おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
柴崎保三著・鍼灸医学大系 ⑤ 黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六
第六節
(原文)
帝曰。余聞補寫、未得其意。
岐伯曰。寫必用方。方者以氣方盛也。以月方滿也。以日方温也。以身方定也。以息方吸而内鍼、乃復候其方吸而轉鍼、乃復候其方呼而徐引鍼。故曰寫必用方。其氣而行焉。
補必用員。員者行也。行者移也。刺必中其榮、復以吸排鍼也。故員與方非鍼也。
故養神者必知形之肥痩、榮衞血氣之盛衰。血氣者人之神。不可不謹養。
(訓読)
帝曰く「余補寫を聞くも、未だ其の意を得ず」と。
岐伯曰く「寫は必ず方に用う。方とは氣の方盛を以てするなり。月の方滿を以てするなり。日の方温を以てするなり。身の方定を以てするなり。息の方吸を以てして鍼を内れ、乃ち復た、其の方吸を候いて鍼を轉じ、乃ち復た其の方呼を候いて徐々に鍼を引く。故に寫は必ず方に用うと曰う。其の氣而して行くなり。
補は必ず員に用う。員とは行(コウ)なり。行とは移(イ)なり。刺すは必ず、其の榮に中つ。復た吸を以て鍼を排するなり。故に員と方とは、鍼にあらざるなり。
故に神を養う者は必ず形の肥痩、榮衞、血氣の盛衰を知る。血氣とは人の神なり。謹みて養わざるべからず」と。
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