私の仕事用アプリケーションソフトがインストールされているパソコンはOSがWindowsXPです。これが来年にサポートが終了します。
セキュリティーの観点から、また、稼働開始から5年を経て、そろそろハードウェアのトラブル発生も考えられます。そこで、新しいWindows7パソコンの製作を思い立ちました。思いついたのは昨年の暮れあたりです。
ところが、アベノミクスに伴う円安でパソコン部品の価格がジリジリと上昇。そろそろ作ろうかと悩んでいる間に予算オーバーの気配です。で、実行に移りました。
仕事用のパソコンですので信頼性を第一に部品をチョイスしました。と言っても、自営業の身では予算には限りがあり、結局、安くて、使い慣れた部品をチョイスしました。入手容易な部品であればトラブル部分を交換で対応出来ます。
仕事用アプリケーションソフトはテキストデータを扱います。グラフィック処理は必要ありませんので、CPUについてはインテルのIvy Bridge世代初のCeleron G1610を選びました。とっても安いです。Celeronも今はデュアルコアなんですね。ハイパースレッドは搭載されていません。
マザーボードはMini-ITX仕様の、使い慣れているASUSのP8H77-Iを選択しました。SATAスロットが6個も付いているので、複数のハードディスクが接続できます。
ケースはMini-ITXタイプのキューブ型で比較的安価なCoolMaster製Elite 120 Cubeを選択しました。このケースは3.5インチハードディスクが3台収納出来ます。光学ドライブは5.25インチのフルサイズが搭載できます。電源はATX仕様の一般的な電源ユニットが装着出来ます。
仕事用パソコンですので、データの消失はあってはならないことです。もしも、データが消えることがあったらデータとともに私の収入も消えてしまいます。データのバックアップを目的にハードディスクは500GBを2台搭載しました。Windows7 Professionalにはバックアップ機能がありますので、内蔵ハードディスクとネットワーク上のハードディスクに分散保存します。
電源はなぜか400Wもあります。これが安くて信頼できそうな製品だったからです。
部品を組み上げる前に写真を撮影しておけばよかったのですが、忘れてしまった。これは組立後の内部像です。キューブ型ケースの割には内部に余裕があります。通気性にも問題がなさそう。フロントパネルの裏側に直径12cmのファンが入っています。後方は電源ユニットが外への排気を兼ねています。ファンの回転音はほとんど気になりません。
ハードディスク2台と光学ドライブが前半分を占領しています。でも、この辺りは通気性が悪そう。
マザーボード上にも十分な余裕があります。このケースはなかなか良く出来ていて、結束バンドを使って配線を固定できるようになっています。スッキリとした配線ができました。
Windows7 Professional 32Bit版(DSP版)をインストールしました。メモリは4GBです。エクスペリエンス インデックスは4.8になりました。
Akabei Monitorの画像です。500GBを2つに分割して、CドライブにはWindowsとアプリケーションソフト、Dドライブにはデータ。もう一台の500GBはEドライブとしてバックアップ用です。アプリケーションが入っていませんのでハードディスクはガラガラです。メモリの占有率も低いです。
映画のDVDを再生してみたらスムーズな映像が鑑賞できました。コマ落ちやフリーズはありません。CPUのパフォーマンスは20%程度。動画再生に関しても問題ないようです。
結局、総製作費はWindows7も含めて4万8千円になりました。アマゾン、ソフマップ、アークオンラインストアの3個所からパーツごとに安いところを探して通販で購入しました。なんとか予算枠5万円に収まりました。
しばらくは1ヶ月程度、慣らし運転。トラブルが無いようだったら仕事用アプリケーションをインストールして本格運用に移行します。楽しみ楽しみ。