おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
柴崎保三著・鍼灸医学大系 黄帝内経素問
五藏別論篇 第十一 第二節(2-2)
(原文)
帝曰。氣口何以獨爲五藏主。
岐伯曰。胃者水穀之海、六府之大源也。五味入口、藏於胃以養五藏氣。氣口亦太陰也。是以五藏六府之氣味皆出於胃。變見於氣口。
故五氣入鼻、藏於心肺。心肺有病而鼻爲之不利也。
凡治病必察其下、適其脈、觀其志意與其病也。
拘於鬼神者、不可與言至。悪於鍼石者、不可與言至巧。病不許治者、病必不治、治之無功矣。
(訓読)
帝曰く「氣口は何を以て獨り五藏の主たるや」と。
岐伯曰く「胃は水穀の海、六府の大源なり。五味口より入り、胃に藏し以て五藏の氣を養う。氣口も亦太陰なり。是を以て五藏六府の氣味は皆胃より出づ。變は氣口に見わる。
故に五氣は鼻より入り、心肺に藏す。心肺病あるときは鼻之が爲に利せざるなり。
凡そ病を治するには必ず其の下を察し、其の脈に適し、其の志意と其の病とを觀るなり。
鬼神に拘(とら)わるる者は、ともに至を言うべからず。鍼石を惡むものは、ともに至巧を言うべからず。病みて治を許さざる者は、病必ず治せず、之を治するも功無きのみ」と。
訂正
六府之大源・六府の大源を六府之太源・六府の太源と記載してしまいました。
訂正します。六府之大源・六府の大源が正しい。
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