おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 刺瘧篇 第三十六
第二節
(原文 其の二)
足太陰之瘧、令人不樂、好太息。不嗜食。多寒熱、汗出。病至則善嘔。嘔已乃衰。即取之。
語句の意味
足太陰=足太陰脾経
樂=楽。樂は旧字。ガク。音楽。音楽を奏する。ラク。タノしい。タノしむ。たのしく思う。喜ぶ。タノしみ。楽しいこと。らくに。ゴウ。好む。ロウ。→伯楽。〔日〕興業物の最終日、千秋楽の略。
好=コウ。コノむ。スく。愛する。ほしいと思う。望む。コノみ。スき。流行。望み。注文。コノましい。ヨい。きりょうがよい。美しい。正しい。このましい。このもしい。よろしい。仲がよい。人がよい。うまい。ヨく。ともすれば。ヨしみ。したしみ。
太息=ため息もしくは深呼吸。新・東洋医学辞書13
太息=たいそく。深い呼吸のこと。
呼気が主となるのでためいきと同義である。
一呼一吸を一息という。平常時の呼吸と脈拍の比率は約1対4であり、深呼吸では約1対5となり、このような比率の変化を、脈診上では「閏以太息」と言っている。病理的に、患者が頻繁にためいきをつくようであれば、「善太息」と言われる症状であり、肝胆の鬱結、肺気の鬱滞などによって引きおこされる。
<素問五常政大論><素問至真要大論><素問平人気象論><霊枢口問篇><霊枢邪気蔵府病形篇>参照。
鍼灸医学大系 語句の解では
太息
*大声して長く歎ずること。
東洋学術出版社素問
太息【注釈】では上記の太息と同じような意味。
嗜=タシナむ。タシむ。特にこのむ。心がける。つつしむ。節制する。タシナみ。すき。好み。嗜好。心がけ。慎み。
多寒熱
鍼灸医学大系の訓読
寒熱多く。
東洋学術出版社素問
寒熱多くして
好太息
鍼灸医学大系の訓読
好みて太息せしむ。
東洋学術出版社素問
好みて太息し
多寒熱を好太息の読み方にすると
多く寒熱し、ではないのか。
又は太息を好みと読まなければおかしい。私がおかしいのか。
鍼灸医学大系 語句の解
*新校正には「按ずるに甲乙經には多寒少熱に作る」とある。何れが正しいかは臨床の追試を待ちて決定すべき問題であろう。依って今は本文に従うこととする。
中国語、英語は語彙が少ない。
今の支那共産党憲法の言語の75%は日本製だと宮脇淳子(さん)はいう。『高山正之が米国・支那・韓国・朝日を斬る』56ページ
英語もガサツな言語で、よそからの借り物で成り立つから情感はない。嘘だと思うなら「ぬくもり」「夕立」とかを英訳させてみるがいい。同244ページ
繰り返します。石平さんは日本語の「優しい」を「漢語で表現できなかった」「その情感を漢語では伝えられなかった」と書いている。同242ページ
渋いは英語はガサツな言語 例えば支那語。この言語には動詞も形容詞もないへ
至=シ。イタる。とどく。及ぶ。行きつく。到着。ゆきわたる。・・・するようになる。くる。こちらにくる。極点。イタって。きわめて。非常に。この上なく。→夏至(ゲシ)または→冬至。至日。大きい。善(よ)い。あたる。
鍼灸医学大系 語句の解
至るとは或部分に到達することである。してみると、病がどこに到達することか。・・・・・従って瘧の発作の起きた場合にはという意にもとれる。
東洋学術出版社素問【現代語訳】
発作のときは
としている。
善=よく。
嘔=おう。口中に声とともに物が出ること。
<素問脈解篇>「所謂、食すれば則ち嘔する者は、物、盛にして満つ而して上溢す。故に嘔するなり。」
<金匱要略嘔吐噦下利病>「先ず嘔して却って渇する者は、此れ解せんと欲すと為す。先ず渇して却って嘔する者は、水、心下に停すと為す。此れ飲家に属す。」
衰=
鍼灸医学大系 語句の解
痺瘧の病勢が衰退することを意味するものであろう。
東洋学術出版社素問 【現代語訳】
病状は少し落ち着く。
体力が衰えると訳しては誤訳か、吐くと体力は衰えるが。場合により吐くとすっきりする、日本では吐法はあまり使われない。
鍼灸医学大系 語句の解
取之=これは本文に脱文があるものと推定される。王冰、馬蒔、張志聡の註とも公孫穴を取っているが、これは当然本文中に明記されて居るべきものであろう。
鍼灸医学大系、東洋学術出版社素問、漢方用語大辞典、明解漢和辞典
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