神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

真冬の晴れ間に宍道湖の日没

2012年12月14日 18時24分01秒 | 日記

 昨日は一日だけの快晴でした。空気がとても澄んでおり、毎日が曇りの山陰においては貴重な晴れ間でした。夜に松江で会議+忘年会がありましたので、ちょっと早めにお出かけして、日没の撮影です。

 途中、国道9号線沿いの布志名で、鏡の様に凪いだ宍道湖に写る松江市街を撮影します。撮影地点は山影でしたが、松江のビル群には夕日が当たって輝いています。ベタ凪の宍道湖は鏡のようです。


 県立美術館脇の駐車場に車を停めて日没を待ちます。木々の枝は葉が落ちてすっかり冬の佇まいです。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 ペエスケは西日を浴びて暖かそう。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D

 12月になると日没の方角は宍道湖の南側、中国山地側に遷移します。今日は仏経山(神名火山)あたりが日没地点です。袖師地蔵と嫁が島が同一フレームに入るようにカメラポジションを決めますが、空気が澄み切っていて太陽が眩しいです。夕日撮影にはこの好天は不向きです。


Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D
 太陽がフレームに入ると露出をどう取っていいのか解りません。とりあえずマニュアル露出で撮影しましたた。カラーバランスは晴天に設定して現像で補正を試みましたが、記憶の色が再現できませんん。

 仏経山の向こう側に太陽が沈み、やっと落ち着いた絵が撮れるようになりました。でも、急激に寒くなります。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 遥か彼方の雲が太陽に日を浴びて最後の輝きを見せます。宍道湖の夕日には雲がないと単調になって絵になりません。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D


Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 松江温泉の建物の灯りが湖面に写っています。上空には東京から飛んできて出雲空港へ着陸する飛行機。


 美術館脇に戻って振り返ると夕焼けから夜に近づく紺色の空が美しいグラデーションを見せています。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)


神々去りて寒風来る・神等去出祭

2012年12月09日 17時39分10秒 | 日記

 今日、12月9日で出雲の神在月は終わります。出雲大社に集まった八百万の神々は斐川町の万九千神社から全国にお帰りになります。

 万九千神社はここ。

 地図では立虫神社になっています。

 斐伊川に架かる国道9号線バイパスの橋の名前が「からさで大橋」ですが、本来の国道9号線の「神立橋」が馴染みがあってしっくりとします。空模様はまさに出雲の冬の空。鉛色で、青空が雲の間からちょっと見えて、時々雪がちらつき、かと思えが一瞬、太陽が顔をのぞかせます。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 万九千神社は、かつては田んぼの中にぽつんとあるのでしたが、今はおしゃれな新築一戸建が並ぶ新興住宅地の一角あります。全国の神様がお立ち寄りになるには小さいです。 


 正面は立虫神社。右側の赤瓦の建物が万九千神社。


 狛犬もおめかししています。


 報道関係、行政関係のカメラマンが取り囲んでいます。 


 何かの祈祷の様です。厳かな雰囲気が伝わってきますが、寒い。


 扉の隙間から神様を覗き見。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 ISO3200でなんとか写っています。実際はこれよりももっと暗いです。カラーバランスは晴天のままにしました。白熱電球で照らされて色温度が低く写っているのですが、この方が幻想的かな。






寒波襲来。冬です。12月なのでセンサー清掃。

2012年12月06日 22時06分12秒 | 日記

 昨夜は日本海を低気圧が発達しながら東進。寒冷前線が夜中に通過しました。午後11時頃から雷鳴と強風、雨の一夜でした。気温は一気に下がり、日中でも気温が上がらず、一日中2℃から5℃を推移しました。西風が昼間も吹き続いていました。

 本日は午後から所用で松江へ。宍道湖湖畔の風景です。西風で宍道湖の湖面は白く波立ち、湖底の泥を巻き上げて茶色く濁っています。でも、これで湖水に酸素が供給されますのでシジミが美味しくなるのです。

 県立美術館の湖畔ですが、風が強く数コマ撮影する1分間でも体全体が寒さに震えてきます。ヒートテックを着込んで、コートで風を防いでも効果ありません。




Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)


 この撮影のもう一つの目的がカメラのセンサー清掃の効果の確認です。今年の春頃からセンサー上に埃が写り込むようになりました。F/22に絞り込んでコントラストを上げた画像です。

 今年の春は真ん中の少し上に出現。曇りの空に向けて撮影。


 夏になると、糸くずのようなものも付着しています。これはエアーを吹きつけて取れましたが、埃の数は増えています。青空に向けて撮影。


 そして、先週、意を決してセンサー清掃に挑戦。最初は無水アルコールと綿棒でレンズフィルターの清掃で練習してみましたが、アルコールが多すぎて水垢のごとく拭きムラができていしまいました。

 近所のカメラ屋さんで専用のクリーニングペーパーを購入。ニコンのホームページや、デジタル一眼ユーザーの体験ブログを参考に再びレンズフィルターで練習。

 これは上手く拭き取れます。拭きムラも出来ません。ペーパーに染み込ませた無水アルコールがレンズ上で、す~と広がり、乾燥して消えてなくなります。見事に綺麗になります。僅かな拭きムラはペーパーを取り替えて再度拭き取れば完璧に綺麗になります。やっぱり、使うべきは先人の知恵です。

 結果がこうなりました。背景がコピー用紙の裏面なので文字が滲んでいます。

 わずかに埃が残っていますが、あんまりしつこく擦るのは怖いのでこれで良しとしました。

 ミラーボックスの奥底にあるセンサー掃除が自分で出来ると決心できるまで約4ヵ月かかりました。もしダメだったらニコンのサービスセンターに送ります。持ち込みだと¥1,050ですが、田舎暮らし悲しい所、送料込みで約¥8,000もかかります。

 これでもう埃の不安とも決別ですが、でも、やっぱり、あまり触りたくはありません。