Corriere della sera 15 set 2021
Nucleare: nuovo impianto in Lombardia? L'ipotesi Mantova. «Ma servono almeno 10 anni»
原発:ロンバルディア州マントバに新たな原発か?「しかし、少なくとも10年はかかるだろう」
La mappa delle ex centrali nucleari in Italia
建設場所は地震の無いところで川がなければならない。川は原発で生じる蒸気の冷却をしなければならないからだ。もちろん、人口密度も低いこと。たとえ実現の計画が最終的に15~20年遅れたとしても、第4世代の原発になるだろう。核分裂に関する研究投資がされている最先端の技術は、核燃料のもっとも利用上の利点に優れたもの、すなわち生み出される電気エネルギー量が同じ条件で、放射性廃棄物が少なく、地下に埋めることが可能で(例えば地下4-500メートルに)ある技術だ。さらに将来はle ventrali a fusione(熱核融合技術?)というゲームチェンジャーの技術が期待される。
まだ詳細な計画は未定なるも、ロンバルディア州の関係筋の話しでは、ポー川に近接するマントバ近郊の地域を検討してようだ。この構想は古くは70年代中頃に当時の工業大臣のCarlo Donat Cattinによって、選択肢の一つとして発表されていたものだ。昨日サルビーニは、Legaは原子力について何のイデオロギー的な偏見は持ってないことを示した。「コストが下がる限りにおいて、ロンバルディア州に原発を作ることに何の問題があるって言うんだ。」 この発言は、2度のイタリア国民投票(チェルノブイリ大災害のあとのイタリア人の原発に対する不信や、2011年の日本を襲った壊滅的な地震に伴う福島原発事故への恐怖)にもかかわらずだ。
ロンバルディア州は常にこの件では関係が深い。現在イタリアに存在する4つの原発のうち、2つがすぐ側にすでに存在しているのだ。すなわち、1つはヴェルチェッリのTrino Vercellese原発、もう一つはピアチェンツァの Caorso原発だ。そのほかにヴェルチェッリにあるサルッジャ核燃サイクル施設や、アレッサンドリアにあるボスコ・マレンゴの核燃料生産のFn施設、ヴァレーゼのIspra-1研究炉も忘れてはならない。パドバ大学のエネルギー技術と経済、及び核施設の教授であるGiuseppe Zollinoは、試験に入るまでに少なくと10年は掛かるだろうと語る。施設の場所選定、すべての許認可の取得、そのうえでまったく新たな建設だからだ。
Zollino教授は著名な研究者だ。かってSoginの社長だった。Soginという会社は、核施設の廃炉と放射性廃棄物の安全な処分を目的とする会社だが、その目的を未だに実現できていない。経営コストの点でイタリアの大きな問題の1つだ。例えば2020年度、そのコストは40億ユーロだった。うち労働コストは25%で、元々3.7%といわれていたのに。また、2003年のバジリカータ州Scanzano Jonicoで起こった反対運動も忘れてはならない。住民たちは国による核廃棄物の保管に対し反対運動を繰り広げたことを。そしてそれは今でも続いている。そのことで、イタリアは何年もEU法の違反手続きが続いている。
イタリアではあえて議論の輪郭をはっきりさせないことで長い承認期間が掛かっているにもかかわらず、Zollinoは事前に選択肢を排除すべきでないと考えている。だがしかし、一基の原発でゼロ・エミッションで年8000時間電気を作ることができるのだ。すなわち、排出ガス削減目標に近づくことが出来る緑のエネルギーなのだ。「実際、原発が作られる国で設備の平均コストを考えた場合、電気生産コストは、例えば8000時間の運用で、1キロワットあたり5~6チェンティズモになると思われる。これは太陽光発電に比し若干高い。しかし、蓄電システムが必要なこの持続可能な技術(太陽光発電)と比較して、原発には継続的な発電が可能であるという利点があるのも事実だ」とZollinoは語る。
(原文)
https://www.corriere.it/economia/consumi/21_settembre_15/nuovo-impianto-servono-almeno-10-anni-vecchia-ipotesi-mantova-cc0779d6-165a-11ec-a86d-66613f8ffd7b.shtml
Nucleare: nuovo impianto in Lombardia? L'ipotesi Mantova. «Ma servono almeno 10 anni»
原発:ロンバルディア州マントバに新たな原発か?「しかし、少なくとも10年はかかるだろう」
La mappa delle ex centrali nucleari in Italia
建設場所は地震の無いところで川がなければならない。川は原発で生じる蒸気の冷却をしなければならないからだ。もちろん、人口密度も低いこと。たとえ実現の計画が最終的に15~20年遅れたとしても、第4世代の原発になるだろう。核分裂に関する研究投資がされている最先端の技術は、核燃料のもっとも利用上の利点に優れたもの、すなわち生み出される電気エネルギー量が同じ条件で、放射性廃棄物が少なく、地下に埋めることが可能で(例えば地下4-500メートルに)ある技術だ。さらに将来はle ventrali a fusione(熱核融合技術?)というゲームチェンジャーの技術が期待される。
まだ詳細な計画は未定なるも、ロンバルディア州の関係筋の話しでは、ポー川に近接するマントバ近郊の地域を検討してようだ。この構想は古くは70年代中頃に当時の工業大臣のCarlo Donat Cattinによって、選択肢の一つとして発表されていたものだ。昨日サルビーニは、Legaは原子力について何のイデオロギー的な偏見は持ってないことを示した。「コストが下がる限りにおいて、ロンバルディア州に原発を作ることに何の問題があるって言うんだ。」 この発言は、2度のイタリア国民投票(チェルノブイリ大災害のあとのイタリア人の原発に対する不信や、2011年の日本を襲った壊滅的な地震に伴う福島原発事故への恐怖)にもかかわらずだ。
ロンバルディア州は常にこの件では関係が深い。現在イタリアに存在する4つの原発のうち、2つがすぐ側にすでに存在しているのだ。すなわち、1つはヴェルチェッリのTrino Vercellese原発、もう一つはピアチェンツァの Caorso原発だ。そのほかにヴェルチェッリにあるサルッジャ核燃サイクル施設や、アレッサンドリアにあるボスコ・マレンゴの核燃料生産のFn施設、ヴァレーゼのIspra-1研究炉も忘れてはならない。パドバ大学のエネルギー技術と経済、及び核施設の教授であるGiuseppe Zollinoは、試験に入るまでに少なくと10年は掛かるだろうと語る。施設の場所選定、すべての許認可の取得、そのうえでまったく新たな建設だからだ。
Zollino教授は著名な研究者だ。かってSoginの社長だった。Soginという会社は、核施設の廃炉と放射性廃棄物の安全な処分を目的とする会社だが、その目的を未だに実現できていない。経営コストの点でイタリアの大きな問題の1つだ。例えば2020年度、そのコストは40億ユーロだった。うち労働コストは25%で、元々3.7%といわれていたのに。また、2003年のバジリカータ州Scanzano Jonicoで起こった反対運動も忘れてはならない。住民たちは国による核廃棄物の保管に対し反対運動を繰り広げたことを。そしてそれは今でも続いている。そのことで、イタリアは何年もEU法の違反手続きが続いている。
イタリアではあえて議論の輪郭をはっきりさせないことで長い承認期間が掛かっているにもかかわらず、Zollinoは事前に選択肢を排除すべきでないと考えている。だがしかし、一基の原発でゼロ・エミッションで年8000時間電気を作ることができるのだ。すなわち、排出ガス削減目標に近づくことが出来る緑のエネルギーなのだ。「実際、原発が作られる国で設備の平均コストを考えた場合、電気生産コストは、例えば8000時間の運用で、1キロワットあたり5~6チェンティズモになると思われる。これは太陽光発電に比し若干高い。しかし、蓄電システムが必要なこの持続可能な技術(太陽光発電)と比較して、原発には継続的な発電が可能であるという利点があるのも事実だ」とZollinoは語る。
(原文)
https://www.corriere.it/economia/consumi/21_settembre_15/nuovo-impianto-servono-almeno-10-anni-vecchia-ipotesi-mantova-cc0779d6-165a-11ec-a86d-66613f8ffd7b.shtml