おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
慢性疲労―2－3
・・・慢性疲労とは(2)・・・
○慢性疲労について
「疲労・発熱・痛み」は人体の三大警告であるといわれます。
「疲れた」と感じるのは、「休め」という体からの警告であって、これを無視して、そのまま休まないと最後には死んでしまうこともあります。過労死などは、この典型的なパターンです。
子供や動物を見ていると、疲れるとその場でパタッと寝てしまうのは体の警告に逆らわずに休息をとるからです。
しかし、人間は成長とともに、休んでいる暇はないと考えてしまいます。そのため、疲れたと感じていても無理をしてしまいます。
疲労 発熱 痛み
文部科学省疲労研究班の調査（2004年）によると、15歳から65歳までの回答者の約6割が、今疲労を感じていると答えています。
しかもその中の6割の人が、6ヶ月以上疲れが続く「慢性疲労」の状態であるといいます。
つまり、休んでも疲れが取れないと多くの人が思っているのです。
しかもそれは大人だけではありません。疲労のメカニズムについて研究を行っている渡辺恭良（わたなべやすよし）教授（大阪市立大学大学院医学研究科）は「子供にも、慢性疲労が増えてきている傾向があり、不登校の原因にもなっているようです」と語る。
慢性疲労といっても侮ってはいけません。そのうち、約50％の人が日常生活に支障をきたしているといわれています。
○疲労のステージの分類 〔『疲労を測る』近藤暹（東京情報科学研究所）〕
①疲労感をともなわない疲労
②軽度の疲労
③疲労感があっても休めば回復する疲労
④翌日に疲労が残る疲労
⑤強度の疲労 （少しの休息では回復しないもの）
⑥過労 （測定に応じられないほど疲れた状態）
①→⑥になるに従い重症になる
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