(親父の出番) Audio Alchemy(オーディオ・アルケミー)社は米国の若い技術者集団が高性能デジタルオーディオをもっと身近にと設立した会社である。その一作目がジッター低減機DTIであった。
Audio Alchemyはこれですっかり有名になった。
表
DTIは所謂、DDコンバータである。CDトランスポート(CDプレーヤーのデジタル出力でも同じ)とDAコンバータの間に挟まれるものである。
DTIはCDトランスポートから出力された足並みの乱れたデジタル信号をメモリーに一旦蓄えて、綺麗に並び替え、DAコンバータに送り出す。
裏
初めてDTIを聴いた時は驚いた。音の重心がぐっと下がったのである。うそだろうと言う変化であった。
DTIはその後、DTI・V2.0、DTI plus、DTI pro、DTI pro32 と着実に進化を続けた。 DTI、DTI pro、DTI pro32の3機種を試した。
DTIシリーズは次第にこれがDTIと言う誇張感は押さえられ、より自然に近づいていったようである。
Audio Alchemyはその他にもユニークな製品を輩出した。小型DACシリーズ DACMAN、XDP、V1.0、V2.0、V3.0V3.0はHDCDにも対応していた。
V1.0は聴けなかったが、他は試してみた。DACと対を成すトランスポートもあった。
更にユニークな品としては、フォノイコライザーVITBがあった。これはMM、MCに対応していた。
Audio Alchemyの特色の一つは、その多くが別電源であることである。本体があまりに小型なので、交流部を外付けにした方が何かと有利であったようだ。
その他にも、リモコンの方が大きいプリアンプとか・・・・・
その後、自分が求める方向が変わり、現在、手元にあるのはDTIpro32 だけである。この機種はHDCD対応で、24ビットまでのアップサンプリング可能である。
その後、Audio Alchemyはコンピュータ関連の会社に吸収合併された。 その技術者集団が中心となって再結成されたのが、パーペチャル・テクノロジーである。
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DTIpro32の操作説明