神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

やっと地デジ化

2012年02月29日 14時22分10秒 | 日記

 我が家のパソコン、アナログTV用のチューナーボードを付けていました。昨年の地デジ化以降はケーブルテレビのデジタル-アナログ変換で視聴していましたが、いかんせん、大画面薄型デジタルテレビに比較してあまりにも画質が劣っており、とうとう我慢できなくなりパソコンも地デジ化しました。

 デジタルテレビ用のチューナーボードボードはバッファローのDT-H70B/PCIEです。昨年の12月に発売になった新製品です。

 地上波デジタルとBS/CSデジタルの2波が受信できるタイプです。WindowsXPにも使えるところがミソ。

 で、グラフィックボードですが、これまではリードテックのWinFast PX8400というやつを使っていました。

 使用しているGPUはnVIDIAのGeForce8400GS。箱には「HDCP対応」となっていますので、デジタル放送に対応かと思っていましたが、バッファローの「地デジ環境確認ツール」によると結果は「×」。色々調べてみるとGeForce8400は地デジには対応していないです。

 というわけで、グラフィックボードも載せ替えになりました。選択したのはギャラクシーのGeForce GT520です。

 特徴はファンレス。とにかく地デジが映れば良い。3Dゲームを始めとして、高度なグラフィク処理をするパソコンではありませんので、安いものを選びました。

 nVIDIAのGeForceからAMDのRadeonに乗り換えると、ドライバーソフトの入れ替えにリスクが伴うこと。もしかするとパソコンが再起不能のトラブルに見舞われることがあるという噂を聞きましたので、同じnVIDIA製品にしました。

 具体的な方法としては、
1.アナログチューナー関係のドライバーソフトを削除して、パソコンの電源を切ってチューナーボードを撤去。

2.パソコンを再起動させ、次にGeForce8400関係のドライバーソフトを削除、パソコンの電源を切ってグラフィックボードをGT520に交換。

3.パソコンを再起動させ、付属のCD-Rから添付のドライバーソフトをインストールしました。nVIDIAのサイトから最新のドライバーソフトをダウンロードしてインストール。これでグラフィック関係の準備は完了。

4.次に、再びパソコンの電源を切って、デジタルチューナーボードを組み込んで、アンテナからの同軸ケーブルを接続。パソコンを再起動させ、添付のCD-Rからドライバーソフトをインストール。あとは、ソフトの指示に従えばチャンネル設定、番組表の受信設定、と「はい」をクリックするだけで終了です。

 なお、我が家では地デジ電波はケーブルテレビのパススルーで受信しています。BS/CS電波は自宅のパラボラアンテナで受信しています。ケーブルテレビの保安器の出力側でブースター兼混合器で1本の同軸ケーブルにまとめて自宅内に分配しています。したがって、今回のチューナーボードには分波器で再び地上波とBS/CS波に接続しています。

 ここまで、特にトラブルもなく終了しました。

後ろの「みかん箱」は見なかったことにしてね。

 新しいグラフィックボードはファンレスですが発熱は少ないです。ヒートシンクを触っても微かに暖かい程度。以前のGeForce8400もファンレスでしたが、こちらは火傷をするくらいに熱かったので、発熱が少なくなったことは精神的に良いです。画面表示に関して劇的に何かが変わったことはありませんが、YouTubeなどの動画配信が少し滑らかに表示されるようになりました。

 肝心のテレビの画質ですが、アナログとは雲泥の差、美しいです。リビングの東芝REGZAに比較すると発色の派手さはありません。REGZAの発色も控えめではありますが、それよりも地味です。目が疲れなくて良いかも。

 デジタル放送受信時はCPUのパフォーマンスは15%くらいで上下しています。CPUの温度には変化がありません。1時間番組を録画すると約6GBのファイルサイズになります。

 留守録は地デジ1番組と、BS/CS1番組の同時録画が可能です。これは購入するまで知らなかった。ただし、このチューナーボードは録画番組の編集、ブルーレイディスクへの書き込み、などの機能はありません。録画して、見て消す、の機能に特化されています。私の使い方ではこれで十分ですが、番組コレクションを楽しみたい人には上位機種が良いでしょう。



雪の荒神谷史跡公園

2012年02月19日 18時25分49秒 | 日記

 早朝、布団の中でまどろみながら、新聞配達の音で目が覚めました。普段の配達は朝5時過ぎなのですが今日は6時半頃。配達の車の音、配達員の足音がいつものアスファルトとは違います。雪を踏みしめる音。

 障子を開けると積雪30センチくらい。斐川町では大雪です。今日の日曜日、どこかへ撮影に出掛けようかと思い巡らしていましたが、この雪ではお出かけは無理そう。朝食を済ませ家の周囲の雪かきをしていると雪は止み、青空も見えます。道路の雪も溶け始めています。

 という訳で、近場の荒神谷史跡公園に行ってみました。

 ここには竪穴式住居が再現されています。茅葺屋根に積もる雪景色の投稿写真をどこかで見た記憶があります。公園に着くと車が何台か止まっています。カメラマンの先客かしらと思いましたが、意外と家族連れ。普段は芝生になっている斜面でソリやスキーで遊んでいました。

 古代住居の廻りには足跡がありません。絶好の被写体です。周囲をひと回り、色々な角度から撮影します。





 鰐淵寺に比較して色彩がありません。モノクロ写真のようです。寒々とした雰囲気がいい感じです。

 古代住居のあとは隣のツバキの森も行ってみました。いつもながら綺麗に咲いているツバキはありません。赤いツバキ、白い雪、緑の葉、色としてはいい取り合せなのですが、なかなか良い被写体が見つかりません。その中で見つけたワンカット。


 梅の木でしょうか、蕾が膨らみつつあります。春の足音が微かながら聞こえて来るようです。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 雪景色は露出の取り方が良く判りません。いつもどおりの絞り優先オートですが、今回はプラス方向3段の露出ブランケット(0、+0.5、+1)の設定で3コマずつ撮ってみました。アクティブDライティングは「ON」です。パソコンのディスプレイで見ると、+0.5の条件が丁度いいようで、雪面が白く、なおかつ凹凸を描写できています。ブログに採用しました。
 

カメラバッグ

2012年02月17日 08時10分22秒 | 日記


 2月11日(土)に稲佐の浜で砂嵐に会って、ズームリングがガサガサになったZoom-Nikkor 18-35mmは14日(火)にニコンへ修理に旅立ちました。

 Webで申込時に出てきた修理金額15,000円くらいでしたが、ニコン到着時の見積もりで約20,000円に跳ね上がっていました。実際に修理が行なわれれば、金額は変更があるようです。これ以上の値上がりにならないことを祈るのみです。

 ところで撮影に出かける時にカメラを入れるバックですが、こんなものを使っています。

 基本はアルミ製のケースです。実はこれ、カメラ専用ではなく、ホームセンターで4000円位で見つけてきた工具箱です。強度的にはちょっと難有りです。対角線方向に押すと変形します。

 基本的な使い方として、自宅と自家用車の間をカメラとレンズを一式まとめて運ぶだけですのでこれで十分。底部には発泡ポリエチレン(?)の緩衝材を敷いています。

 例えば、これを航空機に手荷物として預けたり、背負って山を登るわけではありません。通常はお出かけの時に自家用車の助手席の下に置いてあります。


 かなりギチギチです。

 交換レンズを持ち歩くときはこのGiotto製ショルダーバックを用います。サンワダイレクトの通販で4,000円くらいでした。レンズ付きD700が余裕で入ります。インナーバックもついてきます。防水加工とのこと。


 肩掛けベルトが異様に長いので、両端にダイソー製カラビナを付けて、ループ状にすれば簡易リュックに変形。両手をフリーに出来ます。

 私の場合、ショルダーバックを肩にかけて撮影すると右肩が上がった状態で、画面の水平がおかしくなりますので、リュックに変形できるのはとても便利です。ただ、機材の取り出しがとても面倒になりますが。


稲佐の浜の日没

2012年02月13日 07時09分14秒 | 日記


 今回の連休の土日は比較的好転に恵まれました。自宅の窓から空を見上げると雲がいい感じ。夕方、大社町の稲佐の浜の夕日をめがけて出発です。


 撮影ポイント、駐車場は昨年の暮にロケハン済み。

 到着すると浜には誰もいません。波の音、風の音のみ。空には雲が良い感じに散らばっています。でも風は強いです。日没まで約30分あります。空の色の移り変わりを撮影です。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED

 しばらくすると女性3人の観光客がやって来ました。雲の量が増えてきました。太陽は雲の向こうに隠れています。風はさらに強くなり、そして時折みぞれも降ります。寒い。


 太陽が水平線に接する直前、最後の輝きを見せてくれました。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 久しぶりの夕日の撮影でした。今回はじめて海に沈む夕日です。撮影中はあまり気にしていませんでしたが、強風で砂が舞い上がってます。顔にも時々砂粒が当たります。撮影が終了し、車の中で18-35mmズームを触ると、ズームリングの回転がザラザラ。購入時は軽すぎるくらいにクルクルと回りましたが、明らかに砂が入ったようです。「やってしまった!」サービスセンター送りです。夜、自宅でボディ側の可動部を確認しましたが、さすがにD700は防滴シールが施されていますので砂が迷入した様子はありません。半分ほっと。

 まあ、中古購入のレンズですし、この際、分解清掃をしてもらうのもいいかもしれない。と、自分に言い聞かせ。ニコンのホームページから修理のピックアップサービスにアクセス。申し込みました。

 撮影環境を注意しないといけない。高い授業料になったようです。




雪の鰐淵寺

2012年02月02日 21時04分15秒 | 日記


 1月8日のブログで「鰐淵寺の雪景色」を紹介しましたが、その時の冬の鰐淵寺はフィルム撮影でした。今日、寒波襲来。吹雪の中を車を走らせ、今度はデジカメで「鰐淵寺の雪景色」に再挑戦です。

 我が家の斐川町では今朝の段階では積雪はありませんでした。気温は氷点下、午前中に断続的に吹雪状の降雪があり、昼過ぎには3センチくらいの積雪でした。お昼前になると時々晴れ間が見えるようになり、雪の勢いは弱まったようです。

 昼食後、一か八か、鰐淵寺に行ってみようとの事になり、ヒートテックとダウンジャケット、ゴム長靴の完全装備で出発です。斐川平野は吹雪状態でしたが、斐伊川を超えて旧平田市に入ると、積雪は少ないようです。日本海側に出るとさらに積雪は少なくなります。それでも山影の路面には圧雪が見られ、慎重を期して最徐行。雪は止んでいます。

 鰐淵小学校から山道を進むと積雪は多くなり5~10センチくらい。路面には数台分の轍が残っています。鰐淵寺に到着すると、参道にはひとつも足跡がありません。




 雪の降り積もった石段を登ります。誰一人来ていないようです。本堂が見えてきました。石段を数段登るごとにシャッターを切ります。ズームの焦点距離を変え、立ったり、しゃがんだり。様々なアングルから撮影します。




 本堂前に昇って来ました。大きな屋根の白い雪と朱塗りの軒、赤と白のコントラストが素晴らしい。




 境内は静寂そのものです。風の音、木々に積もった雪が時折風に吹かれて落ちる音。手水舎の音が周囲の空気をさらに寒くします。


 お地蔵さんの前掛けが唯一の色彩。





このカットだけAi AF Zoom-Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED



 帰り際、木立の間から太陽の鋭い光が渓流の水面に輝きを与えました。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 今回使用の28-70mmズームは素晴らしい描写をしてくれます。曇り空をバックに冬枯れの枝が一本一本しっかりと映り込んでいます。逆光でもコントラストの低下は見られません。さらに、18-35mmズームも負けずとカリカリの描写です。

 撮影記録したRAW画像はパソコン上でViewNX2を用いてJPEG画像(長辺640ピクセル)に変換していますが、トリミング、露出補正、カラーバランス、輪郭強調など画像の編集調整はしていませんが、今回は本堂のシャドー部分のみ明るくなるよう調整しました。