我が家のパソコン、アナログTV用のチューナーボードを付けていました。昨年の地デジ化以降はケーブルテレビのデジタル-アナログ変換で視聴していましたが、いかんせん、大画面薄型デジタルテレビに比較してあまりにも画質が劣っており、とうとう我慢できなくなりパソコンも地デジ化しました。
デジタルテレビ用のチューナーボードボードはバッファローのDT-H70B/PCIEです。昨年の12月に発売になった新製品です。
地上波デジタルとBS/CSデジタルの2波が受信できるタイプです。WindowsXPにも使えるところがミソ。
で、グラフィックボードですが、これまではリードテックのWinFast PX8400というやつを使っていました。
使用しているGPUはnVIDIAのGeForce8400GS。箱には「HDCP対応」となっていますので、デジタル放送に対応かと思っていましたが、バッファローの「地デジ環境確認ツール」によると結果は「×」。色々調べてみるとGeForce8400は地デジには対応していないです。
というわけで、グラフィックボードも載せ替えになりました。選択したのはギャラクシーのGeForce GT520です。
特徴はファンレス。とにかく地デジが映れば良い。3Dゲームを始めとして、高度なグラフィク処理をするパソコンではありませんので、安いものを選びました。
nVIDIAのGeForceからAMDのRadeonに乗り換えると、ドライバーソフトの入れ替えにリスクが伴うこと。もしかするとパソコンが再起不能のトラブルに見舞われることがあるという噂を聞きましたので、同じnVIDIA製品にしました。
具体的な方法としては、
1.アナログチューナー関係のドライバーソフトを削除して、パソコンの電源を切ってチューナーボードを撤去。
2.パソコンを再起動させ、次にGeForce8400関係のドライバーソフトを削除、パソコンの電源を切ってグラフィックボードをGT520に交換。
3.パソコンを再起動させ、付属のCD-Rから添付のドライバーソフトをインストールしました。nVIDIAのサイトから最新のドライバーソフトをダウンロードしてインストール。これでグラフィック関係の準備は完了。
4.次に、再びパソコンの電源を切って、デジタルチューナーボードを組み込んで、アンテナからの同軸ケーブルを接続。パソコンを再起動させ、添付のCD-Rからドライバーソフトをインストール。あとは、ソフトの指示に従えばチャンネル設定、番組表の受信設定、と「はい」をクリックするだけで終了です。
なお、我が家では地デジ電波はケーブルテレビのパススルーで受信しています。BS/CS電波は自宅のパラボラアンテナで受信しています。ケーブルテレビの保安器の出力側でブースター兼混合器で1本の同軸ケーブルにまとめて自宅内に分配しています。したがって、今回のチューナーボードには分波器で再び地上波とBS/CS波に接続しています。
ここまで、特にトラブルもなく終了しました。
後ろの「みかん箱」は見なかったことにしてね。
新しいグラフィックボードはファンレスですが発熱は少ないです。ヒートシンクを触っても微かに暖かい程度。以前のGeForce8400もファンレスでしたが、こちらは火傷をするくらいに熱かったので、発熱が少なくなったことは精神的に良いです。画面表示に関して劇的に何かが変わったことはありませんが、YouTubeなどの動画配信が少し滑らかに表示されるようになりました。
肝心のテレビの画質ですが、アナログとは雲泥の差、美しいです。リビングの東芝REGZAに比較すると発色の派手さはありません。REGZAの発色も控えめではありますが、それよりも地味です。目が疲れなくて良いかも。
デジタル放送受信時はCPUのパフォーマンスは15%くらいで上下しています。CPUの温度には変化がありません。1時間番組を録画すると約6GBのファイルサイズになります。
留守録は地デジ1番組と、BS/CS1番組の同時録画が可能です。これは購入するまで知らなかった。ただし、このチューナーボードは録画番組の編集、ブルーレイディスクへの書き込み、などの機能はありません。録画して、見て消す、の機能に特化されています。私の使い方ではこれで十分ですが、番組コレクションを楽しみたい人には上位機種が良いでしょう。