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黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六 第四節 訳

2013-06-20 09:28:42 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六

第四節

帝曰。善。其法星辰者、余聞之矣。願聞法往古者。

岐伯曰。法往古者、先知鍼經也。驗於來今者、先知日之寒温、月之虚盛、以候氣之浮沈而調之於身、觀其立有驗也。觀其冥冥者、言形氣榮衞之不形於外、而工獨知之。以日之寒温、月之虚盛、四時氣之浮沈、參伍相合而調之。工常先見之。然而不形於外。故曰觀於冥冥焉。通於無窮者、可以伝於後世也。是故工之所以異也。然而不形(見)於外。故倶不能見也。視之無形、嘗之無味。故謂冥冥若神髣髴。

然而不形於外 東洋学術出版社=然而不形見於外

黄帝が申されました

よかろう。その星辰を基準として従うということは、今第二節、第三節を聞いてわかった。昔はどのような基準でそれに従っておったか聞かせてくれんか。

岐伯が答えて申し上げました

往古に法るとは、まず鍼の正しい道を知ることでございます。今現在に於て実験するには、先ず日の寒暖、月の虚盛(月の満ち欠けをいうのであろうか)を知り、気が浮いているか沈んでいるかを候い、身体を点検し、その立ちどころにききめがあらわれることを観察するのでございます。表面にあらわれないというものを観ることは、身体と臓腑の機能、五臓の健康状態や外邪の侵入を防ぐ気が現れないようなものでも、独り医師だけが知っているということでございます。日の寒温、月の虚盛、春夏秋冬の気の浮沈等を、対比・類推して判断し合わせて、身体について点検するのでございます。医師たるものは常に将来を見抜くのです、然し訴えは外に表われないのでそれ故に表面にあらわれないものを見るということでございます。はてなく往来するものは、それを使い後世に伝えるべきものでございます。この故に医師の一般の人と異なるところでございます。然し病状は外に表われず、そのようでございますので、一般人がつれだっても見つけることは不可能であります。形の無いものを見、味の無いものを嘗めるようなものでございます。故に暗くて見わけがつかないようで、神さまがぼんやり見えるような状態でございます。(はっきりとはわからないのと同じようなものであります・カッコ内鍼灸医学大系)

 

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