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黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六 第五節 訳

2013-06-28 12:20:47 | 日記

昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六

第五節

 虚邪者八正之虚邪氣也。正邪者身形若用力汗出、腠理開、逢虚風、其中人也微。故莫知其情、莫見其形。上工救其萌芽。必先見三部九候之氣盡調。不敗而救之。故曰上工。下工救其已成、救其已敗。救其已成者、言不知三部九候之相失、因病而敗之也。知其所在者、知診三部九候之病脈處而治之。故曰、守其門戸焉、莫知其情而見邪形也。

 

語句の意味

下工=古代で診断治療技術が優れていない医師のこと、また未病を治すことの出来ない医師。新・東洋医学辞書ソフト

下工=古代の治療技術のすぐれていない医生に対する呼び名。医療知識の水準が低いので、未発の疾病の予治の技術を掌握しておらず、ともすれば疾病がすでに十分に発現してから診断治療をすることになる。<霊枢邪気蔵府病形篇>「一を行う者を下工と為す。」「下工は十に六を全うす。」<素問八正神明論>「下工はそのすでに成るを救い、そのすでに敗れるを救う。」漢方用語大辞典

 

虚邪ともうしますのは、東・南・西・北・東南・西南・西北・東北の八つの虚の方位からくる邪気でございます。正邪と申しますのは力仕事をすると汗が出るのでありますが、毛穴が開き、病となる邪気に逢い、そのような場合人に中ったといっても微かでございます。それ故にその病状の証を知ることもなく、どんな病気であるか、どの部分に病気があるのか、ということもわからないのでございます。上工は未病を治すのでございます、つまり疾病が未だ発病しない時期に、あるいはすでに発病したとしても進行する前に、いち早く診断して予防治療するのでございます。

 

必先見三部九候之氣盡調。不敗而救之。故曰上工。

必ず三部九候の脈で気を候い調べ尽くし、そして病気にならぬように之を救う、それ故に上工というのでございます。

 

鍼灸医学大系の(通解)

必先見三部九候之氣盡調。不敗而救之。故曰上工。

そのために必ず先ず三部九候の気の状態を見て全身余すところなく之を調えて其の敗れないうちに之を喰い止めるのであります。故に之を上工と申します。

 

東洋学術出版社素問【現代語訳】

上工救其萌芽。必先見三部九候之気、尽調不敗而救之。故曰上工。

技術の高い医者は疾病の初期の段階、つまり三部九候の脈気はことごとく調和し、まだ邪気の侵害を受けていないうちにいち早く察知して治療しますので、『上工』とよぶのです。

 

下工とは医療知識の水準が低いので、未発の疾病の予治の技術を掌握しておらず、ともすれば疾病がすでに十分に発現してから診断治療をするので、疾病は重くなるのでございます。(下工が)その已に疾病が重くなってしまってから治療するというのは、三部九候の脈が互いに失している、つまり違っているのを知らないことを言い、それゆえ病気が重くなってしまうのでございます。疾病の所在を知るということは、三部九候の脈を切診(脈診と触診とに分けられる、この場合は脈診)し、之を治するには病が何処にあるかを知ることでございます

故に自分の流儀(三部九候の脈)をしっかりと守る(少林寺拳法で守破離を教わりました、守とは教えを守り完成させることで、破とは技を応用し打破し新しい技を作る、離とは今までに無い流儀から完全に離れてしまった技を自身で作ること。)、完全に掌握して居れば証等を知ることが無くても、疾病の様子を知ることができるのでございます。

 

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