本日、73年の歴史を閉じます。
ここはジャズ喫茶の聖地ですから、一度は訪ねようと思っていました。。
奇しくも、最後の新年会の前日、その思いを叶えることができました。
その時、頂いたマッチ
東京新聞に「惜別のスイング」と紹介している。
故人であるマスター吉田衛さんは、戦時中、敵性音楽のジャズレコードを6千枚を屋根裏に隠し通したのだと言う。
ここには、日本を代表する日本のジャズメンの多くが通った。米最高賞のジャズマスター賞を受賞した秋吉敏子もその一人である。
僕達が出かけた時は、閉店の噂を聞きつけたお客、そして、僕らのような一見客でごったかえしていた。
「一寸、詰めて下さい。」 袖ふれあうも多祥?の縁、良いものである。
座ると、分厚いメニュー表ならぬレコード一覧表が届く。客はここから好きな曲を選び、リクエストするのである。
ここも再開発の計画があり、閉めるのだそうだ。
このところ、運営はボランティアが行っている。とても楽しそうにやっていた。
カウンターに入れるのは店主の信頼の証で誇れるものである。
誰か、跡を継いでくれるであろうか。
貴重なレコード、博物館でなく、いつでも聴ける状態で残って欲しいものである。