昨日の新聞で紹介された「4世代、元旦に大運動会」という記事は近頃にない明るい話題だった。
地元の安楽小学校の校庭を借りて行った「一族4世代58人の大運動会」。
同じ日の夕方の民放でも取り上げていたが、4世代の筆頭世代は志布志市に住んでいる山元ハツミさんという97歳のおばあさんで、子どもが5人おり、以下孫世代が14人、ひ孫世代が33人いるという。
記事によると58名が参加したそうだが、ハツミさん自身の直系は本人を入れて53名なので、傍系つまり兄弟の子どもや孫も5名ほどは参加したのだろう。
今年は6年ぶりで5回目だそうだが、それにしても素晴らしい一族の絆と言う他ない。絆の強い家族は日本中到る所にに存在するだろうが、このレベルの絆の強さを持つのはせいぜい3世代までだろう。
自分の家族と比べるとまぶしいほどの一族だ。
奄美大島の父方の祖父母は生前に会ったことはなく、曾祖父母などは名前さえ知らない。父は先祖については話したことがなかった。
東京の母方も祖父は戦前に他界しており、祖母だけが私が3年生か4年生まで存命だったが、その頃は床に伏せることが多く、やんちゃ坊主は敬遠されていたので、まともに話をしたこともなかった。一度だけ我が家に来たことだけは記憶しているのだが。
現在自分の父母はとっくに他界している(父は1970年、母は1998年)ので私を第1世代とすると、血縁の直系は子ども2名、孫6名。
自分のように核家族で育ち、祖父母を知らない人間も多くなっているようだが、せめて3世代くらいは常日頃の往来と話題の共通性を確認しておきたいものだ。
それにしても志布志のハツミさんはゴッドマザーと言っていい。