出雲市朝山地区に岩根寺というお寺があります。といっても、小さなお堂が崖の下に建てられているのですが、その脇に大きな銀杏の木があります。いつだったか、出雲のパワースポットとしてテレビで紹介されていました。
秋には銀杏の木が黄葉すると見事であるとの情報を得て、本日、11月末とは思えない暖かく好天で昼休みに行ってみました。
国道184号線を神戸川沿いに進み、山陰道の高架橋の下を通り、県道51号線を稗原方向に進むとすぐに右側に「岩根寺駐車場」の看板が見えます。小さいので要注意。小道を入ると岩根寺が見えてきます。周囲の山々の木々は赤く、茶色に紅葉していますが、銀杏の黄葉がひときわ目を引きます。
車を降りて参道を進むと、お堂の方向から何やら音が聞こえてきます。ダンプカーの音、ブルトーザーの音、どうして?。お堂の後ろにトンネルでもあるのかしら。そうも見えないし。近くに工事現場もないし。そういえば、ここまで来る道すがら斐伊川放水路の工事をしていた。その音だ。
このお寺のお堂は岩山の大きな窪みの中にあります。自然にできたものなのか、人工的に掘削されたものなのか。直線距離で1kmほど遠くの山の向こうの音を反射して、参道方向に集めています。まさに天然の集音マイクのように。
銀杏の木の隣には崖の上の方から太い葛の蔓が地面まで達しています。不思議な光景です。いつの頃からこの葛はあるのでしょうか?。
Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)
今日は午後1時ごろの撮影でしたが、太陽は山影に入りつつあり、岩根寺の周囲は完全に日陰になっていました。銀杏の黄葉は今ひとつ鮮やかさがありません。お堂は東向きに立っています。また撮影のチャンスがあれば午前中に行ってみましょう。