おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』
現代医療の誤りを正す
第4章 漢方による心身の健康法
公害や難病のない漢方薬
p229難病患者は総じて〝新薬に荒らされた老躯(身に區)者〟である!
漢方薬は病名薬ではないこと、人間の体の歪(ひず)みを正常化する薬であること、薬を決めるためには六つの証で歯どめのチェックと確認がなされること、薬は自然に存在する草根木皮(そうこんもくひ)であること、薬剤は局部的な治療ではなくて全体的にとらえられること、薬剤は総合的で抗菌性というような直接的に菌を殺す薬剤ではないこと、などの理由で、漢方薬を正しく飲めば副作用とか薬公害という問題は起こらないようになっています。
すでに日本民族だって千二、三百年も漢方薬を飲んできたのだし、お隣の中国では三千年近くも営々として飲んできています。
何億人もの人々が実際に飲んで人体実験をした結果また飲んでいるわけですから、もし副作用があるなら、すでに二千年前か、一千年前から起こっていなければなりません。
もし副作用があればその時点で薬として多量に用いることを禁じられたはずです。
どこから考えても薬公害や難病になる原因は出てこないわけです。
第一に副作用や薬公害がいわれはじめたのは、四十年(1997年10月15日発行)くらい前からです。
新薬の場合は、漢方薬と違って病名薬です。
病名に合わせて薬がつくられてきました。
副作用は動物実験で、急性毒性と慢性毒性について実験をすることになっています。
その研究は、たとえば六回やってみて五十匹死んだとか、死ななかったとかということに限界を求めてきました。
いわば、急性毒性だけの実験で、慢性毒性の実験を兼ねてきたのです。
ふつう、慢性毒性を研究するというのは、少なくとも数年間の実験をやらなければなりません。
その慢性毒性の蓄積作用などの実験をやらなかったことに、第一の間違いがあります。
それに動物実験といっても、実験動物は健康な動物を使って実験しているわけで、健康体を病体と想定しての実験です。
病体薬理とはいいがたいわけです。
これでは慢性毒性が出てきてもしかたがありません。
新薬には漢方のような歯どめが少ないのです。
千年いわたって何億人の人が飲んできたわけではありません。
漢方に比べたら、飲んでいる人が人体実験第一号ということに等しいわけです。
新薬の副作用でいちばん大きい問題は、抗生物質による副作用です。
抗生物質は使用すれば、病原菌にも抗体ができて、どちらもどんどん進化していきます。
病原菌だけをやっつけている間はよくても、多量に飲むと人間の構造機能まで壊すことにつながります。
リューマチや神経痛や皮膚病、泌尿器疾患まで幅広く投薬される副腎(ふくじん)皮質ホルモンも副作用のある厄介な薬です。
この抗生物質や副腎皮質ホルモンの副作用で病気になった人を、漢方薬で治療する場合が意外に多いのです。
機能が壊されているわけですから、まず薬害を除いて機能回復をして、本番の治療にかかるという、二段がまえの治療をしなければならないわけで、たいへんに厄介です。
だから、難病患者は総じて新薬に荒らされた老躯者(ろうく(身に區)しゃ)で、病院生活が長い人より、同じ病名でも子供の急性難病患者のほうが早く治療できるのです。
漢方薬ブームというのは、この四、五十年来いわれてきたことですが、ほんとうのブームになったのはつい最近で、薬公害とか副作用が問題になってからです。
それも、一般の人たちの漢方への認識は、新薬は怖(こわ)いが漢方薬なら害がないからという漠然(ばくぜん)とした考えからです。
漢方薬と新薬では、理屈でいえば方法論が違っているのです。
漢方薬の場合は病人に薬を合わせていく考え方、公害病だろうが薬の副作用だろうが、治療法は、いつの場合もあるわけです。
しかし、新薬の場合は人間不在の病名が先にあって、病名に薬を合わせていく考え方なのです。
だから、原因不明の近代病とか公害病など、新しく病名をつけなければならない病気になると、まったく治療はお手上げになってしまうわけなのです。
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