神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

イングリッシュガーデンのバラと花々

2014年05月29日 20時33分29秒 | 日記

 本日午後は松江で仕事です。終了後にちょっと時間が空いたので、バラが見頃の松江イングリッシュガーデンで花の撮影です。

 この前は室内でのプリザーブドフラワー撮影でしたが、今日は屋外の生花です。お天気は快晴。気温30度。暑いけど、軽いズームレンズでお気楽撮影です。








 日当たりの良い順光ばかりでは変化がないので、逆光気味の撮影も試みます。


 木漏れ日の中に一輪の花。


 緑も目に鮮やかです。


 レンズをマクロモードに切り替えてバラ以外の花です。
















 そして最後に恒例の噴水です。今回は背景にバラを入れてみました。ボケていますけど。

Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)




青空と若苗と新玉ねぎ

2014年05月25日 18時10分12秒 | 日記

 斐川平野に初夏のさわやかな風が吹いています。日差しは強いけれど空気が乾燥していて暑く感じません。旧平田市の園町の湖遊館近くの田んぼです。等間隔に植わった木の向こうは宍道湖です。空気は少し霞んでいますが青空が綺麗です。

Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)



 田植え直後の苗が深く水に沈んでいます。田んぼに水を張っておくことで稲が土の中にしっかりと根を張ります。


 今度は斐川町の今在家。玉ねぎが収穫直前です。




 白い玉ねぎが太陽に照らされて光っています。

Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)

 もうしばらくすると玉ねぎは土から引き抜かれ、そのまま地面に放置され、表面を乾燥させます。収穫後、一個一個を農家さんの手によって磨かれ「手磨きたまねぎ」として出荷されます。


花の展示会

2014年05月24日 12時10分26秒 | 日記


 今回は妻の専属運転手、お抱えカメラマンとしてプリザーブドフラワーの展示会に行ってみました。この展示会は業者、教室主催者限定の展示会で、一般の人は入れませんでした。

 私に下された指令は、すべての花のアレンジを撮影すること。アレンジメントの参考にするそうです。この花々の製作者はこの道のプロの人たちです。

 展示会の会場は白熱電球、蛍光灯、水銀灯、様々な光源でなかなか難しい撮影でした。ストロボも持参しましたが、ワンカット写してみて、雰囲気ある照明を壊してしまうのでやめました。バウンス撮影も試みましたが、天井が高すぎて上手くできません。したがって、カメラのISO感度を6400程度に上げて、明るいレンズで撮影しています。朝から昼食を挟んで午後までシャッター数は950コマ。腕は疲れるし、目はかすみ、頭痛、筋肉痛。苦行の撮影でした。

 メモリー容量の関係で今回はJPEG形式で記録しています。撮影後にトリミング、色温度変換、レタッチをしていますが、調節がとっても難しいです。調節できる範囲がわずかです。少しでも無理をすると色合いが破綻します。やはりRAW形式撮影が後々とっても便利です。

 普段の「神名火だより」の色合いとは違って、ほんわかとしています。






































































































Nikon Df + Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 プリザーブドフラワーとは、生花を化学的に脱色して、染料で着色したものです。したがって、自然界には存在しない色合いの花になります。青い薔薇とか。枯れることはありませんので、保存状態が良ければ半永久的に飾っておけます。

 私には場違いなところでした。綺麗に撮れてるねと褒められたのが唯一の救い。内心はもっと上手く撮れたような気がします。特に色温度とわずかなブレ。来年への課題です。


初夏に輝く麦の穂

2014年05月19日 15時14分52秒 | 日記


 毎日晴天。一年の中で最も快適な季節です。ちょっと暑いけど。乾燥した風に吹かれると汗はすぐさま乾きます。

 麦畑は黄金の波です。

Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)








Nikon Df + Tokina AT-X M100 PRO D 100mm F2.8

 秋の稲の穂も黄金に輝きますが、麦は頭を垂れることなく、空へすくっと立ち上がっています。秋に比較して太陽の高度が高く、明るい陽の光が麦の穂に反射してキラキラと輝きます。逆光で撮影してみました。


木綿街道

2014年05月18日 16時38分11秒 | 日記

 平田の木綿街道です。


 かつては木綿の集散地として栄えた平田の街ですが、今は見る影もなく、都市再開発という名の道路拡張でありきたりの町並みとシャッター商店街です。

 中心地から外れたところに古くからの町並みが残っています。私の中学、高校時代の通学路でした。その当時はいくつかの商店が営業しており人々の営みがありました。今はイベントの時のみ人が歩いています。普段は閑散としています。

 本日はイベントがありましたのでちょっと行ってみました。


 来間屋生姜糖さん。生姜の汁を砂糖で煮詰めたお菓子です。生姜は斐川の出西生姜を使っています。


 持田酒造。通称「酒持田」。もう1軒「酒石橋」という酒造会社がすぐ近くにありましたが、廃業されました。造り酒屋さんらしい重厚で立派な建物です。間口の広さも格式のひとつです。平田の酒は総じて甘口です。今は若干辛口になっています。


 杉玉があります。


 酒持田の正面にある民家。1階の真ん中に通路があり、裏手の川「船川」に通じています。入ってみましょう。


 奥の明るいところが船着場です。かつてはここから木綿の積み出しが行なわれていました。船川は宍道湖に繋がっています。




 幼少の頃、ここらあたりは川遊びの場所でした。フナ釣りをしたり、ザリガニを捕ったり。


 円柱形ポストが懐かしい。


 幾つもの路地があって、ガラス扉一枚で生活の居間が覗けました。軒下の洗濯物。テレビの音、食事の支度の魚を焼く匂い。すだれの向こうには扇風機とステテコで昼寝をするおじさん。人々の暮らしが路地の中に溶け込んでいました。鬼ごっこでここいら辺を走り回っていました。現代はプライバシーという見えない壁が大人になった私を受け入れてくれません。奥まで入り込めません。ここをずっと奥に行くと別の大通りに出ることができ、近道でした。


 そういえば「動物園小路」という路地がありました。「トラさん」、「カメさん」などと、動物の名前のお年寄りが住んでいたとか。事の真偽は明らかではありません。


 加藤醤油屋さん。前を通ると、大豆を蒸す香り、もろみの香りがしていました。醤油屋さんが何軒かあり、甘口の甘露醤油(再仕込み醤油)を作っていました。刺し身にはこの甘い醤油でないとしっくりと来ません。夏になると油の乗った鯵や飛魚の刺身に甘露醤油を使います。最高のごちそうです。


 「本石橋邸」。隣の「酒石橋」とともに、今は住む人がいません。内部は見学することができます。


 入母屋造りの民家。間口は3間ほど。奥に長いです。通称ウナギの寝床。かつての平田の町並みはこのような入母屋造りが軒を並べていました。


 こんなに人通りがあるとなんだか場違いなところに来たような。懐かしさはあれど昔の記憶と違っており、よそ者になってしまった感があります。

Nikon Df + Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)