義父よりいただき物のレンズです。Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)。実はフィルム一眼レフのF100と一緒になっていたのですが、F100は化粧箱に大切に保管して、そのままお蔵入り。
1998年に販売開始されたレンズで、同時期に発売されたF100のレンズキットだったかもしれません。
広角から望遠まで、日常的に使う焦点距離の範囲をカバーしています。F値は3.5~4.5とちょっと暗いのですがそのぶんコンパクトです。金属鏡筒ですので意外とずっしりとしています。フォーカス駆動はカップリング軸を介してカメラ本体のモーターでおこないます。
非球面レンズが使われています。EDレンズは搭載していませんので、EDレンズのエンブレムがありません。プリント文字によりチープな外観です。
私の常用標準ズーム28-70と比較して小さいこと。フードを付けるとさらに巨大になる28-70が比較の対象として適切かどうか。
ズームリングの感触は滑らかとは言い難く、カムリングを動かしている感触です。でもこのあたり結構好きです。フォーカスリングは駆動軸の歯車を回しているのが解ります。総じて機械仕掛けのレンズで、フィルム時代のレンズとはこのようなものでしょうか。
望遠にすると鏡筒がビューンと伸びます。この時、前玉が回転するのでフードは丸型フードで、不細工なほど大きいそうです。今回このレンズにはフードは付いていませんでした。
昨日、試写を兼ねて好天の荒神谷史跡公園へ。二千年ハスの開花にはまだまだですが、ハス池にはハスの葉が茂り始めています。
広角端の28mmで池の全体像。広角独特の歪みも味わえます。
望遠端の105mmでカエルさんをアップ。
50mm以上の領域ではマクロも使えます。
Nikon Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)
感想としては晴天でF8まで絞っているのでシャープネスに関しては問題ないでしょう。開放ではどうかしら?。マクロは結構使えそうです。旅行で手荷物を増やせない時、これ一本ならばのレンズです。暗いシーン、あるいは建物の撮影には使えるかどうか、もう少し経験が必要です。