昨日は一日中、そして今朝も同じような時雨模様の天気が続いている。
昨日は何度も雨が降っては止み、曇ってはまた降るという時雨のパターンが5回程も繰り返された。
北西の風もそれなりに強い。この風の強さが8m毎秒を越えたら、関東などでは「木枯らし1号」と言われるのだろうが、こちらではその名称はない。(※名称が無い理由は、こちらでは平地で木の葉が落ち尽くす木々が少ないからだろう。真冬でも青々した広葉樹が圧倒的に多い。)
今朝は夜中にぱらぱらと音を立てて降った雨は上がっていたが、かなり風が強く、8mには届かないものの5~6mは十分にある。気温の方は9時に玄関前の温度計を見たら10.5℃だった。
体感温度は風速が1m増すごとに1℃下がると言われており、それだと今朝9時での体感温度はほぼ5℃ということになる。晩秋と言うべきか、初冬と言うべきか迷うが、体感的には初冬だろう。
我が家の庭の植生では、夏から初秋までを彩ったポーチュランカや鳳仙花はごく一部を残して終了し、今は冬用の葉ボタンと、来春向けのキンギョソウが花壇の大部分を占めている。
また菜園の野菜はほぼすべてが寒さにめっぽう強いアブラナ科の野菜で、大根・ブロッコリー・小松菜・タカナ・ナバナなど。その他の科目の野菜では春菊と小ねぎが育っている。
春から夏の時期だと菜園の野菜たちに競うかのように不用な雑草が旺盛に生えて草取りに難儀をするのだが、この時期になると彼らは撤退し始め、寒い中だが、一度引っこ抜いたらほぼ完全に消滅したのでほっとしている。
寒くなればなるほど自己伸長を果たしていくアブラナ科の緑色野菜たちの畝を眺めるのは、この時期ならではの楽しみの一つだ。
寒さに強いと言えば、西側裏の和室に面した花壇(とうより緑地帯)に一本だけ残ったアジサイが花を枯らさずに頑張っているのには驚かされる。
ここに植えてあったアジサイは5本ばかりあって、その内4本は日当たりの良い表の庭に植え替えたのだが、表庭のアジサイは高さ1m内外に育ち、5月から7月にかけてそれなりに花を付けたあとは真夏を迎えた頃から花は茶色く変色して見る影もない。
植えるところが無くてここに残しておいたこの一本も、たしか同じ頃に青系の花を咲かせたはずだった。直射日光が一日に1時間程度しか当たらないこの場所だから、背丈は50センチ程度と低く、花着きも悪かったのでほとんど鑑賞する気にもならないレベルのアジサイだった。
ところが10月になって「まだ咲いているとは?!」と気になり始めたのである。いつの間にか錆びた赤色に代わっていたのだが、その後は一向に茶色に変色する気配はなく、すでに10℃以下の気温が何度も襲ってきたにもかかわらず、今もこの状態なのだ。
今後氷点下を経験したらどうなるのか、ちょっとした見ものである。