La Stampa 25 Agosto 2019
Nazismo, Mattarella e Steinmeier a Fivizzano: vergogna per le stragi, mai più
Il Presidente Sergio Mattarella, con il Presidente della Repubblica Federale tedesca Frank-Walter Steinmeier a Fivizzano durante la cerimonia di commemorazione
25 Agosto 2019
Mattarella伊大統領とSteinmeier独大統領がFivizzanoを訪問。Fivizzanoで起きたナチスの無差別大虐殺を悼み、2度とあってはならないと誓った。(Fivizzanoはトスカーナ最北端の小さな山間の町)
2度とあってはならない。Mattarella伊大統領とSteinmeier独大統領はFivizzanoの広場でそろって誓った。Fivizzanoの町では1944年8月17日から25日の間に周辺の集落で、合計174人の住民がWalter Rederに率いられたファシストの軍隊、16a 隊の Panzergrenadieren SSに所属する兵隊たちの大虐殺の犠牲になった。特にVincaの集落では4日間にわたり、カッラーラやLunigiana 周辺の村出身のイタリア人ファシストたちがドイツ人ファシストたちと一緒に、レイプ、幼児、妊娠中の婦女、老人への暴力を振るいながら大量虐殺を行った。この大虐殺でVincaの住民142人が亡くなった。大虐殺はGragnola、Monzone、 Piandimolinoでも行われ、174人が犠牲となった。ナチストたちはLucca, Massa Carraraで同様の虐殺を続けながらBolognaでも繰り返した。そして血の跡と恐怖を残していった。虐殺はイタリア人とドイツ人が一緒になって行った。「武器を持たない無防備な市民(その中には老人、子供、女性、なかには妊娠中の女性もいた)に対し、彼らは殺戮の狂気を解き放ったのです。そして今日われわれイタリア人とドイツ人が共にここに集まり、犠牲者に対し頭を垂れ、許しを乞うています。殺戮に加わった者たちの消しがたい個人の罪のほかに歴史的、政治的な罪もある。それは「見て見ぬ振りの罪」だ。この悲劇はわれわれすべてに対し重大な責任があることを物語っている。歴史はわれわれに教えてくれます。野蛮の前では、われわれが幾世紀にわたり築いてきた文明は一瞬にして無に帰することを。」とMattarella伊大統領は語る。
Mattarella伊大統領はさらに、「われわれがいまこの地を訪問していることは個人の責任であると同時に私たちすべての責任でもある。2度と繰り返さないと言う言葉は今日でもわれわれにとって重要な言葉だ。若い世代に平和な世界がもたらされ、人々の間の憎しみや嫌悪がなくなり、対話と相互の尊敬の気持ちの価値が優先された社会になることを望んでいる。」 Steinmeier独大統領はドイツ人兵士がもたらした憎しみと復讐の非人道性を認めながら語る。「ドイツ大統領として皆さんの前で、ドイツ人兵士たちが犯したことについて本当に恥ずかしい気持ちだ。皆さんの前で跪き、ドイツ人兵士たちが犯した犯罪の許しを乞います。私たちの犯したことの責任に終わりはありません。」
Steinmeier独大統領は語る。「ドイツでは大戦から月日が経ち、ナチスの犯罪を思い返すことも難しくなってきた。しかし、幸運にもFivizzanoの町が和解と再出発の場所となっているのです。たとえそれが許しと和解が約束されたものでないにしろ、少なくともそうした場所として認識されているのです。」 Mattarella伊大統領もあらためて語る。「歴史の記憶と真実は民主主義の基本です。良心が失われたときに恐るべき悲劇が生まれるのです。」そして、Primo Leviの一節を引き合いに強調する。「これは過去に実際起ったことだ。だから将来また起りうる。われわれの未来は破壊と人々の抑圧と大虐殺の過去に戻ることがあってはならない。こんなことがまた繰り返されるような条件を未然に防ぐことがわれわれの責務だ。」そして2人の大統領は、より結びつきを強くしたヨーロッパの構築のために歴史の記憶が不可欠の役割であることを訴えた。Steinmeier独大統領は語る。「1つのヨーロッパの良い未来のために歴史を共有する文化は重要です。過去を知る者がヨーロッパ共通のより良い未来を作るのです。反対に過去を忘却する者には不寛容と暴力が支配する未来が待っているのです。われわれの統合されたヨーロッパはひとつの約束のうえに成り立っている。それは、決して歯止めのないナショナリズムには陥らないこと、人種差別に陥らないこと、中傷誹謗と暴力を許さないこと。いま、ナショナリズムがヨーロッパ全体を覆うとしているとき、このことを思い起こさなければならない。」 Mattarella伊大統領は最後にこう語った。「ドイツの人々とイタリアの人々は共に、ナチズムとファシズムがもたらした最悪の場所から這い上がり、世界で自由でもっとも大きな地域であるひとつのヨーロッパを作ることに貢献してきたのです。」
https://www.lastampa.it/politica/2019/08/25/news/nazismo-mattarella-e-steinmeier-a-fivizzano-vergogna-per-le-stragi-mai-piu-1.37380382
Nazismo, Mattarella e Steinmeier a Fivizzano: vergogna per le stragi, mai più
Il Presidente Sergio Mattarella, con il Presidente della Repubblica Federale tedesca Frank-Walter Steinmeier a Fivizzano durante la cerimonia di commemorazione
25 Agosto 2019
Mattarella伊大統領とSteinmeier独大統領がFivizzanoを訪問。Fivizzanoで起きたナチスの無差別大虐殺を悼み、2度とあってはならないと誓った。(Fivizzanoはトスカーナ最北端の小さな山間の町)
2度とあってはならない。Mattarella伊大統領とSteinmeier独大統領はFivizzanoの広場でそろって誓った。Fivizzanoの町では1944年8月17日から25日の間に周辺の集落で、合計174人の住民がWalter Rederに率いられたファシストの軍隊、16a 隊の Panzergrenadieren SSに所属する兵隊たちの大虐殺の犠牲になった。特にVincaの集落では4日間にわたり、カッラーラやLunigiana 周辺の村出身のイタリア人ファシストたちがドイツ人ファシストたちと一緒に、レイプ、幼児、妊娠中の婦女、老人への暴力を振るいながら大量虐殺を行った。この大虐殺でVincaの住民142人が亡くなった。大虐殺はGragnola、Monzone、 Piandimolinoでも行われ、174人が犠牲となった。ナチストたちはLucca, Massa Carraraで同様の虐殺を続けながらBolognaでも繰り返した。そして血の跡と恐怖を残していった。虐殺はイタリア人とドイツ人が一緒になって行った。「武器を持たない無防備な市民(その中には老人、子供、女性、なかには妊娠中の女性もいた)に対し、彼らは殺戮の狂気を解き放ったのです。そして今日われわれイタリア人とドイツ人が共にここに集まり、犠牲者に対し頭を垂れ、許しを乞うています。殺戮に加わった者たちの消しがたい個人の罪のほかに歴史的、政治的な罪もある。それは「見て見ぬ振りの罪」だ。この悲劇はわれわれすべてに対し重大な責任があることを物語っている。歴史はわれわれに教えてくれます。野蛮の前では、われわれが幾世紀にわたり築いてきた文明は一瞬にして無に帰することを。」とMattarella伊大統領は語る。
Mattarella伊大統領はさらに、「われわれがいまこの地を訪問していることは個人の責任であると同時に私たちすべての責任でもある。2度と繰り返さないと言う言葉は今日でもわれわれにとって重要な言葉だ。若い世代に平和な世界がもたらされ、人々の間の憎しみや嫌悪がなくなり、対話と相互の尊敬の気持ちの価値が優先された社会になることを望んでいる。」 Steinmeier独大統領はドイツ人兵士がもたらした憎しみと復讐の非人道性を認めながら語る。「ドイツ大統領として皆さんの前で、ドイツ人兵士たちが犯したことについて本当に恥ずかしい気持ちだ。皆さんの前で跪き、ドイツ人兵士たちが犯した犯罪の許しを乞います。私たちの犯したことの責任に終わりはありません。」
Steinmeier独大統領は語る。「ドイツでは大戦から月日が経ち、ナチスの犯罪を思い返すことも難しくなってきた。しかし、幸運にもFivizzanoの町が和解と再出発の場所となっているのです。たとえそれが許しと和解が約束されたものでないにしろ、少なくともそうした場所として認識されているのです。」 Mattarella伊大統領もあらためて語る。「歴史の記憶と真実は民主主義の基本です。良心が失われたときに恐るべき悲劇が生まれるのです。」そして、Primo Leviの一節を引き合いに強調する。「これは過去に実際起ったことだ。だから将来また起りうる。われわれの未来は破壊と人々の抑圧と大虐殺の過去に戻ることがあってはならない。こんなことがまた繰り返されるような条件を未然に防ぐことがわれわれの責務だ。」そして2人の大統領は、より結びつきを強くしたヨーロッパの構築のために歴史の記憶が不可欠の役割であることを訴えた。Steinmeier独大統領は語る。「1つのヨーロッパの良い未来のために歴史を共有する文化は重要です。過去を知る者がヨーロッパ共通のより良い未来を作るのです。反対に過去を忘却する者には不寛容と暴力が支配する未来が待っているのです。われわれの統合されたヨーロッパはひとつの約束のうえに成り立っている。それは、決して歯止めのないナショナリズムには陥らないこと、人種差別に陥らないこと、中傷誹謗と暴力を許さないこと。いま、ナショナリズムがヨーロッパ全体を覆うとしているとき、このことを思い起こさなければならない。」 Mattarella伊大統領は最後にこう語った。「ドイツの人々とイタリアの人々は共に、ナチズムとファシズムがもたらした最悪の場所から這い上がり、世界で自由でもっとも大きな地域であるひとつのヨーロッパを作ることに貢献してきたのです。」
https://www.lastampa.it/politica/2019/08/25/news/nazismo-mattarella-e-steinmeier-a-fivizzano-vergogna-per-le-stragi-mai-piu-1.37380382