神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

猛暑の斐伊川

2016年07月28日 19時55分38秒 | 日記

 関東甲信地方が梅雨明けしたそうです。出雲地方はますます暑くなってきました。本日の最高気温は34℃。ここ最近雨が降っていません。梅雨明け十日という言葉がありますが、まさにこの10日間くらい雨が降っていません。庭の水撒きが大変。

 涼を求めて斐伊川の島村橋に行ってみました。二年ぶりです

 斐川町方向から灘分町方向を望みます。緑に覆われた河原に一本の細い道があります。


 堤防の内側に入ると車の音は聞こえなくなります。虫の鳴き声、鳥のさえずり、草の間から湿った熱い風が吹いています。


 潜水橋ですので水面ギリギリに橋があります。欄干はありません。水面近くになると風が涼しくなります。


 上流方向。


 下流方向。この先に宍道湖があります。

Nikon D700 + Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 本当ならば川の中に入ろうと思っていたけれど、何か違います。昔の記憶と。

 砂が茶色。昔はもっと白くて、金色に近い薄い茶色でした。汚れていなかった。流れている水は綺麗なのだけれど、何かが違います。

 50年前、40年前の子供の頃、川遊びをしていた頃の思い出の奥底の風景が失われています。


竹原の道端で見つけたもの

2016年07月19日 14時32分12秒 | 日記

 竹原の町並み保存地区の写真シリーズ、これが最後です。

 特にテーマなく、なんとなく写したものです。


 猛暑の中、さりげない緑、生花は心がほっとします。








 電球は時代の要請に応じてLED電球です。




 藤井酒造酒蔵交流館にて。


 竹格子の下には排水路があります。単純にフタをするよりも小粋です。






 松坂邸にて。梁につけられた碍子と電線。昔の家は電気配線がこうなっていました。昔の電線は銅線のまわりに木綿糸で絶縁被覆がされていました。現代では電気の保安上の理由でビニールですが、ここまで再現されていて懐かしいです。。

Nikon Df + Nikon AF-S Nikkor 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR


竹原の竹原格子

2016年07月17日 20時53分54秒 | 旅行

 竹原の町家には「竹原格子」と呼ばれる独特の格子が見られます。細い木を縦横に組みわせた出格子、漆喰で塗り固めた武者窓。建物ごとに意匠を凝らした格子が目を楽しませます。

 道路側から見えるもの。











Nikon Df + Nikon AF-S Nikkor 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR

 室内のもの。





Nikon Df + Nikon AF-S Nikkor 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR

 武者窓。漆喰で塗り固めて重厚感漂います。




 竹鶴酒造は黒漆喰です。

Nikon Df + Nikon AF-S Nikkor 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR

 贅を尽くしたというより、さり気なく、小粋に自己主張しています。

 竹原格子なるもの、現地に到着して「道の駅たけはら」で仕入れたパンフレットで初めて知りました。それぞれの建物の建築年代、家主の仕事、趣味で違いを見つけるのも楽しいです。


竹原の頼惟清旧宅

2016年07月16日 13時20分48秒 | 旅行

 江戸時代後期から幕末にかけて活躍した思想家、歴史学者、文人の頼山陽の祖父の家です。著書「日本外史は幕末の尊皇攘夷運動に影響を与えたとのことですが、高校時代に世界史を選択した私にはちょっと苦手な分野です。日本史は漢字がテストにいっぱい出るから避けました。と、思ったら中国の歴史は世界史の分野なので、やっぱり漢字が多かったのです。西洋史があれば良かったのに。

 竹原の町並み保存地区では立派なお屋敷が公開されていますが、ここは平屋建てで、こじんまりとしていて質素といえます。これは裏庭からの建物全景










 生花の展示もしていました。華やかさを演出してくれます。







Nikon Df + Nikon AF-S Nikkor 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR

 竹原の町並み保存地区は倉敷のそれに比較して観光地化していません。観光振興(商業的発展)を目指してる地元の気持ちも理解できますが、個人的感想としては古き良き町並みの静けさが堪能できます。