デジタルボリュームなのが問題です。二昔も前の製品。当時の技術の粋を凝らしているとは言え、程度は分かるというものです。

音量調節にはDAC付属のデジタルボリュームの方が多分良いでしょう。

デザインは美しい。だから、我慢して使っている。

代えれば良いのにと言う素朴な疑問が生じるでしょうが。後継機は管球式、既にオーダー済みです。

それはそれ、今暫くはこれで我慢します。 


爺がブログを再開した訳 

2011-06-20 07:12:02 | 親父の部屋

ボケ防止です。防止は無理にしても進行を遅くすることです。

盆栽作りは間に合わないし、野菜作りも体力勝負。堪え性のない自分には合わないでしょう。

 

悪貨は良貨を駆逐する。

は言い過ぎにしても、便利さを知ると元には戻れないのが現実。

LP →  CD  

そして、今、ネットワークオーディオ。

オーディオを始めた時のようなワクワク感があります。分からないことだらけだからでしょう。

LP時代はカートリッジを代えるという楽しみがありました。アームを変え、針圧を変え・・・いろいろ遊べました。

CD時代になってそれらはできなくなり、機器の買い換え、ケーブル類の交換。個人が関われるものが少なくなってしまいました。

 

ネットワーク時代はオーディオも大きく変えそうです。

一つの方向性はメディアが大きく変わりそうなことです。CD → ハードディスク(メモリー) と言う方向で進むと考えていましたが、ここで一挙にネット(外部サーバー)に・・・・・

apple は無料レンタルサーバーを提供する計画を発表。音楽データの保存は自宅内ではなく、ネットワークでいつでもどこでもの時代に来ているようです。

音楽データはダウンロード中心になる????CD等のハードは年配者向けに残ることになるのでしょうか。いろいろなメディア共存するのでしょう。

 

本屋を覗くと、オーディオ誌が一時より増えてきているような気がします。一種のブームになりつつあるのでしょうか。 

リッピングソフト・再生ソフトで音が変わるらしい。

面白そうじゃありませんか。なぜ、リッピング法の違いで音が変わるのでしょうか。理解できません。データの欠落があれば何度も読み返し直すのがPCオーディオの特長だと思いました。

データがwavならどんなソフトを使ってもwavで変わらないと思うのですが・・・・違うのでしょうか。

プラシーボなのかどうか試して見たい。だめ耳なので分からないとは思います。

スキルのある人なら、読み込み、再生ソフトの開発は自分でできるかも・・・・。試作ソフトを公開し、共同開発も面白そうです。

 

良い時代になったと思います。

二昔前のミニコンポを買う感覚で、価格で、はるかに良い音が楽しめるのですから。

現在のDACはUSB入力付きが当たり前のように付いています。安価なものは数万円のものもあります。

自分も試してみました。 http://pub.ne.jp/kamekutobu/?entry_id=3452791 をご覧ください。

 

そこまでは簡単、しかし、そこから半歩踏み出して、既存のオーディオ装置との融合しようとすると、これが意外に厄介なのです。

これをなんとかクリアしなければならない。見方を変えれば、遊べる要素が沢山隠れていそうなのです。

 

現在、オーディオに興味を持っている人あるいは持ち始めた人で、オーディオシステムのない人は幸運です。

既存のシステムに縛られないメリットがあります。

ネットオーディオを始めるには、インターネット環境は必須です。このブログを読まれていることはこれをクリアしている。

①予算が100万円程度であれば、躊躇なく、LINN MAJIC DS‐I をお勧めします。本体にデジタルアンプ(100w)を内蔵しているので、他には、NAS(ネットワーク対応外付けハードディスク(高級品はSSD)音楽サーバーとして使います)とSPが必要です。好みのSPを買う予算が十分あります。

家の寄せ集めのシステムよりはよほど良い音がするでしょう。

②同じ予算で、海外輸入を厭わないなら、一点豪華式で、同AKURETE DS(日本仕様はDS/K。LINN 最高峰 KLIMAX DSのトランス内蔵で高価)がお勧め。アンプは内蔵されていないので、別に用意しなければなりません。SPの選択肢が大幅に減ってしまいます。

①の方がバランスが良い。音に影響する因子はSPが一番大きいと考えるからです。好みのSPを選ぶことが出来るでしょう。

今後の発展性を求めるなら②の方です。

自分なら、もし一から始めることができるなら②の方です。当面は小型パワード(アンプ内蔵)スピーカーで我慢します。

好みのアンプとSPを買うためにせっせとお小遣いを貯めるでしょう。

しかし、懐具合と言う現実の壁はとても厚い。

AKURETE DS が出た時は悩みました。既存のシステを反故にはできない。

 

○現在のCD再生システム

・CDトランスポート ESOTERIC P-0   ・DAC  ESOTERIC D-07  (VICTOR XP-DA999)

・外部クロック antelope isocrone ocx 

*我が儘なP-0に引きずられたシステムです。しかし、P-0は気難しく、KRELL MD1の出番が多いのです。

聴き比べはしていませんが、 DS-I > D-07 は考えにくい。ならば、D-07を活かしたくなるではありませんか。貧乏性なんです。

パソコンとD-07はUSBで直接繋げます。しかし、USBは汎用端子、オーディオ用ではありません。

そこで、一工夫したくなるのがオーディオファンというものです。DDC(デジタルデジタルコンバータ)を挟むのが音質改善になりそうです。

候補に挙がったのが hiFace Evo 外部クロック入力端子がありますが、残念、クロック仕様が特殊で isocrone ocx が使えない。

迷っている間に RME FireFace UFX と言う音楽製作場面で使われるプロ用機器を知りました。DDC機能に加えてDACの機能もある。外部クロック入力端子もある。 即、購入決定!

購入した当初は音を出すことさえできなかった。音は出せるようになった現在もこれで良いのかまだまだ闇の中です。

 

・現在のネットワークオーディオシステム

・ネットワークトランスポート mac book  air (Mac OS X) 

                                             gateway EC19C-N52C(win 7) + 外付けブルーレイドライブ)

・DDC   RME FireFace UFX   

・DAC  ESOTERIC D-07  

・外部クロック antelope isocrone ocx   

・NAS(ミュージックサーバー)

と一応、形は整いました。

既にCDのリッピングには WIN7パソコンで itunes で取り込み済みです。 

ところが、早速、トラブル発生。 itunes でMACで読み込もうとしましたがうまくいかない。

ネットには繋がっているのに、NASを認識できないようなのです。WINパソコンとMACパソコンとの同期ができていないのかもしれません。

ネットワークの知識がないのが露呈してしまった。

仕方ないので、NAS内のデーターをWINパソコンで読み出し、USBメモリーに保存し、これをMACパソコンで読み出そうとしたら、これもダメ。

リッピングも再生ソフトも 同じ itunes なのに、訳分からん。 itunes でもWINとMACでは仕様が違うのではないかと推測しています。 

パソコンに詳しい方なら、こんなとこ、初歩の初歩なんじゃないだろうか。

仕方なく、今もWIN7パソコンを使っている。

WINパソコンでは再生ソフトはfoober2000 ワサビモードが良いとか・・・・・、分かったような分からないような・・・・・・

これからネットワークオーディオを初めるなら、mac note  air  をお勧めします。ハードディスクの代わりにSSDを積んでいるので、機械音は出ない。

CPUは時代遅れのcore 2 duo ですが、オーディオ用としては十分な性能。

自分が選んだ最大の理由はデザインです。

 

雑誌を読んで、インターネット情報(どちらも、如何にも簡単そうに書いてあります)を見て、そして、購入して、

いざ、「取説を読んで、そのとおりにやっているつもりが、どこをどう間違うのか、全然思うようにならない。」って経験はありませんか。

私は自慢ではありませんがしょっちゅうです。運良く動いてはいてもそれが本来の性能を発揮しているのか分からない。

 

ぼけの進行を防ぐつもりが、ストレスが嵩じさせて、かえって、進行を高めているのかも・・・・

それはそれ、新しいことにチャレンジするのは楽しい。登っているときは苦しいけれど、帰って来るとまた登りたくなる登山と似ている。 

出来の良い生徒は苦労もなくスムーズにことを進めることができるので、自分には簡単に分かることを他人が分からないのが理解できない。

出来の悪い生徒は分からないものだらけ、一歩づつ、踏みしめながら進むしかない。その苦労の過程が分かっているので、ツボをえた教え方ができる。

出来の悪い生徒は良い教師になる可能性がある。

彷徨いながら一歩一歩の軌跡を残すのも何かの足しにはなるのかもしれません。

と言う訳で、悪戦苦闘、馬鹿さ加減を披露しようと言うのが、このブログの趣旨です。

 

生き方は人いろいろ、

第二の人生、新規巻き直しで頑張ろうって言うのも良いだろう。

全く新たなところに飛び出そうと言うのも良いだろう。

上下脱いで、リラックスしようとしても、そうは簡単にいかない。それが無理なこともある。結構疲れるのではないかと・・・・

お宅と言うとマイナスイメージが付きまといますが、一人聴く、オーディオも同じイメージがありますが、

オーディオ再開も一つの選択肢だと思います。

 

中高年のオーディオファンの皆様(だった皆さん) 昔とった杵柄も少しは役に立ちそうです。

面白そう・・・・としか言えないのがもどかしい。


LPプレイヤー

2011-06-17 20:12:00 | オーディオ

順序が逆になってしまいました。

自分はアナログ世代の生き残り と思っていました。

LP時代の方が長いと思っていました。歴史を紐解いてみましたら、CDプレイヤー元年は1981年。もう30年が経っているんですね。

CD黎明期のローディーの、パイオニアの・・・縦型CDプレイヤーも知っています。水平ローディングが理屈上は良いと思いますが、回転しているところを見せたかったのだと思います。

アナログ世代と思いこんでいた自分も既にデジタル世代なのかもしれません。

 

○ MICRO BL91  + 同 MA505

ベルトドライブプレイヤー、ダイナミックトーンアームの組み合わせです。

ターンテーブルの役割は正確な回転と回転ムラを減らすこと、ゴロを減らしてSN比を高めることことでしょう。

70年代頃はターンテーブルの軸をモーターに直結させるダイレクトドライブ方式とターンテーブルの外周にベルトを張り、そのベルトをモーターで移動させ、ターンテーブルを回すベルトドライブ方式が二大潮流でした。

ダイレクトドライブの雄がテクニクス。ベルトドライブの雄がマイクロでした。テクニクスはモーターのトルクを、マイクロはターンテーブルの重さ(慣性質量を高める)を重視していたように思います。

どっちもどっち、良いものは良いのでしょう。自分は機能を分化したMICROに惹かれました。

LPの直径は30cmと大きい。ターンテーブルに置くと、波打っているものもある。カートリッジがレコードの溝をトレースする時に、上下するのを知っていますか。溝への針圧は一定でなければならない。理屈的にはバネ圧を使うダイナミックバランス方式が合っている思います。

LPプレイヤーの場合、機器の水平をいかに正しくとるかが重要ですが、ダイナミックバランスはその条件が緩やかになる。テクニクスのジャケットサイズLPプレイヤーはリニアドライブのダイナミックバランスアームを使っていました。垂直置きもできるし、原理的には下向きに置いても再生可能なはずです。

LPのソリをどう軽減するか、上から押さえるか、中心軸は押さえられますが、外側に重量のある輪を乗せると言うタイプまで現れましたが、格好の良いものではありません。

ターンテーブルの内側と外側にゴムのパッキンを加え、その間のエアーを抜いて、ソリを軽減する方式が考え出されました。このアイデアをいち早く取り入れたのがMICROでした。BL-91もこの改造を行いました。

このアイディアは他のメーカーでも取り入れられ、LUXのPD350もその一つ。当時の私はLUX信者でしたから、どこか探せば、PD350が出て来そうです。

○閑話休題

ターンテーブルが重くすれば、回転ムラが減る。安定する。しかし、これを支える支持部の強度も上げなければなりません。いたちごっこの関係です。そこで考え出されたの、ターンテーブルを浮かして、軸への負担を減らせばよい。理屈です。磁石でSとNは引きつけ合います。NとN、SとSは反発します。磁力線が漏れ出ている。これがカートリッジに影響を与えていないかやや心配ではあります。

この方式を採ったのがLUX。ダイレクトドライブ方式のD444をSME3010R、SAEC 407と組み合わせて使っていましたが今まで自分が使ったLPプレーヤーとしては一番美しい。残念ながら、制御系の故障が多い機種で、うちのも例外ではありません。

ターンテーブルが浮かべば、軸を通しての振動が伝わりにくくなる。ハウリングマージンが高まる可能性があるのです。

MICROはエアーで浮かすと言う方式を採りました。自分の場合はSX-555FVWなのですが。エアーポンプでターンテーブルを浮かし、その一方でLPを吸着する。原理的には理想とも思えるものです。

ところで、フォノイコライザーの変わり者、YAMAHA HA-2( or  より小型のHA-3)をご存じでしょうか。

カートリッジを大別するとMM(ムービングマグネット)とMC(ムービングコイル)型があります。オーディオマニアの間ではMC方の人気が高かった。MC方は音質は良いけれど、出力電圧が低い。これの電圧を高めるフォノイコライザーに受け渡す必要性があった。昇圧トランスやヘッドアンプが必要だった。自分好みものを見つける楽しみもありましたが、その接続方法、配置によってハム音を拾ったり、苦労したものでした。

これは、カートリッジの出力が低いからです。低い出力をアーム、昇圧トランスを通じて、フォノイコライザーに繋ぐ。フォノイコライザー自体も高ゲインですから、十分なSN比を得るのは難しい。

HA-2はMCカートリッジの出力端子の信号(電圧)を専用ヘッドシェルに組み込まれたFETアンプで電流変換?し、その高められた信号をアーム配線を通して、専用イコライザーアンプ(HA-2)を通して、アンプの外部入力端子(フォノイコライザーではありません)に繋ぐものです。微少信号を引き回さないので、誘導雑音、外部雑音に強いのです。

これを聴いて、LPに対する印象は大きく変わりました。SN比の良いと言うのはこう言うことなのかと思いました。

残念ながら、既存のLPプレイヤーと組み合わせることが前提としたものなので、信号が通るルート(アーム内配線)を併用せざるを得ない。サテライトアンプへの電流と信号が同じルートと言うのはやはり抵抗がありました。

アーム内に電源用ケーブルを別に設ければ良い。そのためには、専用のLPプレイヤー、専用アームが必要です。YAMAHAはそこまではしませんでした。

このアイディア、今でも突き詰めれば、面白い品ができそうですが、どこかしないものでしょうか。

うちでもこれがヒントとし、計画され、実行されるのですが、それはまた別の話となります。


とっておき情報

2011-06-15 21:27:33 | オーディオ

機器の電源ケーブルは正しく接続されていますか。 

知らない間に、装置が増えて来てしまっていませんか。使わない機器なのに置き放しになって、飾りとなっていませんか。

使っていない機器の電源を抜きましょう。待機電力の無駄が省けます。

電源を入れっぱなしの方が音が良い、安定すると言うことについては否定しません。今は緊急時、我慢しましょう。

 

使わない機器の信号ケーブル線は外しましょう。

信号ケーブルを通して、信号以外の電流(雑音)がループしているかもしれません。  

コンセントにはプラスとマイナスがあるのはご存じでしょうか。差し込み孔の長い方がマイナス。短い方がプラスです。

これに合わせて、機器の電源プラグを差し込まなければなりません。

装置の電源は、壁のコンセントに直接繋ぐのが良いのですが、コンセント数が足りなければ、 そこから、電源タップを繋いでいる場合もあるでしょう。

交流なのだからどちらに繋いでも関係ない????? って   

ううん、ちょっと待った!

機器の電位差、アースとの電位差を少なくしなければなりません。

では、減らすにはどうするの?

アース棒を地中深く埋めてそこをアースポイントにして機器のアースを取ると言うのが一つの方法です。

アースを取りたくて取れない場合があるでしょう。

幸い、アースが取れたとしてもそれ以前にすることがあります。

必要なのはテスター。アナログでもデジタルでも結構です。

機器同士を繋ぐ信号ケーブルを全て外し、機器の電源を入れます。

テスターを交流電圧測定に切り替えて、測定端子の黒棒の先端を手(人体を簡易アースと見立てています)で握り、赤棒の先端を機器のアース端子かRCA端子の外側(マイナス側)に繋ぎ、その電位差を測ります。

その数値がゼロになれば理想なのですが、通常はなりません。コンセントの差し込みを逆にして、もう一度、電位差を測ります。その二つの電位差の少ない方が正しい電源の差し方です。

全ての装置の電源を揃えた後に信号ケーブルを繋ぎ直します。そうすれば、機器間アース間の電位差が減ります。電位差がなければ、信号ケーブルのマイナス線(外部皮膜線)を通しての電流も流れない理屈です。

もし、接続に間違えがあったとしたら、あら不思議、何となく、音が静かになったような、音の見通しが良くなったような・・・・

なれば良いですね。これはプラシーボではありません。

接続ケーブルがRCAではなく、XLRバランスケーブルの場合は効果は少ないでしょう。多分・・・・。

家の場合、外部からの干渉を恐れて、バランスケーブルを使っています。尤も、機器がバランス回路になっていなければ意味はありません。プラシーボでしょうか。

*閑話休題

己を知り、敵(オーディオ装置)に対するのは、作戦上必要なことです。

いくら高価な装置でも、いくら評判の良い装置でも、自分でその良さが実感できなければ無駄です。

とは言っても、それが頭では分かっていても無駄な行動をしてしまうのが、オーディオファンと言うことなのでしょう。

オーディオに限らず、道楽というものはこれは共通している。分かっちゃいるけど止められない。