山口県は今日は概ね晴れて、最高気温も30度を超え暑い一日となりましたが、宇部では28度と。しかし、午前中ちょっと草取りをしましたらすぐに汗ばんでしまいました。いくら晴れていても湿度が高いからで、洗濯物も今一つカラッと乾きません。イヤですね~。
今日は7月7日、五節句の一つの〝七夕〟です。でも、これは陰暦での7月7日の行事ですから、本当は今日ではないのです。だから歳時記でも初秋の季語となっています。ちなみに今年は8月7日が旧の7月7日のようですので、本来はその日に行うべきものなんですよ。
この七夕の行事は、中国古代の牽牛・織女の伝説とそこから派生した乞巧奠(きこうでん)の行事が加わり、この流れに日本に古くから伝わる棚機(たなばた)つ女(め)の信仰とが習合したものとされています。笹竹に詩や歌を書いた短冊形の色紙を吊るし、軒先や窓辺に立てて文字や裁縫の上達を祈りました。昔は願いの糸(五色の糸)を竹竿にかけて願いごとをしていたようですね。
七夕や秋を定むる夜のはじめ 松尾芭蕉
七夕と立秋は殆ど同時に訪れますので、この句のように昔から七夕が来ると秋だなあ~と思って空を眺めたのでしょう。今年は8月8日が立秋のようですので、まだ秋にはなっていないんですけどね。
先程外に出て空を眺めてみますと、今夜は珍しく星があちらこちらに輝いて見えました。今日のように陽暦での七夕をすると、大抵この夜は雨か曇りが殆どでしたから、一年に一度だけの彦星と織姫の逢瀬がはかなく消えて…。でも、今年は二人がしっかりと出逢えてよかった!と喜べば、一方では今年の梅雨は〝空梅雨〟ということになって困るのでしょうか?
百姓に泣けとばかりに梅雨旱(つゆひでり) 石塚友二
この句のようにならないことをただ願うばかりですが、今のままでいけばなりそうな予感!本当に雨って降りすぎても降らなくってもいけない厄介なものですね。
昨日の6日は、14府県で275人の方々が亡くなられたあの西日本豪雨から1年目でしたので、あちらこちらで追悼行事が開かれていましたし、その前日の5日は、福岡・大分両県で40人が亡くなられた九州北部豪雨から二年目。今年も先日の九州南部での豪雨で心配しましたが、大きな人的被害(死者2名とか…)はなかったというのが不幸中の幸いでした。これから先も油断はできませんが、なんとか無事に…と祈るだけです。
写真は、〝ヒメヒオウギスイセン〟。これは季語にはなっていませんが、同じアヤメ科の多年草〝ヒオウギ〟は夏の季語です。
もう夜中ですが…(笑)
昨夜はこちらもよく晴れて…でも天の川は見えません。やはり秋でないと。まあ秋でも見えるとは限りませんが、夏よりは空気が澄んでいますので見えやすいでしょう。ちなみに今年は旧の七夕は立秋の前ですが、昨年は8月17日が七夕でしたよ。〝天の川〟も秋の季語ですから、秋になってよく晴れた日の夜にもう一度空を眺めてみて下さい。そうしたら見えるかも…忘れないでね。
昨夜晴れていたので、空を見上げましたが、見えなかったような?
七夕は、秋の季語なんですね~