拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

エルギン・マーブル(ロンドン/UK)

2008-03-28 | 旅フォト(UK)

ギリシア・パルテノン神殿のファサードを飾っていた大理石のレリーフ「エルギン・マーブル」です。


大英博物館の多くのコレクションの中でも、屈指の人気コーナーではありますが、約200年前、大英帝国のトルコ大使(当時ギリシャはオスマントルコ勢力下にあった)のエルギン伯爵が、このレリーフがどうしてもほしくなり、泥棒同然にギリシャから無理やりイギリスに持ち帰ったという、いわくつきのコレクションでもあります。


エルギン・マーブルはギリシャへの返還運動が現在も続いていますが、このコレクションや、パリのコンコルド広場のオベリスクにしても、これだけ移動手段や情報・技術交流が発展して、飛躍的に世界が小さくなった現代においては、本来あるべき場所に戻してあげて欲しいと、個人的には思ってしまいます。

大英博物館のエジプトコレクション(ロンドン/UK)

2008-03-28 | 旅フォト(UK)

BC3400年の男性の遺体やミイラ、ラムセス2世像といったエジプトコレクションは、ロゼッタストーン、ギリシャのエルギンマーブルと並ぶ大英博物館の人気展示コーナーの1つです。

紀元前の遺体やミイラはすごく迫力があり、各国の皆様はパチパチと写真をとっていましたが、どうしても亡くなった方の写真をとったり、見世物にしたりするのに抵抗を感じてしまいます。

これは日本人的感覚なんでしょうか。

大英博物館(ロンドン/UK)

2008-03-28 | 旅フォト(UK)

引き続き先週末のロンドンでの写真をアップします。

本日は大英博物館です。

実は10数年ぶり?の大英博物館訪問でした。


世界三大ミュージアムの1つ、世界一の博物館という素晴らしい肩書きの反面、その収集品の中には過去の略奪品も多く含まれており、泥棒博物館と揶揄されたりもしています。

天候に恵まれない日などは、どこへ行ってもポンド高を実感するロンドンで、入場無料のこの博物館はとても貴重な存在ではあるんですけどね。。。