神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

松江城山稲荷神社

2012年03月29日 22時10分11秒 | 日記

 本日は快晴。まさに春到来です。朝は霜が降りていましたが、昼を過ぎればぽかぽか陽気です。午後から会議で松江へ。

 1時間ばかり時間がありましたので、以前より行ってみたかった城山稲荷神社へ立ち寄りました。


 県立図書館駐車場から城山西側の木立の遊歩道を徒歩で10分ほどで稲荷神社へ。途中、梅林がありまして、ここは満開です。



 城山稲荷神社は武家屋敷が残されている塩見縄手のお堀を挟んで向かい側になります。松江の市街地、中心部ですが、ここだけは静寂が辺りを包み込みます。
 神社石段の下には手水舎があります。水の出口が面白い。




 本殿の脇には様々な様々な石狐があります。


 松江をこよなく愛した明治の文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が通勤途中に毎日のように立ち寄ったとも言われており、中でも八雲が最もお気に入りにしていた石狐には屋根がついており保存されています。確かに、ここの2匹が凛としており最も美しいです。


 スフィンクスのような勇ましい顔もあります。


 可愛い子犬ちゃんもいます。

 これは爬虫類的な精悍な顔つきです。

 来待石は苔が付き易く、日本庭園の灯篭などにも使われます。

 さらに、来待石は風化するともろくなります。下あごが無くなっていますが鷹のように見えます。

 願掛けの?、お礼?。参拝者がお供えした焼き物の狐は白く周囲とのコントラストが面白い。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)
 周囲を木立に覆われており、木々の枝間から日差しが降り注いでいます。写真集、インターネットなどでここを撮影した写真を見た記憶から、もっと暗い感じで、幻想的、神秘的な場所と想像していましたが、あてが外れた気分です。お天気が良過ぎました。

 今度は雨で濡れた曇りの日にもう一度撮影してみたいです。

今朝の出雲空港

2012年03月27日 13時39分33秒 | 日記

 今朝は冷え込みました。家族が旅行で東京へ行くというので、東京行き第一便に合わせて、出雲空港へ。日の出時刻と合いそうなのでカメラ持参です。

 ターミナルで家族を下ろして一人で宍道湖端へ。滑走路東端から太陽が昇って来ました。湖面に一筋の光の道ができます。でも寒い。アメダスのデータを見ると-0.6℃でした。


 ここは空がとっても広いです。空港脇なので送電線の鉄塔もありません。広角でめいっぱい空を大きく取り込みました。したがって、湖面に映る太陽の光が斜めになっています。

 西側、平田方向は空の青さと北山の山並みの青さが夜明けの静けさを醸し出しています。
今日はシジミの禁漁日でしょうか、シジミ船が見えません

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED


Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D
 空港のエプロンには737-800が2機。それも新生「鶴丸」とJAS統合後の「太陽のアーク」が並んでいる。珍しい光景です。通常はナイトステイは前日東京最終便が当日の東京初発便になる1機のみです。これは撮るしかないでしょ。あとで新聞で確認しましたら、昨日、飛行中に落雷を受けて出雲空港着陸後に復路便は欠航になったとか。


日御碕神社と日御碕灯台

2012年03月20日 17時08分02秒 | 日記

 暑さ寒さも彼岸までと言いますが、やはり少しずつ暖かくなっています。でも、風は冷たい。今朝は霜が降りていました。

 午前中、日御碕方向にドライブ。目的は修理上がりの18-35mmズームの試し撮りです。

 我が家から25分くらい。途中、出雲大社の正面を通りますが、ここは朝から観光客がたくさん。稲佐の浜に出て右折。大社湾を左手に見ながら断崖絶壁の道を進むこと約10分。日御碕に到着です。

 伊勢神宮が昼を守るのであるのに対し、日御碕神社は夜を守るために神様を祀っているのだそうです。ここの社殿は柱が朱に塗られており、見慣れた出雲大社よりも絢爛豪華に感じられます。



 楼門をくぐり境内に入ると正面に下の宮「日沈宮」があり、天照大御神が祀られています。右側の少し高い所に上の宮「神の宮」があり、須佐之男命が祀られています。何人か観光客らしい人が見られましたが、静かで海の波の音、ウミネコの鳴き声、木々の風の擦れる音のみで、静寂が辺りを包んでいます。






 18-35mmズームはほとんどワイド側で撮影しました。広角独特の歪が建物の力強さをデフォルメしています。

 お昼までちょっと時間があるので、車で2分程の日御碕灯台まで足を伸ばします。灯台近くの駐車場に車を止めて寂れた土産物屋さんの前を通り、松の木の間から高さ43mの白亜の灯台が見えてきました


 灯台は海面からの高さは63mもあるそうです。灯台の真下は断崖絶壁。撮影しているこちらも断崖絶壁の先端に恐る恐る近づいて、磯を洗う波と崖、灯台を何とか一つのフレームに収めました。海の中に吸い込まれそうです。海の透明なこと。


 現在の灯台は無人化されて運用されていますが、かつては敷地内に灯台守の住居がありました。


 石造りの灯台に近づいていきます。建築されて100年以上経過していますが、日本海の潮風に耐えた威容はすごいの一言です。


 真下に立って上を見上げると白く塗られたペンキのひび割れが風雨に耐えてきた年月を感じさせます。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED

 日御碕神社の朱色、灯台の白、今日の撮影では2つの色彩を楽しめました。快晴ならば空の青さがもっと濃く、日本海の色も紺色に捉えることができたでしょうが、春の空気は霞んでいます。それはまた夏ごろ、今度に機会のお楽しみ。ただ、レンズの写りは申し分なしです。


いよいよ春、梅

2012年03月16日 07時12分41秒 | 日記

 先週の木曜日。車のタイヤをスタッドレスからノーマルに交換しました。通りすがりの人に「まだ雪が降るんじゃない?、大丈夫なの?」。そのとおり、少し春めいたと思ったら、また冬に逆戻り。雪が降りました。それでも、真冬と違うのは積もらないこと。積雪のある時はお出かけしません。

 近所の斐川公園へ梅を撮影に出かけるました。

 ここには「若人の森」という梅林があります。

 快晴とまでは言えないものの、春の穏やかな陽の光が感じられます。花撮りにはやはりマクロレンズです。








 斐川公園には梅、桜、ツツジがあります。桜の季節はお花見で賑わいます。ツツジの頃には「つつじ祭り」が開催されます。でも、桜はまだ蕾が固いです。

Tokina AT-X M100 PRO D 100mm F2.8

 ファインダーを通しても光の色が違いますね。暖かさを醸しだしてくれます。


春がきた

2012年03月08日 21時02分40秒 | 日記

 ここ数日、やっと春の気配が感じられます。松江へ出かける用事があり、カメラ一式をアルミケースに入れて出発です。先月、砂が侵入してズームリングがジャリジャリになった18-35mmも無事に帰って来ました。修理費用は1万5千円弱。当初の見積もりよりも安くなり、ひと安心。結局ズームリングの交換となりました。

 ズームリングの感触は、中古で購入した当初は軽くてクルクル感がありましたが、修理上がりは少し粘りのある感触になりました。グリスを塗られたのでしょうか。以前よりも回転が重くなって使いやすくなりました。今日はその試写も兼ねています。

 宍道湖北岸、地元では湖北線と呼ばれていますが、今日は所用で平田に立ち寄りますので、湖北線で宍道湖を右に眺めつつ松江に向かいます。

 その道端からの眺め。空一面が薄い雲に覆われ、太陽が微かに見えます。風が穏やか。冬に比較して空気の角が取れました。遠くの中国山地の山々は霞んでいます。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED

 松江に向かう途中、「松江イングリッシュガーデン」に立ち寄ります。この時期はスイセンが咲いているはず。レンズをマクロに取り替えていざ園内へ。そういえばマクロレンズを使うのも昨年の末以来。
 イングリシュガーデンの宍道湖岸からの松江方向も霞んでいます。光の色は黄砂ではない模様。


 園内に咲いている花はスイセンです。




 地面に目をやるとクロッカスが咲いています。




 ファインダーの中に色彩が戻りました。花芯にピントを合わせます。

 トリミングして拡大してみました。ちょっと艶かしい気分。
 
 これだけ冬の名残り。

Tokina AT-X M100 PRO D 100mm F2.8
 背景の葉が2線ボケでガックリ。撮影時には気が付かなかった。パソコンで確認して何だこりゃ。

 春は風が強くブレるので花の撮影に難渋します。とりわけ4月のチューリップの時期は風が強いです。斐川町のチューリップまつりではなかなか良いカットが撮れません。

 今日は幸いに風がなく、直射日光が無い曇天でしたのでフラットな光が得られて、マクロ撮影には絶好の条件でした。頭上に木々の葉は無く、地面に光が存分に当たります。残念ながら修理上がりのズームの本格的復帰はお預けです。