ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

防府の「阿弥陀寺」へ吟行です!(その一)

2021年06月19日 | 俳句

 このところ一日おきですね。一昨日は晴れましたが昨日は一日中雨、今日はまた曇りのち晴れでしたもの。やっぱりこれが梅雨!関東方面では先日やっと梅雨入りしたというんですから…本番は今からなんでしょうか。

 こちらでは20日以上も早く梅雨入りしたんですから、もうそろそろ明ける頃が見えてきてもいいかなと…でも、やっぱり7月になってからかな。

 実は昨日も今日も句会。特に今日はダブルでした。更に月曜日、火曜日も句会ですから、ちょっと俳句漬け…。さすがにこうも続くと俳句の顔が見たくなくなりますが…仕方がないです。

 では、先日の防府市にある「阿弥陀寺」吟行について書きましょう…

 ここは、名僧俊乗房重源(しゅんじょうぼうちょうげん)上人が、東大寺を再建のため、周防国務管理在任中に建立された由緒ある古寺です

 山門を入る前に、入口にある「三日月地蔵」を拝んでから行きます。この地蔵尊は、向背が三日月形に欠けていますので、通称「三日月地蔵」と呼ばれ、元中年 間の銘が残る県下最古の地蔵です。昔から 痔の仏様として知られていましたが、いつ頃から か女性の諸病快癒に霊験があると婦人層の信仰を集 め、祈願の際、コンニャクを供える風習があります。そういえば今回はありませんでしたが、以前に来たときはこんにゃくがたくさん供えてありましたよ。

 西暦1180年(治承4年)、平重衡(しげひら)の兵火にかかって焼失した東大寺再建の大勧進となられた上人は、西暦1181年(養和元年)周防国が東大寺再建の造営料国となったことから、西暦1186年(文治2年)周防国府があったほうふに下向されました。

 その重源上人が作った東大寺再建の7別所のひとつが阿弥陀寺、後白河法皇の安穏を祈願して建立されました。

 境内には、山アジサイやガクアジサイ、本アジサイ、西洋アジサイ、コアジサイ、ウツギなど80種4,000株のあじさいが植えられ、6月ごろには全山が美しく彩られます。今年はちょうど雨が上がった後に行きましたので、それはそれは見事でした。

 このアジサイは、昭和50年頃より植え始められ、昭和63年、防府商工会議所青年部や地元有志の協力を得て、「西のアジサイ寺」を目指し、植樹活動を本格的に開始した結果なんだそうです。

 また、毎年6月の一月間は「アジサイまつり」が行なわれているはずなんですが、去年に続いて今年もコロナのために中止。残念です。

 しかし、境内には入山料無料で自由に出入りできます。が、入口に「御喜箱」が立ててありましたので、200円入れて鑑賞してきました。

 どこにも石段が多くて歩くのに竹の杖が用意されていましたので、一つお借りして…これからの石段は100段以上はありそうですもの。さあ、頑張りましょう!

 紫陽花の他にも、仁王門や湯屋・石風呂、宝物館などいろいろと見所がたくさんあります。

 ①仁王門…1685年(江戸中期)再興・構造:桁行三間(8.33m)、梁間二間(5m)、切妻造茅葺の八脚門

 ②仁王像…鎌倉時代初期 快慶一派による作・国指定重要文化財・像高 約270㎝

 まだ、まだ続きがありますが、長くなりましたのでので、今日はこれで…

コメント (4)
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