西暦117年に建築され、アレキサンドリア、ベルガモと並ぶかつての世界三大図書館の一つ、エフェソス(エフェス)のセルシウス(ケルスス)図書館です。
最盛期には12万冊の蔵書を誇っていたと言われていますが、大半は3世紀の火災で焼失し、現在のものは1970年代に修復された高さ11m、幅17mの図書館正面入口のファザードだけが建っています。
しかしそのファザードの石柱は見事な美しさで、古代世界七不思議の1つにも数えられたアルテミス神殿が消失してしまった今、かつて使徒パウロが伝道の為に滞在し、晩年の使徒ヨハネや聖母マリアが住んだと言われる、エペソの地(エフェソス/エフェス)を代表する遺跡となっています。