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黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六 第五節

2013-06-22 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ⑤ 黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六

第五節

原文

 虚邪者八正之虚邪氣也。正邪者身形若用力汗出、腠理開、逢虚風、其中人也微。故莫知其情、莫見其形。上工救其萌芽。必先見三部九候之氣盡調。不敗而救之。故曰上工。下工救其已成、救其已敗。救其已成者、言不知三部九候之相失、因病而敗之也。知其所在者、知診三部九候之病脈處而治之。故曰、守其門戸焉、莫知其情而見邪形也。

訓読

 虚邪とは、八正の虚邪の氣なり。正邪とは、身形若し力を用いて汗出で、腠理開き、虚風に逢えば、其の人に中るや微なり。故に其の情を知ることなく、其の形を見ることなし。上工は其の萌芽を救(キュウ)す。必ず先づ三部九候の氣を見て盡く調す。敗られずして之を救す。故に上工と曰う。下工は其の已に成るを救せんとし、其の已に敗らるるを救せんとす。其の已に成るを救すとは、三部九候の相失を知らず、病に因って之に敗るるを言うなり。其の所在を知るとは、三部九候の病脈の處を診して之を治するを知るなり。故に曰く、其の門戸を守り、其の情を知ることなくして邪形を見ると」と。

 

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