The DDL Zan: what it is + why it’s necessary
Fighting for the rights of everyone
Vincenzo D'Angelo
June 7, 2021 - 9:52
Italy’s LGBTQI+ community is once again at the center of the national political debate and continues to fight for the rights of all, without exceptions.
What is a Disegno di Legge (DDL)?
DDLとはイタリア国会提案の法案(手続き)の略。今回議論になっているDDL ZANはLGBTQI+に対する人権に関するもので、2016年5月に同性ユニオンが認められた時から継続している政治課題だ。この間、政府も5回変わり、選挙も何回も行われてきたが、進展がない。
What is the DDL Zan?
DDL ZANのZANとは民主党議員Alessandro Zanのこと。1993年に法制化されたLegge Marino(Marino法)にさらに性的指向、ジェンダーの要素を加えた法案を提案したのが、DDL ZANだ。法案が通れば、LGBTQI+に対する差別があった場合には、加害者は4年以下の懲役または社会的サービスの非適用の罪になる。DDL ZANはすべてのイタリア市民を守ることを目的とした包括的提案ということだ。
Why was it blocked?
DDL ZANは2020年11月の下院で265対193で可決された。しかし、次に続く上院で中道右派グループの抵抗に遭っているのが現状だ。具体的にはFratelli d’ItaliaとLegaだ。特にカトリック団体が反対を支援しており、今回のZANの法案に対し、Marino法で充分人権は保護されているから新たな法律は必要ないという主張だ。また、この法案が通れば表現の自由を侵し、男女というジェンダーの違い自体について否定することになり、学校教育の現場で代理母制度や性的な混乱を招きかねないと主張している。
What do Italians think about it?
この法案についてイタリア人はどう考えているだろう?イタリア人の多くは本法案に肯定的である一方、異性愛者とそうでない指向の市民が同一の権利を持つことに疑問を持ち、公に意見を表明する少なからざる人々がいるのも事実だ。賛成派、反対派の両方が有名人を担ぎ出し、議論が続いている。
(ご参考)
https://www.theflorentine.net/2021/06/07/ddl-zan-italy-why-it-is-necessary/
Fighting for the rights of everyone
Vincenzo D'Angelo
June 7, 2021 - 9:52
Italy’s LGBTQI+ community is once again at the center of the national political debate and continues to fight for the rights of all, without exceptions.
What is a Disegno di Legge (DDL)?
DDLとはイタリア国会提案の法案(手続き)の略。今回議論になっているDDL ZANはLGBTQI+に対する人権に関するもので、2016年5月に同性ユニオンが認められた時から継続している政治課題だ。この間、政府も5回変わり、選挙も何回も行われてきたが、進展がない。
What is the DDL Zan?
DDL ZANのZANとは民主党議員Alessandro Zanのこと。1993年に法制化されたLegge Marino(Marino法)にさらに性的指向、ジェンダーの要素を加えた法案を提案したのが、DDL ZANだ。法案が通れば、LGBTQI+に対する差別があった場合には、加害者は4年以下の懲役または社会的サービスの非適用の罪になる。DDL ZANはすべてのイタリア市民を守ることを目的とした包括的提案ということだ。
Why was it blocked?
DDL ZANは2020年11月の下院で265対193で可決された。しかし、次に続く上院で中道右派グループの抵抗に遭っているのが現状だ。具体的にはFratelli d’ItaliaとLegaだ。特にカトリック団体が反対を支援しており、今回のZANの法案に対し、Marino法で充分人権は保護されているから新たな法律は必要ないという主張だ。また、この法案が通れば表現の自由を侵し、男女というジェンダーの違い自体について否定することになり、学校教育の現場で代理母制度や性的な混乱を招きかねないと主張している。
What do Italians think about it?
この法案についてイタリア人はどう考えているだろう?イタリア人の多くは本法案に肯定的である一方、異性愛者とそうでない指向の市民が同一の権利を持つことに疑問を持ち、公に意見を表明する少なからざる人々がいるのも事実だ。賛成派、反対派の両方が有名人を担ぎ出し、議論が続いている。
(ご参考)
https://www.theflorentine.net/2021/06/07/ddl-zan-italy-why-it-is-necessary/