神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

美保神社

2013年10月30日 13時17分25秒 | 日記

 日曜日にあった講習会、前日が飲み会だったので、それも二次会あり、昼食を食べたら睡魔が襲ってきてエスケープしました。で、いつかは行ってみたかった美保神社です。

 美保神社は島根半島東端の松江市美保関町にあります。



 駐車場は無いので参道脇の土産物屋さんの前に駐車です。 






 拝殿の後ろに本殿があります。


 向かって右側から後ろに回りましたので、千木を見ると女の神様なのね。


 でも、さらに奥に回ると、あれっ、もう一つの本殿が。こちらは男の神様。




 インターネットで調べると、
 正面から見て左側(写真では右側)は事代主神(ことしろぬしのかみ)須佐之男命の御子孫、大國主神の第一の御子神。
 正面から見て右側(写真では左側)は三穂津姫命(みほつひめのみこと)高天原の高皇産霊神の御姫神、大國主神の御后神。(美保神社のHPよりコピペして一部改変)

 つまりは事代主神とその義母の二人が祀られています。事代主神は七福神のうちの一人で、竿と鯛を手に持っている「えびす」さんです。

 本殿が2つ並んでいるのがよくわかります。






 えびすさんは漁業・海運の神様なので美保神社の参道はそのまま海に通じています。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 事代主神は出雲大社の大國主神(別名:だいこくさん)とは親子関係になりますので、出雲大社と美保神社はセットでお参りするとご利益が大きいのだそうです。美保神社から出雲大社までを走りぬく「えびす・だいこく100キロマラソン」もあります。

灯台二態

2013年10月27日 20時46分18秒 | 日記

 島根半島の東端と西端にはそれぞれ灯台があります。東端は美保関灯台、西端は日御崎灯台です。


 東端の美保関灯台は灯火標高は82.9m。木の生い茂る岬のてっぺんに塔高は14mでどっしりとした構えで立っています。かつての灯台守の宿舎は今は素敵なカフェになっています。







Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 西端の日御碕灯台は灯火標高は63.3m。柱状節理の荒々しい断崖の上にすくっと立っており塔高は43.7mです。







Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 日御碕灯台は入場料を払い、狭い螺旋階段を上り灯台の頂上まで上ることが出来ます。そこからの眺めはまさに絶景です。以前に上がったことがありますが、風の強い日でとても寒く吹き飛ばされそうになりました。この写真を撮影したような好天であれば素晴らしい景色を堪能できたでしょう。

 美保関灯台は男性的、日御碕灯台は女性的な感じがします。






秋と冬の水平線・風力発電所の日没

2013年10月17日 21時24分31秒 | 日記

 台風一過。今朝の気温は8度。長袖の上にカーディガンが必要になりました。日中は青空に白い雲が。いかにも秋の空でした。

 夕方に時間が取れましたので、数年ぶりに十六島の風力発電所から夕日の撮影です。この時期ならば日没の方角と風車がちょうどいい角度でワンカットに収まります。

 現地に到着すると頭上には鉛色の雲。思ったよりも雲が多いです。太陽が見えません。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 空気も若干霞みがち。遠くに日御崎が見えます。よーく見ると灯台も見えます。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D

 雲の間から夕方の赤い太陽の光が日本海の海面に差し込んでいます。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 太陽が水平線に近くなってきました。でもまだ、太陽は見えません。


 水平線近く、やっと太陽らしき輝きが。一瞬のシャッターチャンスです。 

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D

 太陽が海の向こうに沈むと気温が急激に下がります。ジャンバーで防寒対策を施しましたが、体が芯から冷えてきます。雲の色、形は日本海に冬の到来を告げています。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 ここでデジタルカメラで夕日を撮影するのは初めてです。以前、フィルムカメラ(Nikon F4)で撮影しています。その時の画像はこちら。この時の方が撮影条件は良かった。使ったレンズは同じです。ただ、いま見返してみるとデジタルの方がシャープネスは断然いいです。ブログに掲載するに当たり、フィルム画像をスキャナーで読み取っていますので、スキャニングの条件設定が悪かったかもしれません。フィルムをルーペで見るとかなり上手く撮れていましたが。



島根県営志津見発電所見学

2013年10月15日 04時18分47秒 | 日記

 志津見ダムの堤内見学に引き続き、水力発電所の見学です。発電所は志津見ダムの真下にあります。ダムは国土交通省の管轄ですが、発電所は島根県の企業局の所有です。すなわち、ここで作られた電気は島根県の収入になります。


 ダムから下流側に車で移動して、川沿い遡り発電所へ。通常は立入禁止のエリアです。入り口はここ。発電所は地下にあります。県職員の説明を聞いてからヘルメットを着用して、いざ内部へ。


 地下1階、制御機器の部屋。平常時は無人で、安来市の事務所から遠隔制御されます。


 さらにその下、地下2階が発電機のある部屋です。機械からの音がうるさいです。説明は係員から一対一で聞きます。


 この導管がダムにつながっています。水がものすごい勢いで流れているとのことでしたが、触っても水の流れは感じません。冷たくもありません。


 水車の制御装置。


 水車の裏側と軸受け。水車を回した水は軸の両側から排水されます。軸受けは毎分600回転で回っています。軸受け部分は触ると、摩擦熱でほんのり暖かいです。


 水の力を得た回転は発電機へ。最大出力 1,700kW の発電機が回っています。これも触るとほんのり暖かいです。


 水車と発電機の全体像です。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 楽しい休日でした。


神戸川上流の志津見ダム堤内見学

2013年10月14日 03時33分17秒 | 日記


 神戸川上流に志津見ダムがあります。


 昨日はコスモス祭りの協賛事業で、志津見ダムの見学公開が開催されました。巨大構造物の内部に入れると聞いては行かない手はありません。

 ダムを下流側から見ると高さが81mあります。


 近づくと巨大さに圧倒されます。


 上流側、ダム湖には満々と水が蓄えられていますが、洪水調節用のダムなので、現在は平常時の最高水位なのだそうです。


 管理事務所で受付をして、ヘルメットを着用、係員の説明を聞きながらの見学開始です。


 堤体の頂上は非常用洪水吐きになっています。ここを水が超えたらダムの洪水調節機能は失われるとのことでした。理論的には150年に1回の洪水に対応できるのだそうです。

 過去、1度だけ、試験湛水時にここを水が超えました。

 普段は立ち入ることのできない堤頂を歩きます。


 反対側に着きました。管理事務所が見えます。


 この階段を歩いて降りていきます。


 結構急な階段で、高所恐怖症の人は腰が引けるかも。手すりを離さず一段一段ゆっくりと降りていきます。


 入り口に到着しました。日陰なのとコンクリートからの冷気でここは寒いです。いよいよ堤体内部へ。


 真っ直ぐなトンネルがありました。


 地震計と歪計が設置されています。震度4以上で緊急点検が行なわれるのだそうです。歪計はダム本体の変形を測るもので、満水時に約2mm変形したそうです。


 堤体のちょうど中間点に取水設備の制御用圧縮空気のタンクがありました。ダム湖の水は上層と最下層では20度くらいの温度差があるそうで、ダムの上流、流入水の水温と下流に流す水温がおなじになるよう、取水する水深を調節してるとのこと。環境に配慮されています。


 堤体の反対側に出てきました。これで見学終了です。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 次に志津見ダム発電所の見学をしましたが、これはまたの機会に。