神名火だより

出雲地方・宍道湖周辺で撮影した四季折々の写真です。
時々、自作パソコンの話題もあります。

熱帯夜のおぼろ月夜

2012年08月30日 22時29分32秒 | 日記

 熱帯夜が続きます。今夜はほぼ満月。薄い雲に隠れて淡く輝いています。月夜の風景はどのように写るのかしらと実験的撮影です。三脚は使っていません。橋の欄干にカメラを固定してブレないようにしました。ピントはマニュアルです。

 撮影ポイントは斐伊川の神立橋です。10月、世の中は「神無月」ですが、ここ出雲地方だけは「神在月」です。出雲大社に集まった八百万の神様は、近くの万九千神社に集合し、ここ神立橋から日本全国にお帰りになります。


 撮影条件が判らないので、とりあえず絞り優先で自動露出。ISO1600、ホワイトバランスは晴天です。

 F/4で3秒でした。カメラの液晶画面で確認すると昼間のように明るく写っています。恐るべしD700。これでは夜の雰囲気が出ないので、もう少しアンダー気味が良いでしょう。

 次はマニュア露出に切り替えて、F/5.6で1.5秒です。

 まあまあ良い感じ。お月様と水面の反射、砂州の形を取り込んでみましたが、もっとワイドのレンズを持ってくれば良かった。

 下りの特急「やくも」がやって来ました。F/5.6、2秒です。

 列車が見事に流れています。

 最後に川面に月の光が写るように狙ってみましたが、肝心の月が入りません。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 明るいレンズが必要かなと28-70mmを装着しましたが、実際はF/5.6でいけたので、広角ズームの18-35mmでも良かったのではないかと。さすれば、月と水面の反射、砂州がひとつのカットに写し込めたかも。


眩しすぎる朝日

2012年08月27日 08時20分39秒 | 日記


 8月22日の日の出は雲に邪魔されたので、昨日の26日(日)に再挑戦。

 台風15号が沖縄に近づいています。台風の東側の湿った熱い空気が太平洋高気圧の力を借りて強い南風となって西日本の日本海側ではフェーン現象を引き起こしているようです。

 今日は斐伊川河口の灘橋でキューピ山からの日の出を狙います。5時15分頃に到着。まずは広角ズームにて全体像。上空には雲ひとつ無く、消え残りの星も見えます。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 望遠ズームに取り替えて。大山もくっきりと見えます。

 キューピ山の首のところから朝日に輝く雲が見えます。日の出はもうすぐです。


 鼻のあたりから太陽が見えました。鋭い光を放っています。


 眩しいです。嫌な予感。


 ファインダーを通して目に太陽に光が突き刺さります。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D
 これだけ眩しいと太陽に輪郭が綺麗に撮影できません。風景とのコントラストが大きなりすぎて画像になりません。

 しょうがないので、広角ズームに交換して、橋の欄干から下を覗いて、斐伊川の砂州の形で撮影します。


Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 朝日の撮影は、まったくの運任せです。狙い通りにはうまくいきません。

宍道湖、晩夏の日の出

2012年08月22日 07時23分21秒 | 日記

 日の出がだいぶ遅くなって来ました。連日の猛暑日でも、熱帯夜は終わりを告げ、朝方には涼しさを感じられます。

 日の出の方角は南の方向に遷移してきました。斐川町から見るとキューピ山のあたりになっているはずです。早朝4時半に起床、朝食を済ませて出発です。今日の撮影ポイントは宍道湖西側湖岸「なぎさ公園」あたりです。


 28mmで覗く空が広い。山の向こうに雲が見えるのが懸念材料。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 レンズを望遠ズームに交換してカメラを三脚にセット。太陽がキューピ山の稜線から見えてくれるかしら。


 空気が綺麗です。大山もはっきりと見えます。


 山の向こうの大気が赤く染まっています。日の出時刻ですが太陽はまだ見えません。


 時は過ぎ、やっぱり雲の上から太陽が。

 赤から眩しい黄色へ、光の色温度がどんどん上がっています。

 シジミ船が湖面を進みます。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D

 最後に標準ズームに戻して、広角端28mmで全体像。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)

 今日も暑くなりそうです。



宍道湖の入道雲

2012年08月16日 20時55分03秒 | 日記

 昨日は秋の気配でしたが、今日は真夏に逆戻り。一気に秋へは進まないようです。

 普段、仕事をしながら窓の外を見ると入道雲が。いつかは撮影してやろうと考えているのですが、なかなかいい機会に巡り会えません。職場放棄は出来ないですからね。

 今日は我が家のお盆休みも最終日。家の外に出ると東の空に入道雲らしきものが。待っていました。カメラを持ってお出かけです。斐川町で東側の広い空を撮影するなら斐伊川河口でしょう。

 撮影ポイントに到着すると、宍道湖上空に雲の塊が。空気も澄んでいます。日本海の前線に向かって南風が吹き、日本海側ではフェーン現象だそうです。気温は35℃くらいでしょうか。
 寒気の入り込みがあると積乱雲は発達しますが、今日はどうかしら?。


 西側を振り向くと田んぼが広がっています。一箇所だけ稲刈りが始まっていましたが、総じて稲穂は出ているものの黄色く色づいてはいません。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 湖上の雲は徐々に成長しています。積乱雲になってきました。広角、標準、望遠と3本のレンズを車の座席に並べて取っ替え引っ替え。ちょっと目を離した隙に雲の形はどんどん変わっていきます。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D

 中国山地側にも積乱雲が。みるみる成長していきます。

Nikon Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF)
 雲の底面が高いようです。雲の下で雨は降っていません。稲光も見えません。おとなしい入道さんです。

 望遠レンズで雲の頂を捉えます。まさにもくもくと天に向かって伸びていきます。



 高さが極限に達すると頂上に傘が出現します。

Nikon Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D

 上の3枚、雲のアップ画像はコントラストと明るさを調整しています。背景の青空と雲のコントラストが美しいです。

 静止画ではわかりませんが、望遠レンズで雲を見ていると、雲が沸き立つように大きく成長するのがファインダーの中で見ることができます。


夏の終わり・秋の気配

2012年08月15日 15時57分42秒 | 日記


 お盆に入って夜には蛙の声が少なくなり、虫の声が聞こえてきました。それでも昼間は暑くて家の中で冷房をかけてゴロゴロ。お盆休みは体を休めるつもりでしたが、何もしないのは疲れます。

 昨日あたりからゴロゴロにも耐えられなくなり、車にカメラを積んで外出です。残念ながら空は鉛色。空を写したくて出雲空港へ。

 西の空が帯状に黒くなっています。寒冷前線?。雲の底から雨が降っているのが見えます。徐々に近づいてくる様子。



Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 ヒコーキも撮影しましたが、暗くて画も中途半端。着陸と同時に大粒の雨、土砂降りを通り越して滝のような雨降りへ。後で、アメダスの降雨量を確認したら、出雲空港では時間雨量19mmの雨でした。


 そして、本日は気温は相変わらず33℃位あり、湿度は高いもののさわやかな晴天。買い物ついでに出西の斐伊川土手から空を撮影。空気も透き通っています。遠くの山がくっきり。空の高い部分には絹雲。秋の空気が流れ込んでいるのでしょうか。


 さらに見晴らしのいいところを探して、大津の「出雲弥生の森博物館」へ。広角ズームで四隅突出型墳丘墓を取り込んで空とコラボ。

 古墳の上からは出雲平野がよく見えます。

Nikon Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D (IF)

 ひと雨ごとに秋が近づいています。