拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

海という存在

2009-07-03 | 旅人のひとりごと

夏になりました。

夏と言えば海。日本でも、もう泳げる季節ですね。


夏はもちろんのこと、仕事が忙しくなり疲れが溜まってくると、ああ海が見たいとそんな言葉をつぶやいている自分がいます。

そして海に行くと、そこが初めて見る海、景色であっても、何だか懐かしい場所に帰ってきたような、そんな穏やかな気持ちになります。


子供の頃から海に囲まれて育ったという環境でもなければ、マリンスポーツにも殆どうとい自分がなぜ?と思ったりするのですが、やはり同じように殆ど陸地で海になじみのないドイツの人達も、夏になるとわざわざデンマークに近いドイツ最北部あたりの海まで出かけるそうです。


地球の約半分が海と言われ、今から数十億年前に全ての生命の源になったと言われる海。

やはり遺伝子レベルのどこかで、私達は海を故郷だと感じているのでしょうか。


泳がなくてもただ眺めているだけで、ささくれだった気持ちを癒し、安らぎを与えてくれる海。

ちょっと疲れたら、故郷に立ち寄る感覚で、海を訪れてみるのも良いかもしれません。


※写真:先日訪れたサントリーニ島の海(エーゲ海/ギリシャ)